木造地蔵菩薩立像 1躯(如願寺)
2019年1月9日
ページ番号:207593
木造地蔵菩薩立像
もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう
有形指定文化財
美術工芸品[彫刻]
所有者
宗教法人 如願寺(にょがんじ)
所在地
大阪市平野区喜連
紹介
法量 : 像高 91.2cm
如願寺は喜連に所在する真言宗寺院であり、寺に伝来した大永7年(1527)の縁起を、江戸時代中頃に写した記録によれば、聖徳太子の創建、弘法大師が再興と伝える。髪際相と白毫相は現状ではあらわさず、腹前には裙の結び紐をあらわす。寄木造だが体部の根幹はほぼ一木造である。細く切れ長の眼、ふくよかで小振りの口唇、丸みを帯びた頬、穏やかな面相を示す。浅い彫り口の上品な衣文には作者の優れた彫技がうかがえる。なで肩だが堂々とした体躯で、体奥はさほど深くない。白土下地の彩色が良く残る。
全体に定朝様の特色を顕著に示す像で、平安時代後期、12世紀の製作と考えられる貴重な像である。
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
教育委員会事務局 総務部 文化財保護課
電話: 06-6208-9166 ファックス: 06-6201-5759
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)