長宝寺の閻魔信仰習俗
2019年1月9日
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長宝寺の閻魔信仰習俗
ちょうほうじのえんましんこうしゅうぞく
分野
無形民俗文化財
保持団体
宗教法人 長宝寺
所在地
大阪市平野区平野本町3
紹介

永正10年(1513)の年紀を持つ『よみがへりの草紙』で記される、慶心比丘尼の蘇生譚の舞台となる長宝寺は、中世から現在に至るまで広く信仰を集める閻魔信仰の拠点となっている。毎年5月18日に行われる閻魔王の縁日では、『よみがへりの草紙』に記されている習俗である、参拝者の額に閻魔王の花押を彫りこんだ宝印を授与すること、閻魔王の奇瑞で出現した青蜘蛛の舎利を公開し、結縁することが行われている。
閻魔王の宝印授与は全国的に見ても珍しい。中世の信仰習俗が現代まで継続して行われているという、大阪市内に残る特別な閻魔信仰である。
用語解説
花押(かおう) 署名の代わりに記される手書きの記号・符号
舎利(しゃり) 釈迦(しゃか)の遺骨をさし、仏舎利、仏骨という
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