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平成26年第20回教育委員会会議

2022年9月1日

ページ番号:312301

平成26年第20教育委員会会議

第20回教育委員会会議録

 

1 日時  平成26年7月22日(火曜日) 午前9時30分から午前11時40分

 

2 場所  大阪市役所地下1階第11共通会議室

 

3 出席者

大森不二雄  委員長

林  園美  委員長職務代理者

高尾 元久  委員

帯野久美子  委員

 

山本 晋次  教育長

寳田 啓行  教育次長

沼守 誠也  教育次長

浅野 宏子  総務部長

小川 芳和  学校配置計画担当部長

林田  潔  教務部長

森本 充博  生涯学習部長

大継 章嘉  指導部長

多田 勝哉  教育改革推進担当部長

岡田 和子  学力向上支援担当部長

三木 信夫  学校経営管理センター所長

沢田 和夫  教育センター所長

濱﨑 正行  生涯学習担当課長

稲生 優子  生涯学習部担当係長

坪井 宏曉  初等教育担当課長

小花 浩文  指導部主任指導主事

土井 一弘  指導部指導主事

小坂 元彦  指導部指導主事

松田 淳至  高等学校教育担当課長

塩見 暢朗  指導部総括指導主事

永田 夏穂  指導部指導主事

島田 保彦  特別支援教育担当課長

岩本 由紀  指導部総括指導主事

平岡 昌樹  指導部指導主事

佐藤  文  教職員資質向上担当課長

川楠 政宏  教務部担当係長

忍  康彦  教職員服務・監察担当課長

武井 宏蔵  教職員服務・監察担当課長代理

有上 裕美  教務部担当係長

浦沢 貴行  教務部担当係長

川阪  明  総務課長

松浦  令  総務課長代理

東川 英俊  総務課担当係長

ほか係員2名

 

4 次第

(1)大森委員長より開会を宣告

(2)大森委員長より会議録署名者に帯野委員を指名

(3)議題

議案第139号 大阪市社会教育委員の解嘱及び委嘱について

議案第140号 指導が不適切である教員の認定及びステップアップ研修の決定について

議案第141号 職員の人事について

議案第142号 職員の人事について

報告第9号 平成27年度使用教科用図書採択にかかる答申について

なお、議案第140号から第142号については、会議規則第6条第1項第2号に該当することにより採決の結果、委員全員異議なく会議は非公開とされた。

(4)議事要旨

議案第139号「大阪市社会教育委員の解嘱及委嘱について」を上程。

森本生涯学習部長からの説明要旨は以下のとおりである。

 大阪市社会教育委員の任期満了に伴い、木原俊行氏、立田慶裕氏、長谷部惠一氏、久隆浩氏、平井美代子氏、弘本由香里氏を新たに委嘱し、笹川正明氏については再委嘱する。任期についてはいずれも平成26年7月26日より平成28年7月25日までとする。

 

質疑の概要は以下のとおりである。

【大森委員長】  社会教育委員の当面の主要課題はどういうテーマになりますか。

【森本部長】  大阪市では生涯学習大阪計画というものを策定いたしておりまして、これが来年度で終了いたします。この6月に「これからの生涯学習施策のあり方について」社会教育委員に諮問をさせていただいておりまして、この答申を今年度3月終わりにはお出しいただくというのが、当面の社会教育委員の先生方に求めていくことでございます。

【大森委員長】  そういったことを考慮して新しい後任の方というのは検討された結果でしょうか。

【森本部長】  各団体からご推薦いただいた方については、それぞれの意見をいただけると思っておりますし、学識経験者の方々については、特に生涯学習や社会教育に造詣の深い方、あるいは地域でいろいろな実践を積んでいただいて、大阪市の事情をよくご理解いただいている委員を選出させていただきました。

【大森委員長】 本質的な質問じゃないんですが、体育厚生協会というのは、日本体育協会につながる地域の組織なんでしょうか。

【森本部長】  大阪市の独自なところがございまして、一般的には体育協会というのは陸上競技ですとか各種目の競技団体が加盟する協会ですが、この体育厚生協会といいますのは、各区単位で組織されておりまして、どちらかといえば、地域の住民の方々のスポーツ活動やレクリエーションを支援するような団体とご理解いただいたほうがわかりやすいかなと思います。

