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木造毘沙門天立像(極楽寺) 1躯

2019年1月9日

ページ番号:34021

木造毘沙門天立像

もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう

分野/部門

有形文化財/美術工芸品[彫刻]

所有者

宗教法人 極楽寺

所在地

大阪市住吉区遠里小野5

紹介

法量:像高 85.4cm

木造毘沙門天立像(極楽寺)の写真

 極楽寺の本尊像で、着甲し、右手で戟(げき)を執り、左手で宝塔を掲げる毘沙門天像である。
 現状は古色を示す。頭部は一材から成り、右側頭部の上部から左斜め下に向けて左右に割り矧(は)ぐ。天冠台は根幹材と共木で彫出する彫眼像(ちょうがんぞう)である。一木像特有の堂々とした量感を示す。
 制作年代は平安時代後期と考えられる。体部には差首で接合する。体部は寄木造で、17世紀後半の修復により補われたもので、頭部とは時代が異なる。
 江戸時代の地誌『摂津名所図会大成』によれば、遠里小野にあった古寺榎津寺(えなつでら)の旧仏と伝える像である。

用語解説

彫眼(ちょうがん) 木彫像において、眼を彫り出してあらわしたものを彫眼と呼び、これに対し、眼の内部をくり抜き眼球状の水晶を嵌め込んだものを玉眼という

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