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平成25年第4回教育委員会会議

2022年9月1日

ページ番号:246071

平成25年第4回教育委員会会議

第4回教育委員会会議録

 

1 日時  平成25年1月22日(火曜日)午前9時30分~午前1130

 

2 場所  大阪市役所本庁舎屋上会議室

 

3 出席者

長谷川惠一  委員長

矢野 裕俊  委員長

大森不二雄  委員

 

永井 哲郎  教育長

荻野 哲男  教育次長兼総務部長

浅野 宏子  総務部長

小川 芳和  学校配置計画担当部長

林田  潔  教務部長

小畠  稔  生涯学習部長

山田  昇  連絡調整担当部長

大継 章嘉  指導部長

上林 幸男  教育事業監理担当部長

森本 充博  学校経営管理センター所長

沢田 和夫  教育センター所長

徳岡 信英  学事課長

高井 俊一  教職員人事担当課長

江原 勝弘  教職員人事担当課長代理

武井 宏蔵  教職員人事担当課長代理

栗信雄一郎  教務部担当係長

山東 昌弘  教務部担当係長

橋本 洋祐  教務部担当係長

森  知史  高等学校教育担当課長

長谷川義高  指導部指導主事

藤巻 幸嗣  総務課長

川本 祥生  総務課長代理

松浦 令   総務課担当係長

 

4 次第

(1)矢野委員長より開会を宣告

(2)矢野委員長より会議録署名者に大森委員を指名

(3)議題

議案第7号 職員の人事について

議案第8号 職員の人事について

議案第9号 職員の人事について

議案第10号 職員の人事について

議案第11号 平成25年度大阪市立高等学校入学者選抜方針の変更及び募集学科の変更について

議案第12号 大阪市立高等学校通学区域に関する規則の一部を改正する規則案

議案第13号 大阪市立桜宮高等学校の通学区域に関する規則案

議案第14号 平成25年度大阪市立高等学校入学者選抜要項の変更について

なお、議案第7号から議案第10号については教育委員会会議規則第6条第1項第2号に該当することにより、採決の結果、委員全員異議なく会議は非公開とされた。

 

(4)議事要旨

議案第11号「平成25年度大阪市立高等学校入学者選抜方針の変更及び募集学科の変更について」、議案第12号「大阪市立高等学校通学区域に関する規則の一部を改正する規則案」、議案第13号「大阪市立桜宮高等学校の通学区域に関する規則案」及び議案第14号「平成25年度大阪市立高等学校入学者選抜要項の変更について」を一括して上程。

小川学校配置計画担当部長からの説明要旨は以下のとおりである。

昨日の教育委員会会議での決定を受けて、入学者選抜方針の変更及び募集学科の変更を行う。具体的には、前期入学者選抜において、体育科及びスポーツ健康科学科の募集を停止し、前期選抜の普通科で募集を行う。学力検査及び実技検査等については、体育科及びスポーツ健康科学科において実施を予定していたものと変更はない。この普通科の通学区域は府内全域とし、大阪市立高等学校通学区域に関する規則の改正及び大阪市立桜宮高等学校の通学区域に関する規則の制定を行い、その旨を規定する。さらに、入学者選抜要項を変更し、改革の方向性を含め、今回の変更点を受験生等に周知する

質疑の概要は以下のとおりである。

大森委員「中身についてではなく、募集要項について、2ページの『別添の桜宮高校における改革の方向性で述べた改革の方向性に基づいて』となっているが、『改革の方向性』という言葉が重なるので、『桜宮高校にかかる改革の方向性』をカギカッコでくくればよい。また、次の行の『別添の改革プラン』を『桜宮高校にかかる改革の方向性』の『(3)桜宮高校 改革プラン』と改めるべき。それと、議案第14号の2ページの冒頭3行の説明はわかりにくいので文言を整理してほしい。」