【大森委員長】  そうすると、体育協会とは別にあるわけですか、大阪においては。

【森本部長】  はい。

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり承認。

 

報告第9号「平成27年度使用教科用図書の採択に係る答申について」を上程。

大継指導部長及び沢田教育センター所長からの説明要旨は以下のとおりである。

 市立小学校及び市立特別支援学校小学部の教科用図書について、大阪市立義務教育諸学校教科用図書選定委員会の厳正かつ公正な選定を経た答申を踏まえ、教育委員会において採択する。なお、市立中学校及び市立特別支援学校中学部においては、平成25年度と同一の教科書を採択する。

 大阪市立義務教育諸学校教科用図書選定委員会は、教科用図書の調査研究を進めるとともに、全種目全発行者48種類253点(2種6点は見本本の送付がない)について、専門調査会、学校調査会の調査研究の報告とともに、学校協議会委員、保護者、市民からのアンケートによる意見を参考に選定のための審議を進め、公正確保の観点を最重視し答申を行う。

高等学校及び特別支援学校の教科用図書については、大阪市立高等学校及び特別支援学校教科用図書選定調査会要綱に基づき各高等学校及び特別支援学校に設置をされた教科用図書選定調査会の答申を参考にし、教育委員会で採択する。

 大阪市立義務教育諸学校教科用図書選定委員会、高等学校教科用図書選定調査会、特別支援学校教科用図書選定調査会より答申書を提出。

 

【大森委員長】  ただいまそれぞれの選定委員会ならびに選定調査会から答申書をいただきましたので、この際、私のほうから一言皆様に申し上げます。

 これらの答申書は、それぞれの選定委員会及び選定調査会に参加された非常に多くの教職員、保護者の方々及び学識経験者が一つ一つの教科書を調査研究され、厳正に審議された末にでき上がったものであるとご説明いただきました。私ども教育委員といたしましては、これらの答申書を踏まえ、十二分に検討してまいりたいと存じます。そして、8月初旬を目途に教育委員会会議を開催し、採択してまいりたいと存じます。検討するに当たっては、必要に応じて説明を求めることもあろうかと思いますが、ご協力をよろしくお願いします。

 また、私ども教育委員といたしましては、採択に当たっては公正にかつ円滑に検討してまいることが何よりも不可欠であると考えます。つきましては、これらの答申書につきましては、それを公開することで採択の公正さや円滑な執行に支障を来すおそれがありますので、採択事務が全て終了するまでは関係者以外の方には公開できないことをご理解賜りたいと存じます。

 本日は答申の説明をお聞きするにとどめ、質疑については次回の会議において行うことといたします。

少し気になったのが、今日の報告はこの答申書を提出するというのが報告の内容ですね。この議案資料が何かこれ、決定文書という意味ではない、単なる報告に当たっての補足説明ということでよろしいですかね。

 特に高等学校については昨年度において附帯決議を行っておりまして、ところが、その附帯決議のことに全く触れられていないんですね。この資料は、その附帯決議は直接関係ないんですけれども、義務教育のほうにつきましても、いわば同様といいますか、似たような考え方でもってできるだけやっていこうという話し合いはしているんですが、この資料を見ても、大阪市としてどういうやり方をするのかという、そこのところが、特に去年さんざん議論して附帯決議を行ったやり方とか全然うかがえない、形式的な説明に終始していております。

 ですから、今後この中身の議論をして、実際に教科書を見てその採択の決定、次の会議というのはもう採択の決定になるんですかね、次の教育委員会会議の議案というのは。そのときには大阪市におけるやり方というのが附帯決議も含めて資料としてきちんと出てくるように準備をお願いします。大阪市じゃなくても、どこでも同じような内容としか思えない手続論が書いてあるだけなので、昨年の附帯決議はどこへ行ったのかというのが非常に気になったところでございます。

【帯野委員】  昨年度の附帯決議というのを簡単にご説明いただけますか。

【松田課長】  1点目は、複数の選定候補を答申書に記載し、推薦順位や優劣は示さないということで、この答申書のほうでは長所と短所を列記するという点でございます。2点目が、教育委員といたしまして、みずから調査研究を行うという点でございます。3点目が、採択までに十分な時間を担保するということが、大きな3点の項目です。

 

議案第140号「指導が不適切である教員の認定及びステップアップ研修の決定について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

