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平成25年第28回教育委員会会議

2022年9月1日

ページ番号:246099

平成25年第28回教育委員会会議

28回教育委員会会議録

 

1 日時  平成25年8月20日(火曜日)午前9時30分~午前1055

 

2 場所  大阪市役所本庁舎地下1階第11共通会議室

 

3 出席者

長谷川惠一  委員長

高尾 元久  委員長職務代理者

大森不二雄  委員

林  園美  委員

 

永井 哲郎  教育長

荻野 哲男  教育次長

沼守 誠也  教育次長

浅野 宏子  総務部長

小川 芳和  学校配置計画担当部長

林田  潔  教務部長

森本 充博  生涯学習部長

大継 章嘉  指導部長

三木 信夫  学校経営管理センター所長

沢田 和夫  教育センター所長

長谷川耕三  総務課担当係長

高井 俊一  教職員人事担当課長

江原 勝弘  教職員人事担当課長代理

橋本 洋祐  教務部担当係長

濱﨑 正行  生涯学習担当課長

松村 智志  生涯学習担当課長代理

藤巻 幸嗣  総務課長

松浦 令   総務課担当係長

 

4 次第

(1)長谷川委員長より開会を宣告

(2)長谷川委員長より会議録署名者に高尾委員を指名

(3)議題

議案第157号 校長公募第一次選考結果について

議案第158号 職員の人事について

議案第159号 職員の人事について

議案第160号 大阪市社会教育委員の解嘱及び委嘱について

議案第161号 職員の人事について

なお、議案第157号については教育委員会会議規則第6条第1項第5号に該当することにより、議案第158号、議案第159号及び議案第161号については教育委員会会議規則第6条第1項第2号に該当することにより、採決の結果、委員全員異議なく会議は非公開とされた。

 

(4)議事要旨

議案第160号「大阪市社会教育委員の解嘱及び委嘱について」を上程。

森本生涯学習部長からの説明要旨は以下のとおりである。

大阪市PTA協議会の役員改選に伴い、佐竹義久氏が大阪市PTA協議会会長を退任したため、平成25年8月20日付けをもって、社会教育委員を解嘱し、その後任委員として、現大阪市PTA協議会会長である笹川正明氏を平成25年8月21日付をもって、社会教育委員を委嘱する。任期は前任者の残任期間とする。

質疑の概要は以下のとおりである。

大森委員「大阪市PTA協議会の前任の会長の任期はいつからいつまでだったのか。」

森本部長「前任の任期は、24年7月26日から26年7月25日である。」

大森委員「PTA協議会は何年ごとに改選されるのか。」

森本部長「毎年改選がされている。再任も可能である。」

大森委員「佐竹氏は何年会長を務めたのか。」

森本部長「3年間会長を務めた。」

採決の結果、委員全員異議なく、承認。

 

議案第157号「校長公募第一次選考結果について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

校長公募にかかる第一次選考を書類選考により行った。レポートは外部委託し、総合人材サービス企業が本市の採点基準に従って採点するとともに、外部申込者は採点後の書類を教育委員が全件審査して合否を判定し、内部申込者は学校長及び教育委員会事務局が平素の勤務状況を評価し、レポート評価と合わせて合否を判定した。その結果、合格者は、外部申込者については143人中101人、内部申込者については367人中157人となった。合否通知については8月23日に発送予定である。

質疑の概要は以下のとおりである。

大森委員「レポ-ト点は低いが合格になり、レポート点は高いが不合格になっている例があるが、私としては業者の採点を見た上できちんと判断している。他の委員も同様だと思うので問題はないと考える。合否の分布が委員ごとに大きく異なっているが、事務局から示された目安はどういったものだったか。」

橋本係長「レポートを綴じたもの1冊について10名から15名を不合格とすることを目安としてお示しした。」

大森委員「評価者の観点から見てばらつきがあるのは仕方がないが、他の委員の皆さんは事務局の目安を参考にしながらも判断されたのか。」

委員長「私は目安を頭に置きながら審査した。私は企業の評価者の採点の視点とずいぶん違うと思ったが、私の考えで採点した。」

高尾委員「私は業者の評価者が採点したことを全く無視してレポートや申込書を読んで判断し、その上で、自分の判断と概ね水準とされている10名から15名に収まるかどうかを確認した。そして、食い違いのあるところについては自分の考えで間違いがないのかどうか事後的にチェックした。そういった形で評価したところ、何も修正なく目安の範囲内でおさまった。4分の3ぐらいは業者と同様の評価になったが、4分の1は異なったので、再度自分の目で点検して、根拠があるかどうかを確認して最終的に評価を行った。」