小川部長「わかりやすい文章に改める。」

矢野委員「同じく2ページについて、全日制の課程普通科(大阪市立桜宮高等学校)の二つ目について、カリキュラムは正式には教育課程という言葉を使っていると思うので、カリキュラムという言葉を使う積極的な意義が特段ないなら、教育課程という言葉を使った方がよい。議案第11号から議案第13号は昨日の決定を踏まえた手順であり、議案第14号は昨日の決定を踏まえるとともに中学校3年生及びその保護者が読んで志望学校を決めるという非常に重要なプロセスなので、文言が明確であることが必要であるが、体育科やスポーツ健康科学科を志望してきた生徒やそれを指導してきた中学校の教員にとってわかりにくい。ただ、よくわかるような内容を盛り込めるかというと現時点では難しいと思うので、この議案が可決された際には、現行の体育科やスポーツ健康科学科の教育課程とどこがどの程度違うのかを説明することが非常に重要であると思う。時間がない中でそれを明確にしていくということが必要だと考える。そのことに関わって、それは教育委員会がこうしますというだけの話ではなく、教育課程は各学校が編成するという仕組みになっているので、高等学校との緊密な連携をとりつつ、決められるところまでは決めないといけない。スポーツに特色のあるカリキュラムの具体的な内容、何単位という教育課程表までは間に合わないと思うが、基本的な骨子、アウトライン、コンセプトを明示する責任が教育委員会及び学校にはあると考える。」

大森委員「非常に重要な指摘である。カリキュラムがどうなるのか、今まで2科であった科目がどうなるのかは、受験生にとって非常に重要な要素である。ここでカリキュラムの詳細はさることながら、なぜこういうことをしているのかといえば、暴力行為を追放するということである。この枠に応募する受験生やその保護者には、そういうことを伝える必要がある。提案としては、昨日の教育委員会会議で議案第5号として決定した議案の3ページに『二度とこのような事案が起きないよう、部活動をはじめ全ての教育活動において一切の体罰・暴力行為を排した新しい教育方針のもとに、健全な学校運営を実現できるマネジメントを確立すべく、教育委員会が積極的に支援を行い、在校生や保護者、学校関係者の協力を得て、桜宮高校の新しい伝統を築くための抜本的改革を行う。』という表現がある。これを踏まえて、2つ目の段落に『全ての体罰暴力行為を排した新しい教育方針のもとに、スポーツに特色のあるカリキュラムを策定する』とすればどうか。」

小川部長「普通科は後期にもあり、学校全体で暴力行為を排した教育を行うので、全体にかかる部分に新しい項を起こしたい。」

大森委員「それで異存はない。」

委員長「今回の内容のスポーツに特色のあるカリキュラムということと人間性をこの中に入れようという話があったので、スポーツと人間性という言葉を入れてほしい。ただ、人間性を育むカリキュラムは非常に難しく、それは今後の検討課題だと思うが、人間性という言葉は入れてほしい。」

大森委員「『前記選抜の普通科は豊かな教養と幅広い人間性を最重視し、その基盤の上に、スポーツに特色のある・・・』とすればどうか。」

矢野委員「スポーツに特色のあるカリキュラムを策定する。その基盤として豊かな教養と幅広い人間性という書き方の方が読み手へのメッセージとしてはわかりやすいのではないか。」

教育長「いただいた意見を踏まえて表現を考えさせてもらう。」

大森委員「学校全体にかかわる話と前期選抜にかかわる話を書き分けないといけないという話があったと思うが、それはそうで、その場合、改革の柱は学校全体の改革の話なので、1段落目に記載すべきではないか。」

小川部長「改革の柱を要約したものを1段落目に書けば、3段落目にはこのままの表現に人間性を追加したものでよいのではないかと思う。」

委員長「それでよい。5ページについて、桜宮高校の体育科、健康科学科は中止すると明記した方がいいのではないか。」

小川部長「議案第11号の8ページに前期の普通科では府内全域で募集すること、9ページに体育科とスポーツ健康科学科を募集停止することが書かれており、それを現場に通知するので、わかると考える。」