特別支援学校教諭について、指導力向上支援・判定会議の意見を踏まえ、平成26年8月1日から平成26年11月30日までステップアップ研修を実施するものである。

 

質疑の概要は以下のとおりである。

【林委員】「この教員は結構休みもとられていて、行事の準備に出られなかったことがあるようですが、そういうことをしていても同僚の教員から不満や苦情みたいなものは無いのでしょうか。」

【佐藤課長】 「一部の教員は、いいかげんにしてほしいという声を教頭や校長に伝えているようです。」

【林委員】  「当該教員から意見書が出ておりますが、その後、それに基づいて校長と教育委員会の担当者と当該教員で面談をしていると思います。その後、当該教員は自分の至らなさを自覚するようなところはあったのでしょうか。」

【佐藤課長】  「ないです。いまだに、校長に対して言いたいことがあると言っているようですので、その意識は無いように思います。」

【林田教務部長】 「当該教員は、指導を素直に受け入れないという傾向がありまして、校長が一方的だとかコミュニケーション不足であるというようなことを主張しておりますが、当該学校長は教育センターで指導主事経験もあるような、指導のプロで、その指導を受け入れない状況だということです。」

【高尾委員】 「安全性ということに非常にずさんな感覚をお持ちだなというのが一番、ひっかかったところです。特に、安全を確保するというのはまず優先してやらないといけません。その上で授業ということだろうと思います。ほんとうに意識が欠けているなという気がしました。この方が提出した意見書では、基本的に細かくいろいろ反論なさっているのですが、最終的には本質的な部分ではないというふうにひっくり返されて、今の自分を見ていただきたいと、努力するので見ていただきたいというご主張をなさっています。非常に率直に申し上げれば、甘えがあるような印象を受けました。ここのところにちょっと問題があるということで、また今後のご指導でご指摘いただいて、適正にしていただければと思っております。」

【大森委員長】  「この方は大人相手の対人コミュニケーションは一定程度できる人なんですか。管理職ともめているみたいですけども。」

【佐藤課長】 「校長が指導をしなかったというような、校長に責任を転嫁するような表現をしておりまして、同僚の中でも信頼されているということはないと思います。」

【大森委員長】 「今までのケースだと授業力だけじゃなくて、大人も含めてほかの同僚あるいは保護者と会話が成立しないようなタイプの人が多かったかなという気がしますが、この方はそういうタイプではなくて、授業が中心にだめで、特に管理職に刃向かっているというようにと認識しているのですが。」

【佐藤課長】 「1年目、2年目は孤立していたと本人から聞いています。」

【大森委員長】 「授業は、退職校長である指導員だけが見に行ったのですか。」

【佐藤課長】 「指導主事も見に行っています。」

【大森委員長】「結論として、授業は全然だめだということですね。」

【佐藤課長】 「はい。」

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり承認。

 

議案第141号「職員の人事について」を上程。

林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。

中学校教諭について、路上において発見した放置自転車に乗っていたことから占有離脱物横領で罰金10万円の略式命令を受けたことについて、懲戒処分として停職2月を科すものである。

 

質疑の概要は以下のとおりである。

【大森委員長】  同じことをやったんですね。

【林田部長】  そうですね。ただ、いわゆる放置自転車を、鍵がかかっているものを潰してということではなく、放置されている自転車に乗ったということで、前回も同じようなことをしております。

【大森委員長】  前回は警察には捕まっていないんですか。

【有上係長】  前回も書類送検されたのですけれども、不起訴になっております。

【大森委員長】  罰金略式命令も受けてないのですか。

【有上係長】  はい。受けていないです。

【大森委員長】  マイカーとか喫煙が、停職一月でしたっけ。それと比べて、均衡がどうなっているんだろうという。

【林田部長】  喫煙とマイカーはかなり大阪市独自で非常に厳しい状況でございます。市長部局におきましても、いわゆる万引きでありますとか遺失物の横領ということについてはやはり停職1月、2月というのが通例でございます。

