平成25年第39回教育委員会会議
2024年7月10日
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第39回教育委員会会議録
1 日時 平成25年11月19日(火曜日) 午前11時00分~午前11時20分
2 場所 大阪市役所本庁舎屋上会議室
3 出席者
大森不二雄 委員長
林 園美 委員長職務代理者
長谷川惠一 委員
高尾 元久 委員
永井 哲郎 教育長
荻野 哲男 教育次長
沼守 誠也 教育次長
浅野 宏子 総務部長
小川 芳和 学校配置計画担当部長
林田 潔 教務部長
大継 章嘉 指導部長
飯田 明子 学事課長
脇谷 慎也 学事課担当係長
川本 祥生 高等学校教育担当課長
塩見 暢明 指導部総括指導主事
北村 宏貴 指導部指導主事
藤巻 幸嗣 総務課長
松浦 令 総務課担当係長
ほか係員1名
4 次第
(1)大森委員長より開会を宣告
(2)大森委員長より会議録署名者に林委員を指名
(3)議題
議案第205号 大阪市立高等学校学則の一部を改正する規則案
なお、議案第205号については教育委員会会議規則第6条第1項第5号に該当することにより、採決の結果、委員全員異議なく会議は非公開とされた。
(4)議事要旨
議案第205号「大阪市立高等学校学則の一部を改正する規則案」を上程。
小川学校配置計画担当部長からの説明要旨は以下のとおりである。
東商業高等学校、市岡商業高等学校及び天王寺商業高等学校の廃止に伴い、当該3校に係る規定の削除を行うとともに、大阪ビジネスフロンティア高等学校の収容定員を変更する。また、「プレイヤーズ・ファースト」の精神を基調とするスポーツを通じて、生徒一人ひとりが自らの人間力を高めることはもとより、すべての人々が健康で豊かに生きる社会の実現に貢献できる人材の育成を目指し、桜宮高等学校に人間スポーツ科学科を新設する。さらに、在学中に進路変更を希望する生徒に対して、許可を校長が行う旨を規定する。
質疑の概要は以下のとおりである。
委員長「桜宮高校の前期普通科に一旦入った生徒の転科について、原則として本人の意思を尊重して希望があれば認めるということでよいか。」
大継部長「入学説明会においても新たな学科の設置についてあらかじめアナウンスしており、設置されれば新学科に転科を進めたいと伝えている。前期普通科の保護者に対しては12月1日に保護者説明会を行い、新学科の内容及び新学科への転科について説明する予定としている。」
委員長「全員が転科するようなイメージで考えていたが、できればそういう方向でという感じか。」
大継部長「学校としては新学科について丁寧に説明し、多くの方に賛同いただき、転科してもらい、できれば全員が転科してもらえるようにしてまいりたい。」
委員長「普通科の方がよいと考える生徒、保護者がいる場合は学校として認めることになるのか。」
大継部長「そういうことになる。」
委員長「その場合学校運営上の不都合はないのか。」
大継部長「教育課程編成上、難しくはなってくるが、これはあくまでも保護者の同意の下で進めていくものであり、前期普通科に残るということになれば、それへの対応を進めてまいりたい。」
林委員「対象者は前期普通科を受検した人だけか。」
大継部長「そうである。受検をしていただく際に説明しているので、対象者は前期普通科の生徒のみである。」
教育長「前期普通科のみ新学科に転科することを前提に実技試験を受けてもらっている。」
委員長「後期普通科を受検した生徒は希望しても認められないということか。」
教育長「そうである。」
高尾委員「基本的には理解をいただいて全員新しい学科に転科してもらいたいと考えている。そうでない場合、授業の科目として人間スポーツ科学科で実施されているもの、あるいは普通科で実施されているものを受講することで、本来の前期普通科の目的を遂げることは可能なのか。それとも2、3人残った場合にその者のためだけの授業をしなければならないのか。」
大継部長「学級としてどういう編制をしていくのかという問題があるが、学級が確定してから検討してまいりたい。」
委員長「専門学科ではないので学級は分けなければいけないのか。」
大継部長「どういう形がいいのか今後検討していく。」
委員長「学級を分けなければいけないとしても、実質的な授業単位は人間スポーツ科学科の生徒と一緒に受けるということでないと、カリキュラム編成上困難ではないのか。」
大継部長「少人数で学級を編制するのは現実的ではないので、できる限り今の形が続くよう努めたい。全員同意がもらえるよう目指したい。」
委員長「ビジネスフロンティア高校について、今年度入試で初めて入学定員を満たさなかったとのことだが、これは一時的なものなのか。」
川本課長「高校入試が変更され、普通科が前期でも受検できるようになったのでそのあおりを受けていることと、初めて入試をした一昨年度が非常に倍率が高かったので敬遠されたきらいがあると思っている。倍率を含めて検証してまいりたい。」
委員長「通常は前年の応募者が多いと反動があると思う。応募者が減った翌年は増えたり、多かった翌年は減るということがある。」
川本課長「1.71倍もあったため、敬遠されたということがあると思う。また、普通科が前期でも受検できたことで、どうしても高校入試では進学先を早く決めてしまいたいという心理が働くことがあり、前年度倍率が高かった大阪ビジネスフロンティア高校で勝負をかけてもらうという形にならなかったのかと思う。」
林委員「前期が定員割れした状態で後期も募集したのか。」
川本課長「専門学科は前期のみとなっている。」
委員長「それは府が決めていることか。」
川本課長「そうである。」
林委員「後で補充できる制度が必要である。」
川本課長「二次選抜は実施している。」
委員長「受検生の心理からするとできるだけ早く決めたいと考えるので、二次選抜までいくと人気が下がる。府に対してそういう問題提起をした方がよいのではないか。かつては普通科は後期しかやっていなかったので専門学科は前期だけでよかったが、普通科が前期もやるようになったため、新しい入試制度で専門学科が不利益を被らないように言うべきではないか。その点は府教委はどう言っているのか。」
川本課長「保護者の要望を受けて普通科を2回受検できるようにしたのだと思う。府の方も専門学科があおりを受けているということは理解していると思う。」
委員長「専門学科にとってそれがいいのかということは議論、検討しなければならない。」
川本課長「受検生も普通科志向があり、同一日にぶつけると普通科に流れてしまう。一方で大阪市として専門学科の特長等をアピールしていることはしているのだが。」
委員長「大阪に限らず全国的に見ても専門学科の方が就職実績がいい。そのあたりは保護者にちゃんと伝わっているのか。」
川本課長「そのあたりは説明会等で周知しているが、昨年は普通科志向が出てしまったと考えている。」
林委員「高校卒業者の採用人数が減っているということが保護者の意識としてあるのではないか。そうではなくて、これだけの就職実績があるというアピールは必要ではないか。」
川本課長「専門学校だけでなく大学にも進学しており、そのあたりもフォローしているというアピールも必要かと思う。」
委員長「高卒の求人は10年、20年単位で劇的に減少しているが、実業高校で就職に困っているかというとそうではない。」
川本課長「本市は就職率については非常に高い率である。」
採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。
(5)大森委員長より閉会を宣告
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