梵鐘 1口(真宗大谷派難波別院)
2019年1月9日
ページ番号:270513
梵鐘
ぼんしょう
指定有形文化財
美術工芸品[工芸]
所有者
宗教法人 真宗大谷派難波別院(しんしゅうおおたにはなんばべついん)
所在地
大阪市中央区久太郎町
紹介

総高192.2cm、最大径109.3cm
真宗大谷派の難波別院は「南御堂」の通称で知られる。天正19年(1591)に天満本願寺が京都に移転した後、文禄元年(1592)には11世門主顕如が没し、教如が12世門主となった。しかし秀吉の命により、翌年准如が門主を継職したため、教如は門主職を退いた。教如は、秀吉の没した慶長3年(1598)8月に難波別院の寺地を得て堂宇(どうう)を建立するが、東本願寺の「寺院明細帳」によれば、これに先立ち渡辺の地の道修町1丁目に大谷本願寺を建立した。一説には文禄4年(1595)のことという。
この梵鐘は銘記から、文禄5年(1596)6月に大谷本願寺の梵鐘として我孫子鋳物師である藤原家次が鋳造したもので、難波別院建立に先立つ渡辺の大谷本願寺の梵鐘と考えられる。
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