木造十一面観音菩薩立像(西方寺) 1躯
2019年1月9日
ページ番号:34018
木造十一面観音菩薩立像
もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう
分野/部門
有形文化財/美術工芸品[彫刻]
所有者
宗教法人 西方寺(さいほうじ)
所在地
大阪市住吉区遠里小野5
紹介
法量:像高 105.3cm
木心を体内に込める一木造像で境内観音堂の本尊である。
通規の像容を示す十一面観音像で、痩身の像である。腰の位置は高い。
わずかに体をひねり右足を踏み出す動きのある表現や、八角形の天冠台や素朴さを感じさせる彫技に特色が見られる。左は肩先から別材を寄せるが、右は手先まで根幹材から彫出し、内刳り(うちぐり)はなく、古様な構造を示す。
衣文(えもん)の彫り口は浅く穏やかである。神木などの特別な材を用いた垂迹像(すいじゃくぞう)の可能性もある。
制作年代は平安時代後期から鎌倉時代と考えられる。
伝来の経過は不明だが、17世紀後半には既に西方寺にまつられていた。
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