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平成28年第15回教育委員会会議

2022年9月1日

ページ番号:363562

平成28年第15回教育委員会会議

日時

平成28年8月9日(火曜日) 午後1時30分~午後2時30 分

場所

大阪市役所本庁舎7階 市会第4委員会室

議題

議題
議案番号案件名議事内容結果
議案第123号市会提出予定案件(その10)【非公開】-原案どおり承認
議案第124号職員の人事について【非公開】-原案どおり承認
議案第125号職員の人事について【非公開】-原案どおり承認
報告第12号平成29年度高等学校使用教科用図書の答申について平成29年度高等学校における使用教科用図書の答申について報告し、答申書を提出した。-

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会議録

第15回教育委員会会議

 

1 日時  平成28年8月9日 火曜日 午後1時30分~午後2時30分

 

2 場所  大阪市役所本庁舎7階 市会第4委員会室

 

3 出席者

山本 晋次  教育長

林  園美  教育長職務代理者

高尾 元久  委員

西村 和雄  委員

帯野久美子  委員

森末 尚孝  委員

 

蕨野 利明  教育次長

大継 章嘉  教育次長

寶田 啓行  阿倍野区担当教育次長

稲嶺 一夫  平野区担当教育次長

玉置 賢司  浪速区担当教育次長

小川 芳和  総務部長

多田 勝哉  教育改革推進担当部長

川阪  明  学校配置計画担当部長

加藤 博之  指導部長

井上 省三  教務部長

 

松田 淳至  高等学校教育担当課長

森口愛太郎  指導部総括指導主事

寺本 圭一  指導部指導主事

田中  斉  浪速区教育担当課長

忍  康彦  学校適正配置担当課長

金田  孝  学事課担当係長

村上 哲也  学事課担当係長

土井 康弘  教職員服務・監察担当課長

栗信雄一郎  教職員服務・監察担当課長代理

有上 裕美  教務部担当係長

田中  敬  教務部担当係長

飯田 明子  総務課長

松浦  令  総務課長代理

東川 英俊  総務課担当係長

ほか係員1名

 

4 次第

(1)山本教育長より開会を宣告

(2)山本教育長より会議録署名者に高尾委員を指名

(3)議題

議案第123号 市会提出予定案件(その10)

議案第124号      職員の人事について

議案第125号      職員の人事について

報告第12号      平成29年度高等学校使用教科用図書の答申について

なお、議案第123号については会議規則第6条第1項第5号に該当することにより、議案第124号及び第125号については会議規則第6条第1項第2号に該当することにより、採決の結果、委員全員異議なく非公開として審議することを決定した。

 

(4)議事要旨

報告第12号「平成29年度使用教科用図書採択に係る答申について」を上程。

加藤指導部長からの説明要旨は次のとおりである。

 本市高等学校で使用する教科用図書については、大阪市立高等学校教科用図書選定調査会要綱に基づき設置された、教科用図書選定調査会の答申を踏まえ、教育委員会で採択を行う。

 このたび各学校の選定調査会が調査、研究を取りまとめ、その選定理由を示すとともに、複数の教科用図書の特徴を答申に加えるなどして、教育委員会に答申するものである。

 

高等学校教科用図書選定委員会の委員長にかわり、松田高等学校教育担当課長から山本教育長に対し、各選定調査会の答申を一括して提出。

 

【山本教育長】  ただいま各高等学校の選定調査会より答申書をいただきまして、私のほうから一言、皆様方に申し上げたいと思います。

 これらの答申書は、それぞれの選定調査会におきまして、一つ一つの教科書を調査、研究いただき、厳正に審議された末にでき上がったものであるとご説明もいただいております。私ども教育委員といたしましては、これらの答申を踏まえまして、十二分に検討してまいりたいと存じます。そして、9月中旬の教育委員会会議をめどに採択方向に運んでまいりたいと考えるところでございます。検討に当たりましては、事務局に説明を求めることもあろうかと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 また、私どもといたしましては、採択に当たり、公正かつ円滑に検討を進めてまいることが何よりも不可欠であると考えております。つきましては、これらの答申書を公開することで採択の公正さや円滑な執行に支障を来すおそれがございますので、採択事務が全て終了するまでは、関係者以外の方には口外できないことにつきまして、ご理解を賜りたいと存じます。

 本日は、答申の経過をお聞きするにとどめ、内容につきましては今後の協議会等の場を活用して、調査、研究を進めてまいりたいと存じます。

 