大森委員「それは生徒や保護者にも伝わるのか。」

小川部長「今回は異例であるので、この部分についても生徒や保護者に周知するようにする。」

大森委員「この時点での入試の変更は非常に大きなことなので、まとまったメッセージを全志願者及びその保護者に伝えることが必要だと思うが、例えば昨日の委員長メッセージなど何らかの文書を志願者や保護者に要項と一緒に配布することが必要ではないか。」

教育長「異例なことであるので、保護者や生徒になぜこうしたのか情報が伝わるように文章を配布したい。」

委員長「カリキュラムがどうなるのかという点で不安に思っていると思うので、カリキュラムの方向性は示してあげた方がいいのではないか。」

大森委員「いつまでにこれを配布するのか。」

小川部長「方針が決まったらその日のうちにでも中学校現場には連絡してほしいと中学校長会から要望されている。できたら今日もしくは明日ぐらいには各中学校に関係書類を送れるよう考えている。」

大森委員「教育委員会会議の議案はこれで議決するとして、添付されるものとしてメッセージとカリキュラムの概要を早急に作ってもらいたい。メールで送ってもらい、明日にでも確定したい。」

小川部長「そのように進めさせてもらう。」

委員長「進路指導はカリキュラムなしにはできないので、詳細なカリキュラムについては早急につめてもらいたい。」

小川部長「まずは第一弾として各学校へ周知し、カリキュラムの詳細は第二弾の情報として取り組みたい。」

大森委員「スポーツ関係の測定などの科目は、受験生にとって重要な情報だと思うので、そういう科目は普通科になってもカリキュラムの中に入るということが教育課程上は可能だと思う。そういう科目は残した方がいいと考える。それは新しい教育方針に齟齬をきたす内容ではないと思う。」

教育長「出せるものは本日中に出していきたい。桜宮高校は施設面で充実しており、普通科で入ってきた生徒がそのハードのメリットを受けられる課程にしていきたい。」

大森委員「それを伝えるのは早い方がよい。」

採決の結果、委員全員異議なく、修正案どおり可決。

 

議案第7号「職員の人事について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

特別支援学校の事務職員について、PTA会計及び周年事業会計にかかる会計事務を担当していたところ、約170万円を横領するなどの不適正な会計事務処理を行ったことにより、懲戒処分として免職するものである。

質疑の概要は以下のとおりである。

大森委員「処分者への処分については意見はないが、監督責任について、会計事務にかかわることについて教頭には責任はないのか。」

栗信係長「本件事案にかかわっては教頭はまったく会計に携わっていない。」

大森委員「学校ではなくPTAという組織の中での役割ということか。」

栗信係長「そうである。」

大森委員「通常校長はこういう会計について実際チェックしているのか。できていないとすれば、とてもそれだけの余裕がないのか、できるがやっていないだけなのか。教頭や事務に任せている学校が多いのではないのか。実態はどのように把握しているのか。」

林田部長「公金のチェックについては学校長が出入金のチェックをするということが職務とされているのでやらなければならないし、できるものである。マニュアル通りにできているかについて、経営管理センターで監査にまわっているが、今後も徹底していきたい。PTA会計についても同様である。」

大森委員「公金は校長が直接担当しているのか。建前論として校長がチェックしているのはわかっているが、本当にやっているのか。」

森本所長「決裁としてはんこを押している。」

大森委員「本当にチェックできるのか。」

上林部長「白紙の領収書で偽造されると見抜くのは困難である。ただ、職務としてチェックしなければならない。」

大森委員「通常の職務能力をもった校長でできないとすれば対策をしなければならない。」

上林部長「悪意を持ったものを見抜くのは難しい。」

大継部長「会計処理はかなり厳重に行われている。2重にチェックしており、財務会計システムで毎月通帳とあわせて残高を確認することとなっている。ただ、こういう物品をいくつ買ったとか、一つ一つ目視して確認することは実質的に困難。」

