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豊臣期金箔押桐文方形飾瓦 1点

2019年1月9日

ページ番号:301424

豊臣期金箔押桐文方形飾瓦

とよとみききんぱくおしきりもんほうけいかざりがわら

分野/部門

有形文化財/考古資料

所有者

大阪市(経済戦略局)

出土地

大阪市中央区森ノ宮中央 出土

所在地

大阪市中央区大手前(大阪歴史博物館)

紹介

豊臣期金箔押桐文方形飾瓦の写真

 方形板状の瓦の表面に五七桐文を表した金箔押飾瓦である。昭和46年(1971)に行われた大阪市立労働会館の改築工事に伴う発掘調査において出土した。縦18㎝、横19㎝で、幅1.0~1.5㎝の周縁の内側に桐文を配置し、その間の平坦な部分に4箇所の釘孔(くぎあな)がある。1箇所の欠損もなく完形で、金箔の残り具合も大阪市内の出土資料ではもっとも良い。
 桐文は、菊文とともに天皇から豊臣秀吉に下賜された。その後、秀吉は他の大名がこれらの文を使用するのを制限する一方で、主として秀吉恩顧の大名に下賜した結果、大坂城下だけでなく全国の諸城郭で桐文の瓦は用いられた。軒丸瓦や軒平瓦も多く、そのなかには金箔押瓦も含まれるが、本資料は出土例の少ない方形の飾瓦であり、全形や金箔の状態からも同文瓦の代表例として挙げることができる。

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