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【第32号】「「親力」向上してみませんか?~コーチングというコミュニケーションを学ぶ~」一般社団法人日本青少年育成協会理事 小山 英樹

2019年3月20日

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子どもってどんな生き物?


 目の前に一匹のネコが現れたとしましょう。Aさんは「愛らしい動物だなぁ」と見て、Bさんは「悪さをする動物だ」と見ます。二人のネコへの関わり方はまったく異なったものになるでしょう。たとえばAさんは「おいでおいで」をし、Bさんは「シッシッ」と追い払う…。相手への関わり方というのは、相手をどういう存在だと見るか、その見方によって決まるものなのです。さぁ、皆さんはお子さんをどういう存在だと見ていらっしゃるでしょう。

 コーチングは、子どもを「育とうとする生き物だ」-そんなふうに見るところから始まります。子どもは本来、大きくなりたい、強くなりたい、賢くなりたい、やさしくなりたい、できるようになりたい、知りたい、人の役に立ちたい…そんな成長意欲のカタマリです。育つことが大好きです。育つために必要なものをちゃんと持っています。お子さんのことをそんなふうに見てみましょう。

邪魔するもの


 「うちの子はゲームばっかりして、やる気の無い子だ」「うちの子は何度言ってもいたずらばかりして、聞き分けの無い子だ」…子どものことをそんなふうに見てしまうこともありますね。でも、間違いなく子どもは「育とうとする生き物」なんです。じゃあどうして育とうとする行動が見えないのでしょう。そう、「邪魔するもの」があるからなのです。育とうと上を向くはずの成長の矢印が、「邪魔するもの」のためにぐにゃりと折れ曲がっているのです。

 そう考えると、親の役割が明確になりますね。邪魔するものを一緒に見つけて、一緒に取り除くお手伝いをしてやること。そうすると、成長の矢印はしっかりと上を向きます。
 では、「邪魔するもの」とはいったい何なのでしょう?テレビ、ゲーム、ケータイ…こうした外的要因がまず頭に浮かびますが、重要なのは内的要因、心の中にあるものです。心の奥底には、過去に味わった失敗やそこで体験したマイナスの感情が沈殿しています。これが、前進しよう、チャレンジしようという行動を邪魔するのです。

子どもはイガグリ


 反抗期の子どもたちは、大人の関わりを強固に拒絶します。反抗期でなくても「邪魔するもの」が強大な子どもは、他人の非難や叱責はもとより、励ましやアドバイスさえも拒絶して受け取ろうとしません。まるで全身をイガで武装して内にこもった栗の実のようです。子どもは誰しも、イガグリなのです。
 栗の実が育つには、イガが必要です。イガの中で、お日さまの光を浴び、枝からの栄養を得て栗の実は育っていきます。「なんだ、イガなんか被りやがって!」と、誰かがイガをひんむいたり、イガをハサミで切ったりすると、栗の実は中で腐ってしまいます。子どもたちも同じ。イガを否定せず、イガ丸ごと愛して見守ってやる、愛の光で満たし、承認の栄養を提供し続けましょう。栗の実は、時期が来れば自らイガを割ってコロリと飛び出してきます。子どもも同じ。これが大人になる、つまり「自立する」ということです。

聴くこと・問いかけること・認めること


 子どもたちは将来、社会というフィールドに出て活躍する選手、お父さん・お母さんは素晴らしい選手を育てるコーチです。「聴くこと・問いかけること・認めること」、この3つがコーチの極意。これをマスターすれば、イガの中にいる子どもたちにも、お父さん・お母さんの愛を届け、成長を確実に支援することが可能になります。

 9月30日、10月7日に開催する講座は、そんな「コーチング」を学んでいただく講座です。楽しく学んでいきましょう。悩みも不安も、まるごと抱えてご参加ください。

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