庚申堂の庚申塔群 一括(20基)
2019年1月9日
ページ番号:212983
庚申堂の庚申塔群
こうしんどうのこうしんとうぐん
指定民俗文化財
有形民俗文化財
所有者
宗教法人 四天王寺
所在地
大阪市天王寺区堀越町
紹介
中国の三尸説や神仏習合思想の影響を受け、庚申の日に夜通し体内から三尸が出ないように庚申待ちを行う庚申信仰は全国各所に伝わる。四天王寺の庚申堂は、全国に伝来する種々の庚申縁起で、庚申信仰の端緒、諸国庚申の本寺とされており、江戸時代には新たに庚申を勧請し庚申堂を起こすにあたっては、四天王寺の許可が必要であった。境内には講組織などが結縁し、庚申の本尊青面金剛や三猿をあらわして奉納した庚申塔が20基残る。寛文10年(1670)から平成2年(1990)まで継続して奉納されたもので、大坂では希有の事例である。諸国庚申の本寺に対する信仰が人々の間に連綿と生きていることを示す貴重な民俗文化財である。
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