佐賀藩大坂蔵屋敷関係史料　一括(13点)

2019年1月9日

ページ番号：270514

佐賀藩大坂蔵屋敷関係史料

さがはんおおさかくらやしきかんけいしりょう

指定有形文化財

　歴史資料

所有者

　日本生命保険相互会社（にほんせいめいほけんそうごがいしゃ）

所在地

　大阪市中央区今橋

紹介

　佐賀藩(鍋島藩)大坂蔵屋敷に関連する史料である。貞享5年(1688)の蔵屋敷の所在する天満十一丁目の水帳絵図をはじめ、元禄5年(1692)の佐賀藩蔵屋敷指図、享保9年（1724）の火災で蔵屋敷が全焼した後、再建時の姿を記した指図、享保11年(1726)と宝暦3年(1753)の水帳、宝暦7年(1757)の浜納屋地の坪数帳の全13点からなっている。蔵屋敷の指図などを含み、蔵屋敷自体に一括して伝来していたと考えられる史料である。佐賀藩蔵屋敷は船入りを伴い、蔵屋敷の中では格段に大きな規模をもっていた。その屋敷地の実情と、再建前後の時代的な変遷をたどることができる。こうした蔵屋敷の実情をうかがうことのできる史料は限られており、貴重な歴史資料である。日本生命保険相互会社の大阪本社に流入した経過は明らかではない。