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平成22年第22回教育委員会会議

2022年9月1日

ページ番号:104447

平成22年第22回教育委員会会議

第22回教育委員会会議録

 

1 日時 平成22年11月9日(火曜日)午前10時~午前11時25分

 

2 場所 大阪市役所本庁舎地下1階 第8共通会議室

 

3 出席者

池田 知隆  委員長

佐藤友美子  委員

勝井 映子  委員

矢野 裕俊  委員

長谷川惠一  委員

 

永井 哲郎  教育長

中尾 寛志  教育次長

岡田 俊樹  総務部長

荻野 哲男  教務部長

山條 哲男  教職員資質向上担当部長

三宅  卓  生涯学習部長

吉田 豊治  指導部長

大東 正則  教育事業監理担当部長

小畠  稔  学校経営管理センター所長

濱﨑 正行  学事担当課長

平田 仁美  総務部担当係長

藤巻 幸嗣  教職員人事担当課長

三田村珠央  教職員人事担当課長代理

宇野新之祐  教務部担当係長

中野下豪紀  教務部担当係長

柴田 俊次  中学校教育担当課長

福山 英利  指導部主任指導主事

島田 保彦  特別支援教育担当課長

小川 芳和  総務担当課長

川本 祥生  総務担当課長代理

松浦 令   総務部担当係長

 

4 次第

(1)池田委員長より開会を宣告

(2)池田委員長より会議録署名者に勝井委員を指名

(3)議題

議案第145号 大阪市立学校分校の設置及び廃止について

議案第146号 委員長の選挙について

議案第147号 委員長職務代理者の指定について

議案第148号 職員の人事について

議案第149号 職員の人事について

報告第 24 号 市会文教経済委員会(平成22年9月~10月開会)の報告について

なお、議案第145号については教育委員会会議規則第6条第1項第5号に該当することにより、議案第148号及び議案第149号については教育委員会会議規則第6条第1項第2号に該当することにより、採決の結果、委員全員異議なく会議は非公開とされた。

 

(4)議事要旨

報告第24号「市会文教経済委員会(平成22年9月~10月開会)の報告について

」を上程

小川総務担当課長から平成22年9月及び10月に開催された市会文教経済員会での議題案件及び質疑の内容について説明。

質疑の概要は以下のとおりである。

矢野委員「金子議員の施設一体型小中一貫校の質疑で職員室が一つになるとあるが、これはプランとして決まっていることなのか。」

小川課長「まだ正式に決まってはいないが、学校現場からは一つにした方が小中一貫した教育が進めやすいという声がある。」

長谷川委員「同じく金子議員の小中一貫教育の質疑について、教育的な観点から「生きる力」と表現するときには人生の目標をすべての基本に据えるべきである。一貫性・系統性ということが述べられているが、現状ではキャリア教育がなかなか根付いていない実態がある。小中一貫教育においては、私はキャリア教育が非常に重要であると考えている。小学校からキャリア教育を行い、小中連携してキャリア教育に取り組むことを言葉として盛り込めばいいのではないかと考える。生きる力の3つの要素を取り上げる中で人生の目標をはっきりさせることは重要だと思う。中教審でもキャリア教育が取り上げられており、ドイツでもマイスター制があり、小学校から目的を明確にしていって、最終的に職業教育につながり、非常に機能している。キャリア教育が大阪の特色である実学と結びつくので、一貫性・系統性の中にキャリア教育を入れていけば大阪らしさがでるのではないか。」

吉田部長「これまで中高で進路指導というとどこの学校に進学するかという出口指導が中心だった。小中をつなぐことで一体的なキャリア教育の芽が出る可能性がある。ただ、現時点でそこまでは射程に入っているとは言いにくい状況である。大きく見ると小中一貫したキャリア教育は重要だと思う。」

長谷川委員「ミッションを明確にした方が現場の教員に伝わりやすい。一貫性・系統性という言葉だけで表現すると伝わりにくい。人生の目的という言葉を使う過程の中でこういう流れにしていくとミッションが明確になるのでわかりやすくなると思う。すぐにとは言わないのでぜひとも検討してもらいたい。」