林委員「2冊いただいたが、若干偏りがあったものの、4分の1から5分の2ぐらい外部評価の方と違う評価があり、自分の評価を優先して審査した。」

大森委員「業者の評価なので仕方がないと思うが、内容について、例えば「改革マインド」について詳細なニュアンスがわからないままに採点した人が含まれていると思う。日本語的にレポートとしてちゃんとできているかどうかについては業者としてきちんと採点できていたと思うが、やはり内容の本当のところはわからないだろうというのが印象だった。したがって、業者の点数と審査結果はかなり異なるという結果になっている。レポート点が低くても面接で見てみたいと思う人、改革のスタンス、経歴、志望の動機も含めて見てみたいと思う人は業者の点数が低くても合格とし、一方で業者の点数が高くても、内容がありきたりなものについては、ほかの要素を考慮した上で判断している。委員間でも合否の結果が結構くいちがっていると感じた。外部の合格者で2人の委員が両者とも合格とした人が75名しかいなくて、一方が不合格、一方が合格とした人が44人とのことだが、これはある意味やむを得ない。評価者によって評価が異なるのはやむを得ないことであると考える。一人でも合格とした人を残すやり方は、私は合理性があると考えている。2人とも不合格とした人を落とすという今回のやり方はよかったのではないかと考える。また、レポートを3つも課したおかげで、140名しか応募者がいなかったものの、自分がレポートを読んだ限りでは、現在の公募校長と遜色がない人が多くいるのではないかという印象を持った。書類段階での感想だが、それなりのクオリティの応募者を確保できているのではないかと感じた。」

高尾委員「内部応募者について、学校長評価と教務部評価はどのようなものを評価の対象としたのか。」

林田部長「学校長評価は、学校長から学校長にふさわしいかという観点で日頃の勤務ぶりを評価してもらっている。学校長評価は教務部評価より若干甘めであると感じている。教務部評価は日常的に学校長から聞いている教頭としての勤務ぶりや、指導部や教務部で接触している際の対応ぶり、それと評価育成システムでの評価を加味して評価している。」

教育長「教務部評価は相対評価である。」

高尾委員「学校長評価はどんな項目で評価するのか。」

橋本係長「内申書という形で学校長から校長公募のために5段階で評価してもらっている。」

大森委員「なぜ勤務評定とは別にしているのか。」

橋本係長「校長として適格かということと教頭として優秀かは必ずしも一致しないと考えており、今回は校長としてふさわしいかという観点でつけてもらっている。

高尾委員「校長として適格かという判断要素としてはどのようなものが挙げられているのか。例えば今の校長に対する適切な助言の回数等といったものか。」

橋本係長「改めてお示しする。」

高尾委員「教務部はどのように情報を収集しているのか。」

林田部長「学校長からの聞いている部分と、前任校での勤務ぶりや教員時代の勤務ぶりをなどを加味している。」

高尾委員「校長の資質を見るには絶対評価の方がふさわしいと思うが。」

教育長「学校長は絶対評価、教務部は相対評価という形でやっている。」

林田部長「学校長評価は高止まりしがちであり、濃淡をつけなければならないので、教務部は相対評価としている。」

大森委員「逆に学校長評価が低く、教務部評価が高い人がいるが、なぜこういうことが生じるのか。」

高井課長「我々の観点からすれば、本来校長評価も高い評価であがってくるはずなのだが、結果として低い評価で出てきている。校長から見て何かしら評価を下げることがあるのだと思う。」

高尾委員「レポート点が非常に高く、学校長の評価も高いのに、教務部の評価が非常に低い人がいるが、どういうところを教務部は評価しているのか。」

高井課長「教務部評価は相対評価としており、Aを1割、Bを2割、Cを4割、Dを2割、Eを1割として割り振っている。」

大森委員「教務部評価は誰が判断しているのか。」

橋本係長「最終評価は教務部長だが、管理主事や担当係長、課長代理等が案を作成している。」

大森委員「業者のレポート評価と教務部評価の相関関係はどのようなものか。」

教育長「あくまで外部の採点なので、それほどの相関関係はない。これは先ほどの外部申込者と同様である。レポート点が高い者で不合格になっている者がいるが、問題ないと考えている。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第158号「職員の人事について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

