平成26年第22回教育委員会会議
2024年7月10日
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平成26年第22回教育委員会会議
第22回教育委員会会議録
1 日時 平成26年7月31日 木曜日 午前9時30分から午前10時35分
2 場所 大阪市役所本庁舎屋上会議室
3 出席者
大森不二雄 委員長
高尾 元久 委員
帯野久美子 委員
山本 晋次 教育長
寳田 啓行 教育次長
沼守 誠也 教育次長
浅野 宏子 総務部長
林田 潔 教務部長
川本 祥生 教職員人事担当課長
忍 康彦 教職員服務・監察担当課長
江原 勝弘 教職員人事担当課長代理
武井 宏蔵 教職員服務・監察担当課長代理
橋本 洋祐 教務部担当係長
原田 公寿 教務部担当係長
中野下豪紀 教務部担当係長
田岡 進 教務部担当係長
芝谷 浩誠 教務部担当係長
川阪 明 総務課長
松浦 令 総務課長代理
東川 英俊 総務課担当係長
ほか係員2名
4 次第
(1)大森委員長より開会を宣告
(2)大森委員長より会議録署名者に高尾委員を指名
(3)議題
議案第148号 職員の人事について
議案第149号 職員の人事について
議案第150号 職員の人事について
議案第151号 職員の人事について
なお、議案第148号から第151号については、会議規則第6条第1項第2号に該当することにより採決の結果、委員全員異議なく会議は非公開とされた。
(4)議事要旨
議案第148号「職員の人事について」を上程。
林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。
小学校の校長について、大阪市立小中学校任期付校長募集に応募の際に虚偽の職歴を記載した受験申込書を提出し、選考合格後に偽造された職歴証明書を提出したこと、及びPTA会計預かり金を学校外に持ち出す不適正な金銭の取り扱いを行い、金銭の提示を命じた職務命令に違反したこと等により、懲戒処分として免職するものである。
質疑の概要は以下のとおりである。
【大森委員長】 3つの非違行為がありますが、1つめの虚偽の職歴に関する非違行為で免職に該当するという説明ということですね。
【林田部長】 はい。
【大森委員長】 それから、2つめの不適正な金銭の取扱いと、3つめの職務命令違反は、減給または戒告というのが職員基本条例の別表の量定というご説明でしたね。
【林田部長】 はい。
【大森委員長】 本事案のような金銭の取扱いでも、別表では減給または戒告ですか。
【林田部長】 私的に流用するということになれば、それが明らかであれば免職相当になってまいりますけれども、そこまでは証明されていないことから、減給という量定で申し上げました。
【大森委員長】 別表はどういう表現で記載されていますか。
【林田部長】 公金の不適正な処理と記載されています。
【大森委員長】 まず、1つ目の虚偽の職歴について、本人の最初の主張では法人を経営していた、後の言い分として休眠会社を譲り受けた旨を言っていたが、所在地の登記を確認したが無いということですね。
【忍課長】 はい。
【大森委員長】 それから、2つ目の虚偽の職歴について、事務局から会社側に確認し、間違いなく会社にいなかったことは、証明されているんですね。
【忍課長】 そう考えております。
【高尾委員】 客観的に見て、こういう事態になったということは、市民の方々、保護者の方、児童生徒さんに深くおわびを申し上げなければいけないと思っています。
また、率直に申し上げて、24年度に実施した採用手続において、やはり致命的な欠陥があったということは、これは明白であろうかというふうに思います。きちんとその辺、是正の努力もしておりますけども、改めてその欠陥について認識しなければいけない。
【大森委員長】 今回だけではなく去年も改善しております。
【高尾委員】 2つ目の職歴の証明書について、明確に偽造されているということでよろしいでしょうか。
【林田部長】 会社側からこのような書式、内容での証明書はあり得ないとの回答を受け、そのように判断いたしております。
【高尾委員】 わかりました。
【帯野委員】 公文書偽造、私文書偽造には当たらないのですか。
【林田部長】 私文書偽造に当たる可能性がございます。告発といったことも警察に相談しているところでございます。
【高尾委員】 よく問題になりますが、この間の給与の返還とか、この前大阪府でしたか、免許なしでなさった教員の方に対しての、返還請求というのがありました。その問題についてはいかがでしょうか。
【林田部長】 給与の返還というのは、これはございません。
【大森委員長】 大阪府の教諭については返還を求めているわけですか。
【高尾委員】 7年間の時効までの返還を求めております。
【大森委員長】 ただ、労働していた事実はあるわけですよね。
【高尾委員】 ありますね。
【大森委員長】 請求できるのですか。
【高尾委員】 認められるかどうかわかりませんけど、府の判断として、府教委としては請求されるということです。
【寳田次長】 おそらく大阪府の主張は、ちょっとまだ把握できておりませんけども、免許があるという虚偽の申請で採用した。もし免許がないようであれば、そもそも採用しなかったので返還という、おそらくそういう主張じゃないかなと想像しております。
ただ、学校長の場合は、教員免許がなくても採用できますので、その間少なくとも1年数カ月の間、雇用して労働しているという判断です。
【大森委員長】 今回は採用の判断が違ってきたということであり、大阪府の教諭のほうはそもそも教諭としての職務を果たす資格がないとうことで、多分法的に違う判断になる可能性があるということですね。ただ給与返還を請求できないだろうと決めてかかるのはまずいと思いますね。
【高尾委員】 その点について、今後きっちりと司法関係の方と詰めをして、請求できるか、不可能かということを決めていただきたいと思います。
【帯野委員】 金銭の不適正な取扱いについてですが、金庫の管理を教育委員会が十分に指導していたか、教育委員会の責任について確認をいただきたいと思います。
【林田部長】 金庫の管理については、校長、教頭、管理職が鍵をそれぞれ持つというのは、これは基本でございますので、その中で管理職である校長がこういった不適正な管理をしたということでございますので、非常に特異な例ではございますけれども、金庫の管理ということについては、これは従前から各学校に徹底もしておりますので、さらにこの件の処分を受けて、学校への再徹底を行っていきたいと思います。
採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。
議案第149号「職員の人事について」を上程。
説明要旨及び質疑概要については職員基本条例第30条第5項の規定により非公表
採決の結果、議案を一部修正のうえ、委員全員異議なく可決。
議案第150号及び151号「職員の人事について」を上程。
林田教務部長からの説明要旨は以下のとおりである。
生野区巽中学校の校長について、一身上の都合により退職を発令するとともに、その後任として、同校副校長の田村敬子を同校校長に任命するものである。
採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。
(5)大森委員長より閉会を宣告
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