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第14号 「児童虐待防止に向けて~家庭でのコミュニケーションを見つめ直す~」               児童虐待防止協会 川本典子

2019年3月20日

ページ番号:157585

「この子は、どうして私の言うことを聞いてくれないんだろう?」


「この子は、どうして私の言うことを聞いてくれないんだろう?」。
自分の思いえがく子ども像(子育て)とのギャップに、怒れば怒るほど、いらいらして行き詰ったように感じる。
そんな時、あなたはだれに相談しますか?
だれにぐちをこばしますか?                   
あなたの夫?妻?親?友だち?
ちゃんと話せていますか?ちゃんと聴いてもらえていますか?

ご夫婦で、こんな会話になったことはありませんか?
休日の前夜・・・
「明日、仕事に出ることになった・・・」
「ええ!?あしたは、家族で出かける約束だったでしょ?ほんとに仕事?
なんでできもしない約束するの?信じられへん!!
(この人は、どうして私の言うことに耳を傾けてくれないんだろう?)
この前も、あの時も、あなたはそうだった・・・」
「うるさい!仕事や、文句言うな!」
(なんで関係ない以前のことまで持ち出すのか、しかたないことなのに)

こうしたやりとりの結果、やり場のない気持ちで子どもにあたってしまったことはありませんか。
反対に全部自分で飲み込んで、我慢して、子どもに・・・ということもあるかもしれませんね。

子育ての中でこんな場面はありませんか?

また、子育ての中でこんな場面はありませんか?       

ある日の公園で・・・

「うわーん、ころんでひざが痛い!」

「もう、どこ!どうもない!これくらいのことでいちいち泣かない!しつこい!」(どうしてこの子はいつもメソメソするんだろう、もっとたくましくなってほしいのに)

 

「〇〇ちゃんとケンカした~」(泣)

「なんで?あんた、またなんかよけいなこと言ったのと違う?仲良くしないといけないっていつも言ってるのに!」(なんで、友だちと仲良く遊べないんだろう、優しい子に育ってほしいのに)

 

どうしたら人は、人とうまく関係(コミュニケーション)をとり、おだやかに子育てができるのでしょうか。

○○が、~してくれない、言うことを聞いてくれない

そう思うと、その人への苛立ちやいかりやもどかしさが湧いてきます。

少し自分の対応や視点をずらしてみませんか?

 

子どもがあなたに何かを訴えてくるとき、子どもはその時々の気持ちを受け止めてほしいと願っています。

ころんで痛かった、傷を見てびっくりした、

けんかしてくやしかった、腹が立った、仲良く遊びたかったのにうまくいかなかった・・・・

うまく表現できない自分の気持ちを、あなたが想像しながら言葉にしたり、時には何も言わなくても抱きしめたり、寄り添ったりするだけで、子どもは自分の気持ちを自分で受け止めながらおさめてゆくことができます。


ひと呼吸おいてみませんか?

そんなにうまくいかない・・・あなたにも気持ちがありますよね。   

ひと呼吸おいてみませんか?

そして、相手も自分も傷つけず、遠慮も迎合もせず、攻撃的でもない伝え方を考えませんか?

たとえば、先の夫婦の会話のように、「あなたはどうして~なの?」ではなく

「私は、いっしょ~できなくて残念だ」「私はみんなで~できたら嬉しい」、そんな自分の気持ちを伝えてみたらどうでしょう。

それから一緒にじゃあこれからどうしたら良いかを考えませんか?夕飯は一緒にしよう、次の機会に何をしようなど。

 

そう簡単にはいかない・・・

それなら楽しい気持ちやうれしい気持ちを伝えるところから始めませんか?

子どもが初めて歩いたこと、初めてしゃべったこと、思わす吹き出したおもしろい言葉、

ほほえましい場面、共有したい相手はいませんか?

ここちよいところから、語り合うことができるかもしれません。

 

「私は人としゃべるのはやっぱり苦手」「私を受け止めてくれる人なんていない」

やっぱりうまくいかないと感じるときも・・・あきらめないで。

身近な人の他にも、電話相談や地域の子育て相談など、その一言を受け止める子育て支援がきっとあるはず。


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