【大森委員長】  今回2回目の万引きだったらどうなるんですか。万引きと同じですからね、基準というのは。1回目は停職10日で2回目が停職2月というのは。

【寳田次長】  これは占有離脱物横領でしょう。

【武井代理】  そうですね。

【大森委員長】  はたから見れば同じでしょう。

【武井代理】  物は自転車ですからね。

【大森委員長】  人の自転車を、返すつもりなかったんでしょう。ちょっとそこまで行って、また戻ってきて返すとか、そんなことないですよね。泥棒ですよね。万引きなら厳しいけど、自転車泥棒だったらそんな大した罪じゃないなんていう、そういう感覚って市民の感覚としてあるんですか。万引きだったら、1回目でもう免職ですか。

【武井代理】  万引きでは1回目ではならないです。

【大森委員長】  大阪府の府立高校の校長が。

【武井代理】  あれは校長という立場だからと思われます。

【大森委員長】  校長だから。

【武井代理】  一般的にはならない例があると思います。

【大森委員長】  府じゃなくて、本市で万引きだと過去の事例はわかりますか。1回目、2回目、どういう量定かというのは。

【武井代理】  2回目というのは聞いたことがないです。

【有上係長】  過去の事例を調べましたが、万引きで2回懲戒処分を行ったという件がなかったんですけれども、おおむね金額に応じて処分量定も変えておりまして、金額が少ない場合は停職一月というのが過去事例で何件か。

【大森委員長】  それは1回でしょう。

【有上係長】  はい。2回目という分は見受けられませんでした。

【大森委員長】  1回目として金額が少なければ停職一月ですか。

【有上係長】  はい。

【帯野委員】  後で結構ですので、どういう処分の種類、重さがあるのか教えてください。量定としては減給があるということですね。それから、減給、停職。

【林田部長】  それはちょっとまだご説明を。

【帯野委員】  それに対して大体こういうものが、ある一定程度の処分が適用されるということですね。それと、これはそもそも法律で占有離脱物横領と。

【林田部長】  窃盗ですね。

【帯野委員】  窃盗とは違うものなのですか。

【寳田次長】  刑法上の量刑は全然違うでしょう。人の占有下にある物を盗むのと、放置自転車ですから、所有者が特定されていない物ということ。

【大森委員長】  特定されないけど自分の物じゃないことは明らかでね。

【寳田次長】  それははっきりしています。ですから占有離脱物横領になります。

【大森委員長】  市民感覚的には同じ泥棒だと思うんですよ。スーパーからこうやっていくのと人様の自転車を持っていってしまうのと、人様の自転車を持っていくほうが罪が軽いという感覚はないと思うんですけれど。

【林田部長】  お尋ねは、それは刑事法でこうなのかというご質問かと。ちょっと今、六法はないですけれども、スーパーで盗みとるのと買った方がどこかで落とした物を拾得するのとは、おそらく刑法上の刑罰には落差があるということではないですか。

【大森委員長】  要するに刑法上の罪が問われているケースとか、あるいは本来問われても、警察沙汰になってもおかしくないケースの量定というのが軽いという、何かそういう感覚は否めないですね。今回はこういう泥棒ですけども、ぜひ、全然今日と違う話ですけれども、やはり暴力行為というのは見直さないと、子どもに対する教師による暴力行為というのは今までの量定の基準そのものを見直さないと、やはりどう見たって犯罪ですから。傷害罪かあるいは暴行罪か、どっちかという話の違いであって、それがそもそも警察沙汰にならないということ自体がちょっとおかしいとも思うんですが、それは警察がやる話ですけれどね。そうか、警察に知らせないと警察沙汰にならないのか。だから、学校とか教育委員会の対応の問題になるのかもしれませんけれども、いずれにしてもそういうものが1回なら、けがしてなければ、何か文書訓告で済んでしまう。ちょっとこれに比べてマイカー通勤とか喫煙で停職1月、2回目だったら3月だか忘れましたけれど、ちょっとマイカー通勤や喫煙の話というのは、今、教育委員会として議論しても、あれは市全体の話ですから、それは置いておいて、明らかに犯罪行為で、軽過ぎるほうのものをちょっと考え直さなきゃいけないんじゃないかと。とりあえず問題意識を持っていたのはやはり暴力、それから傷害、これは問題意識を持っていたんですけれども、この泥棒もどうなのかと、このケースを見てちょっと思ったものですからね。これは刑法犯ですよね、略式命令とはいえ。