議案第123号「市会提出予定案件(その10)」を上程。

川阪学校配置計画担当部長からの説明要旨は次のとおりである。

 浪速区の日東小学校を廃止し、日本橋小学校及び恵美小学校の3小学校を統合して、新たに浪速小学校を日本橋中学校との施設一体型小中一貫校として設置するため、条例の一部改正を行うものである。

 

 質疑の概要は次のとおりである。

【川阪部長】 新小学校の校名につきまして、玉置浪速区長よりご説明申し上げます。

【玉置区長】  統合により新設される小学校の校名についてでございますが、この間の地域の説明会の中で学校名につきましては、区長に一任していただきたいというお話を一貫してさせていただいておりました。当初は、日本橋中学校の場所にできる小学校ということで、付属日本橋小学校という名前も考えておりましたが、全国的な例を見ても付属という名前を公立の中学校の下の小学校につけるという例が一例もなく、唯一あるのが日本橋小学校の中にあった幼稚園が付属幼稚園という名前で、それももともとは私立の幼稚園であったものを公立の日本橋小学校の中に付属という形で関係性を明確にするために使ったというものでしたので、付属という名前は使えないということで、浪速区の真ん中にこれからのモデルになるすばらしい小中一貫校をつくりたいという願いを込めまして、漢字は浪速区の「浪速」という漢字をそのまま使用いたしまして、読み方を「なみはや」小学校という形の小学校名にしたいと考えたところであります。通称名、愛称としましては、「日本橋小中一貫校」、校章につきましては、日本橋中学校が使っております「日」という字を基本にしたものを使っていきたいと考えております。

【川阪部長】  なお、施行期日につきましては、平成29年4月1日といたしております。先に、条例廃止を行った日本橋小学校及び恵美小学校につきましては、施行期日を市長が定める日としておりましたので、今回の条例の可決にあわせ、別途、条例の施行期日を定める告示を行うことといたします。

【帯野委員】  3小学校の跡地はどういうふうに利用されるのでしょうか。

【小川部長】  それぞれ地域のご要望というのでしょうか、今、既に避難所や選挙にかかる投票所としての機能がありまして、これも含めての要望があります。ただ、日本橋小中一貫校設置のため、もともと関谷町公園を学校用地に組み込む形となっておりますところ、その分の公園の代替地を用意する必要があります。

恵美小学校については、その横が公園であることも踏まえ、地域の避難場所として一部残し、それ以外は公園に転用するという形で大阪市都市計画審議会へ提示させていただきました。

 また、日東小学校に関しましては、地域の要望もふまえ、当面は教育委員会の方で所管し、グラウンドを小中一貫校の第2グラウンドとして位置づけ活用してまいりたいと考えております。

 日本橋小学校に関しましては、投票所、避難所など、地域のコミュニティの機能を確保した上の跡地の利用という要望がございますので、こちらに関しましては、そういった条件をつけた形での売却に向けて今後調整をしていきたいと思っております。

【森末委員】  既に条例改正されたときの説明の中の改正趣旨で、本市では教育環境の課題を解消するためとなっていますね。この課題というのは、生徒が少なくなってとか、そういう趣旨ですか。

【小川部長】  適正配置審議会から答申をいただいておりまして、直近の答申の中に基本的には12学級以下は適正化の対象として、その解消は急ぐべきだとされておりまして、それに基づいての取り組みの1つになります。

【森末委員】  22年の答申でまだその課題があるところが残っていると。

【小川部長】  そうです。今回、浪速区ですけども、例えば隣の西成区とか順次進めております。

【森末委員】  そうすると、22年からまた6年たっていますから、さらにまた増えている可能性もなきにしもあらずと。

【小川部長】  そうですね。基本的には子どもの数が減っていますので。学校全体の小規模化というのは、進んでいるという状況です。

【高尾委員】  例えば、学校が長い歴史を持っていて、文化の違い、誇りというものをお持ちであったと推測をしておりますが、皆さんが一緒になろうという気持ちになった、それによって一貫校に対する希望、期待というのがあるんじゃないかと思うのですが、地元の方はどういう一貫校をイメージして望んでおられるのか。我々が今後、取り組んでいかなければならない課題になるのですけども。

【忍課長】  児童の数、子どもの数が減っておる中で、切磋琢磨できる環境を整えるという意味で3小を1つにしまして、1校に集中する子どもの数を増やすというところがございます。また、先行しております3校の小中一貫校の例を見ましても、ICTでありますとか、さまざまな環境整備を進めているような状況がございます。そういうような部分の期待というものも保護者、子どもたちの間にはあるという認識をいたしております。

【高尾委員】  ICT教育を進めてほしいという地元からのご要望があると。

【玉置区長】  ICT自体は、地元からはそれほど要望はないですけれども、やはり新しい学校ができるときには予算も投入されることや、安全性の確保ですとか、そういったところにメリットは感じておられるとは思います。