沼守次長「いかに事務職員を管理監督するかである。日常の業務の中で校長が部下を指揮できていればできることである。」

大森委員「白紙の領収書は学校経営管理センターであれば見ぬけるのか。」

森本所長「書類が整っていれば見ぬくのは難しい。校長が日々会計を確認していれば、事務職員も不正はしにくくなるので、日々の業務をきちんとしてもらっていれば発生は防げると思う。」

大森委員「システムとして今のシステムを改善すべき点はないのかという点でひっかかる。」

委員長「ICT校務システムに入れることはできないのか。」

上林部長「公金外現金なので入れられない。今はPTA会計は学校で行うのではなく、PTA側で扱ってもらうようにしていっている。」

委員長「現場は受けざるを得ない状況があるという声がある。公金外だからといって本当に学校とは全く関係ないものであるとすることができるのか。」

矢野委員「実態として教頭が会計を担っている現状はある。」

教育長「PTAなので、教員も構成員であり、絶対にしてはいけないということではない。」

大森委員「PTAが社会教育団体だというのは感覚として無理があるような気がする。先生も構成員ではあるが、実際感覚としては保護者会に近い感覚があり、独立した団体でそこで会計をしてもいいのかという気がしている。会計等を保護者にしてほしいとなると、ますますPTA役員のなり手がなくなるのではないか。」

委員長「コミュニティスクールを作っていくときに大きな課題となる。コミュニティスクールが標語みたいになりかねない。PTAのなり手がない実態がありながら、コミュニティスクールを作っていこうとしている。私は日本的なコミュニティスクールを作ればいいと考えている。PTAはコミュニティの大きな一員であるので、これは大きな問題である。ここを解決することで、日本的コミュニティスクールができると思う。」

大森委員「学校協議会ができていけば、PTAの役割はどうなるのか。保護者会にしてお金の扱いをやめるということはできないか。公金の管理チェックシステム、人的な仕組みの問題について改善できないかを一度事務局で検証してもらいたい。それとPTAのあり方についても検証してもらいたい。それを協議会で報告してもらいたい。」

委員長「本当にコミュニティスクールにしていくには、どこかで議論する機会を作ってもらいたい。学校協議会が今後どのように発展していくのか、方向性を我々として持っておかなければならない。どこかで時間を持ってもらいたい。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第8号「職員の人事について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

学校経営管理センターの事務職員について、現金自動預け払い機の紙幣投入口に忘れられていた現金1万円を持ち去った後に費消したことにより、懲戒処分として停職10日を科すものである。

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第9号「職員の人事について」を上程。

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

※説明要旨及び質疑概要については職員基本条例第30条第5項の規定により非公表

 

議案第10号「職員の人事について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

中学校長の休職に伴い、指導部総括指導主事の北野 泰宏を春日出中学校長に任命し、小学校教頭の長期療養に伴い、教育センター指導主事の庄司 量士を南恩加島小学校教頭に任命し、小学校教頭の休職に伴い、滝川小学校教諭の菊井 威を大淀小学校教頭に任命する。

質疑の概要は以下のとおりである。

委員長「精神疾患で休職になる事案はどのくらいか。」

橋本係長「校長については今年度は初めてであり、教頭はこれまでに3件ある。」

委員長「傾向はあるか。」

橋本係長「学校の関係のこともあれば家庭の関係もあるので、一概には言えない。」

矢野委員「一般の教員も含めて、大阪の教員は精神疾患になる率は高かった。」

林田部長「大都市圏は高い傾向はあるが、その中でも大阪市は特に高かった。都会のストレスや学校の課題などがあると思うが、原因については明確になっていない。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

(5)長谷川委員長より閉会を宣告

 

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