小学校教頭の休職に伴い、指導部指導主事の吉次 憲保を福小学校教頭に任命する。

質疑の概要は以下のとおりである。

大森委員「休職の原因に学校は関係あるのか。」

林田部長「学校長との間でうまくいっていなかったということも一因としてある。」

大森委員「学校長のハラスメントと言えるようなものはなかったのか。」

高井課長「厳しい校長なので、当たりがきつい面はあったかもしれないが、理由もなく厳しく指導するというようなことはなかった。当該教頭は今年度に発令した新任の教頭であった。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第159号「職員の人事について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

病気休職中の歌島小学校教頭の奥田 恭介の病状が回復したため復職させ、教育センター指導主事に任命する。

質疑の概要は以下のとおりである。

大森委員「復帰先は学校ではなくて教育センターなのはなぜか。」

教育長「年度途中であるので、教育センターで当該職員の状況を見ながら次の復帰先を検討する。」

大森委員「教育センターではどのような仕事をするのか。」

沢田所長「基本研修の企画を行うことが主となる。教育センターはこの間3名が転出しているので、その分のサブ的な事務仕事から始めてもらおうと思っている。」

高尾委員「当該職員も新任だと思うが、先ほどのケースと共通点はあったのか。」

林田部長「若いという共通点はある。」

大森委員「いつから休職したのか。」

橋本係長「5月の29日から休職に入っている。」

大森委員「教頭になるまでは心身の状況についての情報はなかったのか。」

橋本係長「なかった。」

大森委員「今般大丈夫と判断したということか。」

橋本係長「非常に順調に回復している。」

大森委員「現在当該学校は教頭はいない状況か。」

教育長「休職の際に教頭を入れている。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第161号「職員の人事について」を上程。

浅野総務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

学事課長の佐々木繁義を総務部参事に任命するとともに、企画担当課長の飯田明子を学事課長に任命し、企画担当課長を人事・効率化担当課長の山野敏和に兼務させる発令を行う。

質疑の概要は以下のとおりである。

大森委員「事務局職員の人事なので人事権者は教育委員会にあると考えてよいのか。」

教育長「形式上はそうである。」

浅野部長「市長の総合調整権の下にあるので、完全に独立しているわけではない。」

大森委員「教育委員会の議決と市長の決裁の関係は法的にどうなるのか。」

教育長「教育委員会事務局の人事であるが、人事室が市長まで決裁をとる。任命権者としては委員長名で発令を行うが、実質上人事室が全市的な人事異動を行っている。」

大森委員「現実としてそのような異動をしているのは全国的に同じだというのはわかっているが、決裁等の手続きにおいて大阪市独自のものなのか、それとも全国的に同じか。」

教育長「行政職として採用している自治体であれば同じだと思う。本来であれば行政委員会事務局は独自で職員を採用して人事を行えばいいのだが、それだけのボリュームがないので、市長部局、知事部局の人事担当が全体を見渡しているという形は全国的に変わりはない。」

大森委員「教育委員会だけで行政職を採用しているわけではなく、それが望ましいわけでもないということであれば、ある意味必然だと思うが、法的には人事権があるということで、調整する必要はあるとしても、実態として人事権も移っている。現実は法律通りの建前とは違うことになっている。法律上、教育委員会が人事権を行使する責任を負っている。次の定期異動に向けて提起したいと考えているが、一定のレベルの管理職以上の異動に関しては、市長部局から示されたものを追認するのではなく、教育改革に取り組む意欲や能力を面接などで確認するなどしたいと思っている。そうしないと責任を持った人事はできない。責任があるのに、これで決めてくださいと示されるのはおかしい。次の定期異動に向けて議論したい。山野課長は兼務で本当に大丈夫なのか。」

教育長「人事室と協議して早期に人を配置してもらうよう働きかけを続ける。」

荻野次長「この時点での補充が難しいというのが人事室の話だった。ただ、兼務による負担が大きいので、それは解消していく方向で話をしている。」

大森委員「山野課長は実質的にどのような分担になるのか。」

荻野次長「人事・効率化担当課長は教育委員会のあり方検討会議があるのでそれをメインにやって、後は企画担当の業務を重点的になると思う。ただ、それに伴う事務作業は両課長代理に補ってもらう。」

浅野部長「重点的なものを課長が担い、定例的なものを課長代理に任せる。」

大森委員「現時点では教育委員会のあり方検討会議が重要案件としてあるということか。」

浅野部長「それと府市統合の件もある。」

大森委員「結構大変だと思う。」

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

(5)長谷川委員長より閉会を宣告

 

 

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