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【第17号】思春期の子どもの心理2 ~思春期の子どもの心の深層~  六甲カウンセリング研究所 所長 井上 敏明

2019年3月20日

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思春期の子どもの心の深層

中学生の男の子が、作りました川柳に、“暑いのは分かるけども、もう一枚着てほしい、僕だって男だから”といった切実な歌がありました。

ママやパパできれいな親を信じていた時代が、次の疑い深いとでもいって過言ではない時をむかえるのです。分かりやすく表現しますと、愛想のない子どもに変身?するのです。

何となく距離を置くといいますか、男の子でしたら、まず一緒にあるいたりしません。但し父親もいて、外食などだと食べ盛りですから、やはり食欲に負けます。息子さんが二人以上ですと御飯の減りが早いですから、なるべく御飯だけは多い目に炊いておいてほしいのです。女の子はどうなんでしょうか。こっそり母親の化粧品を手にとり、鏡を前に頻りと目元や口元などが人から見られてどうなのか、点検?し始めます。思春期とは性の目覚めの時なのです。娘だと初潮が、息子ですと精通現象、いわゆる夢精です。

予期しないでいた体の変化が、それも性的な事柄で人には言えない恥ずかしさを伴う心と体の激変に遭遇して、戸惑うわけです。自分のことで精一杯、愛想の無さはそこからくるのです。

これまでの親子は純粋な言わば愛の結晶的暗黙の幸福感で結ばれてましたが、性の目覚めに添ってあれこれ知識を入れるに従い、愛でない性の結晶だったのかと気付くと、何とも不純な、ときに親がイヤらしく見えてきますから、息子は母親の中の女性を見るのを嫌がり、娘はこれまでの可愛さを捨てて、汚い、臭いなど言い出し父を避けるわけです。

それでいて外に出ると家の中とは逆転、ことさら友達や仲間に群れ、親を省みなくなるぶん友達優先の言動となり、親の方が子どもに気を遣うようになり、こっそりわが子の変化に付いていけなくて、息子や娘の友達から様子を聞き出そうとしますから、余計離れてしまうのです。


親自身の思春期体験と重ねて

これらの変化は成長の始まりですから、ああそうか、それで私も母親の姿に嫌悪感を抱いていたのかとか、父親だとそうかそれであの時親に反抗的だったのか、と昔の我が思春期体験と重ねてわが子の成長に思いを寄せてくださいますと、やはりわが子です。可愛くみえてくるものです。親バカ心理が一番の子育てのエネルギーになると肯定的に見守る親であってほしいものです。



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