【有上係長】  はい、そうです。条例上は横領というところで一くくりにされていて、免職、停職処分が量定基準とされているんですけれども、一般の横領とか業務上横領という部分と今回の遺失物等横領とでは明らかに刑法上の刑罰の差がありますので、それが今条例に当てはめれば横領しかないので免職、停職という重い設定になっております。一応、第三者の意見、弁護士の意見としても、停職3月というのは非常に重く、争われるということを言っていましたので、今回は、停職2月ということです。

【大森委員長】  停職3月だったら争われるというのは。

【有上係長】  はい。負ける可能性があると。

【帯野委員】  占有離脱物横領ということは放置自転車だったということですか。

【有上係長】  そうです。

【林田部長】  深夜飲んで帰るときに、最初歩いていたけれども、腹痛を生じトイレに早く行きたかったという理由を言っておりますけれども、駅の近くでかたわらに立てかけたあった放置自転車に乗っていったということで、警官から止められたということでございます。

【帯野委員】  要するにきちんと駐輪場にとめてあったわけではなくて。

【林田部長】  いや、そういうのでは全然ございません。

【帯野委員】  その辺に放置していた自転車ということですね。

【林田部長】  はい。

【大森委員長】  2回、同じことをやっているのでね。これ、2回目という前例が調べたけれどなかったということなんですけれど、要するに停職10日というのが本当に10日でよかったのかということもあるんですけれど、1月だったんじゃないかなという気もしないでもないですけれども、いずれにせよ、2回同じことを繰り返していて停職。直感的には免職ではない、というのは私も思ったんですけれど、ただ、2回目やって2月って軽いなと思ったんですね。ただ、弁護士さんが3月だと負ける確率のほうが高いとおっしゃるのなら、それは専門家の言うことですから、それ以上は私のほうは言いませんけれど。

【林委員】  量定について、やはりある程度の基準を持たれて検討されて出してこられると思うんですけれど、私もちょっと量定の基準がよくわからない部分があるので、先ほど帯野委員が言われていましたけれど、一応ちゃんとその基準を見せていただきたい部分が1点と、前回の量定のときもそうでしたけれども、やはり暴力行為に関しては、私もちょっと軽いのではないかという思いを持っていますので、その辺の見直しも含めて一度話し合ってきちっとやっていきたいのと、

やはりこういうことを決めるときには、私の感覚としては、あらかじめルールを提示した上でそれに対して違反が行われた場合にはこの量定できちんとやりますよということをしたいので、そこのルールづくりを皆さんと一緒に1回やっておきたいという部分があります。

それと、今回の件に関しては、私もちょっと2月はどうかなと思っていたんですけれども、具体的にこれ、2月停職になった場合は明らかに学校を休むという形になりますか。

【林田部長】  それはそうです。退職の意向を申し出ていますので。

【林委員】  そうなんですね。

【林田部長】  発令後、直ちに退職ということです。

【林委員】  わかりました。

【大森委員長】  今、林委員もおっしゃったように、特に暴力については既に問題意識を持っているんですけれども、その他の行為も含めて、泥棒といったもの、あるいはセクハラ関係とかいろいろあると思うんですけれども、そういうものの条例上の別表の基準というのは幅が広いので、現実問題、大量処分をやったときの体罰・暴力行為の教育委員会としての何か細目基準みたいなのがありましたよね。あれが私も林委員も軽いと思っているんですよ、暴力行為については。何であんなことやって口頭注意や文書訓告で済むんだと。だって、世の中に出れば犯罪なんだから。天下の公道で別の大人を殴ったりしたら犯罪であるわけですから、それが何で子ども相手に学校内で殴ったりしたら、1回ならとか、けがしてなければとか、それはちょっとおかしいですよね。そういう問題意識があるので、要は暴力行為に特に関心を持っているけれども、それに限定せず、条例の別表の幅が非常に広い中で、あの内規の中身を議論し直すということをしたいので、先ほどの特別支援学校の教員配置じゃないんですけれども、この件についても協議会で一度きちんと議論したいので、できるだけ速やかに議論に出せるように準備をお願いします。ということでよろしいですかね。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり承認。

 

 議案第142号「職員の人事について」を上程。

林田教務部長の説明要旨は以下のとおりである。

中学校教諭について、18年4月以降、合計で115回、通勤届と異なり認められていない自家用車両による通勤を行ったことについて、懲戒処分として、停職1月を科すものである。

 

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり承認。

 

(5)大森委員長より閉会を宣告

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