慶心比丘尼蘇生譚関係史料 一括(8点)
2019年1月9日
ページ番号:301427
慶心比丘尼蘇生譚関係史料
けいしんびくにそせいたんかんけいしりょう
紙本墨書よみがえへりの草紙1巻、紙本彩色長宝寺縁起1巻、紙本墨書逆修講縁起1巻、閻魔王の宝印1個、
青蜘蛛の舎利1基、紙本墨書よみがえへりの草紙抜粋1巻、紙本墨書ゑんま王の御はん并蜘舎利の縁起1巻、紙本墨書閻魔王肉筆の花押1幅
分野
所有者
宗教法人 長宝寺
所在地
紹介

長宝寺は閻魔信仰が盛んなことで知られているが、中世にはすでに厚い信仰の拠点となっていた。長宝寺の慶心という比丘尼が頓死(とんし)し、閻魔王のとりはからいにより3日で蘇生、逆修供養(ぎゃくしゅくよう)の必要を人々に説いた。後に慶心が読経中に、光る青蜘蛛があらわれるという奇瑞があった、という慶心比丘尼蘇生譚を記した、永正10年(1513)の年紀を持つ『よみがへりの草紙』や、元文2年(1737)に制作された絵巻物『長宝寺縁起』などの史料を伝えている。中世から現在に至るまで続く、広く厚い長宝寺の閻魔信仰を物語る史料となっている。
(画像は「紙本彩色長宝寺縁起」)
用語解説
比丘尼(びくに) 仏教における女性の出家修行者。仏教の尼僧
逆修供養(ぎゃくしゅくよう) 生前にあらかじめ死後の菩提を祈願して仏事を修すること
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