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喜連東遺跡中世墳墓関連資料 118点

2019年1月9日

ページ番号:212958

喜連東遺跡中世墳墓関連資料

きれひがしいせきちゅうせいふんぼかんれんしりょう

指定有形文化財

考古資料

所有者

大阪市(教育委員会事務局)

所在地

大阪市平野区喜連東3(出土地)

紹介

喜連東遺跡中世墳墓関連史料

 喜連東遺跡において平安時代後期から室町時代にかけての墳墓等の遺構群が調査され、瓦が大量に出土した。これらは出土状況から瓦葺の建物をもつ墳墓堂の可能性がある。墳墓堂は葬られた人や祖先を祀るための施設で、全国的にも類例が少なく、中世の葬制や集落の構造等を考えるうえで貴重な資料である。本資料はこの遺構群で出土した遺物で、瓦では軒丸瓦や軒平瓦、鬼瓦があり、陶磁器・土器類、石製の五輪塔や板碑片等を含む。瓦は文様や製作技法等から平安時代末から室町時代にかけてのものである。四天王寺や平安京の法勝寺等で出土した瓦と同笵・同文のものが含まれており、墳墓を営んだ人々が有力者であったことが推測できるなど、当地域の性格を考える上でも貴重な資料である。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 教育委員会事務局総務部文化財保護課

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)

電話:06-6208-9166

ファックス:06-6201-5759

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