吉田部長「小学校でも近所の商店街などでキッズマートなどに取り組んでいる。できるところから始めていきたい。」

矢野委員「教育課程特例校の申請はしないと答弁にあるが、研究開発指定校の申請はしないのか。せっかく施設一体型小中一貫校を作るのだから、もう少し自由な教育課程編成ができる余地を残す必要があるのではないか。特区や研究開発指定校を視野に入れるようにしてもらいたい。他都市の状況も研究しながらよりよいあり方を模索し、新しい取組にチャレンジしてほしい。」

吉田部長「すべての学校で小中一貫した教育に取り組むことを予定している。施設一体型での成果を広げていくことから始めるよう考えている。」

矢野委員「ある程度のフリーハンドは持っておいたほうがいい。やる気が制度の壁によって削がれるのはもったいない。」

吉田部長「スタートとして全部の小中学校で小中一貫教育を行っていくことにしている。年数が経ちある程度小中一貫した教育の形ができていけばそういうことがあってもいいかと思うが。」

矢野委員「研究開発指定校などの制度にもっと積極的に取り組んでいってほしい。」

採決の結果、委員全員異議なく承認。

 

議案第146号「委員長の選挙について」及び議案第147号「委員長職務代理者の指定について」を一括して上程。

委員長及び委員長職務代理者の任期が11月13日で切れることに伴い、委員長の選挙を指名推薦方式で行うこととし、池田委員長から委員長に佐藤委員を、委員長職務代理者に勝井委員を推薦する旨の提案があった。

採決の結果、委員全員異議なく、動議のとおり可決。

 

議案第145号「大阪市立学校分校の設置及び廃止について」を上程。

濱崎学事担当課長からの説明要旨は以下のとおりである。

児童自立支援施設である阿武山学園に対し、児童福祉法の改正により公教育導入が求められていること、及び、阿武山学園の目的である自立支援を図る面からも、公教育を導入することにより、入所児童に一定の水準の教育を保障することが求められていること、などのため阿武山学園内に分校を設置し、阿武山学園において公教育を導入することとする。

また、福島小学校及び下福島中学校分校について、厚生年金病院内に設置されていたが、在籍数が0名である状況が続き、今後も状況は変わらないことが見込まれるため、光陽特別支援学校の訪問教育により引き続き対応を行うこととし、分校については廃止する。

質疑の概要は以下のとおりである。

佐藤委員「福島小学校分校について、在籍数が0名である期間が続いているとのことだが、その間も教員は配置されていたのか。」

濱崎課長「教員は配置されていた。」

佐藤委員「教育委員会としてその状況に対して主体的に対応しようとしなかったのか。」

濱崎課長「学級認定及び教職員の配置に権限がある府教委と協議のうえ、分校を廃止して訪問教育に変更することとなった。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第148号「職員の人事について」を上程。

藤巻教職員人事担当課長からの説明要旨は以下のとおりである。

特別支援学校の教員について、勤務する学校の同窓会の会費から金員を着服し、遊興費に費消したことにより、懲戒処分として免職するものである。また、当時の同校校長について、これらの事実を知りながら黙認し、教育委員会事務局への報告を怠ったことにより、懲戒処分として減給10分の1 3月の処分を課すものである。

質疑の概要は以下のとおりである。

矢野委員「同窓会費の会計については教員の本来業務ではないが、教育委員会としてどのように取り扱うこととしているのか。」

中野下係長「同窓会については、通常は同窓会の事務局の人が管理するものであるが、当該校は学校が管理することとなっている。支出が年に1、2回程度しかないため、会計担当者に任せきりになっていた。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第149号「職員の人事について」を上程。

藤巻教職員人事担当課長からの説明要旨は以下のとおりである。

高等学校の事務長について、事務指導監察に際して、通勤手当の事後確認資料のうち、定期券の写しの資料を捏造して提出し、虚偽の報告を行ったことにより、懲戒処分として減給10分の1 1月の処分を課すものである。

質疑の概要は以下のとおりである。

佐藤委員「通勤手当の事後確認資料を適正に保管しなかった事務職員に対しては何の処分もないのか。当該職員が適正に処理していなかったことが原因ではないのか。」

宇野係長「不適切な事務処理ではあるが、通常であれば事務指導を行うことにより改善を促すという措置になる。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

(5)池田委員長より閉会を宣告

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