 ただ、どの地域も非常に自分たちの小学校区に対する愛着ですとか、自分の連合町会の名前に対する愛着がありますので、浪速区で1例目にあった塩草立葉小学校のときは、生徒数が立葉の方が非常に少なかったのですが、それでもやはり名前は残してほしいということでございました。今回は3小1中で、その前に日本橋と日東で既に話は出ていたのですが、校名で頓挫したというような経緯もありましたので、先ほどご説明させていただいたように、もう新しい名前を区長の一任でお願いしますということで、名前のやり取りの議論をできるだけ避けてまいりましたけれども、やはり、よく地元の方のお話を聞くということがやっぱり一番大事だと思っております。

 今回、いろんな保護者の方々と話して、これから教育委員会と整理をしていかないといけないと思っておるのが、障害のあるお子さんの保護者が、学校に対して不満というのが非常にお持ちであるということを感じました。年に1回は先生方と話し合う場所があって、教育内容はそこで決めているのですけれども、やはりできるだけ一緒の教育を受けさせたいという思いをお持ちですが、学校は先生方の配置もありますので、なかなかそれがうまくいかないということがあります。そういった保護者の意見もきちっと聞いて、そういったことに対して配慮ができる学校づくりというのも目指していきたいなと思っております。

やはり、幼児教育から小学校の教育まではできるだけ普通教室で一緒に受けさせたいというお気持ちが多いということで、そこの部分がこれから考えていく課題の1つなのかなと思っております。

【高尾委員】  ほんとうにありがとうございました。ぜひ、そうした地元の声も今後において反映していただきますように、私どもも聞いてまいっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

【帯野委員】  日東小学校を第2グラウンドにするということでしたが、日本橋中学校から日東小学校までは徒歩で大体どれくらいかかるのでしょうか。

【小川部長】  5分ぐらいですね。考えておりますのは、特に放課後の中学生のクラブ活動で使うと。当然、教員が安全確認します。

【帯野委員】  通常の体育等の授業は、小中とも同じ場所で行うのですか。

【小川部長】  そうです。基本的にはこの一貫校で。

【林委員】  クラブ活動だけではなくて、また、地域に開放していくというのは、もちろんされていくだろうと思います。そういう場所が設置されるというのは非常に大きいことだと思います。また、非常に区長には時間をかけてご尽力いただいて、大変だったと思うのですけれども、話し合って、それぞれが納得していくということが非常に大事なとこなんだろうと思います。時間はかかってでも、こういう形で小中一貫校の開校を決めたことはほんとうによかったと思いますし、また、お話し合いをしていく中で教育に対する課題もいろいろと感じる部分もあったと思いますので、それ以外のことについても、ぜひともフィードバックしていただいて、よりよい小中一貫校になればいいのかなと。

 小中一貫というメリットを生かせるような教育、先ほど幼児教育からということも言われましたけれども、ここを実現していくという視点を忘れずにやっていけたらいいのかなと私は思います。具体的には、例えば平成27年3月に日本橋小学校と恵美小学校ですか、小中一貫校の要望書が出ていたと思うのですけれども、その中には例えばこういうことを実現してほしいというような具体的な中身というのはなかったのですか。

【玉置区長】  教育内容については、特段なかったと思います。

【小川部長】  ただ、区長がおっしゃるように、開校が来年の春ですので、ここでの教育の特色化も含めいろいろ出てくると思いますので、今後日本橋の一貫校の1つの特色という形で位置づけていきたい。それもPTAのほうとも学校長も入れて、区長にも入ってもらって、話し合いを重ねてつくり上げていきたいなと思います。

【西村委員】  中学校を小中一貫校にするときの工事はどうなっていますか。

【小川部長】  中学生は今の既存の校舎に入るのですが、小学生の教室はありませんので、現在工事中でございます。ただ、工事規模が大きいので、開校は来年の春ですが、工事自体は来年の夏ぐらいまでかかると。ただ、教室の部分は今の既存校舎の改造を今やっておりますので、来年の春には支障なく、教室は確保ができます。その辺の状況は、この間、地域、PTAの方にご説明をさせていただいております。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第124号「職員の人事について」を上程。

井上教務部長からの説明要旨は次のとおりである。

 小学校教諭について、パチンコ店において、知人と共謀し他の客が遊技台に置いていた現金が入った財布を窃取したことについて、懲戒処分として、停職3月を科すものである。

 

 質疑の概要は次のとおりである。

【帯野委員】  これはどうして発覚したのですか。

【井上部長】  本人は、パチンコ店のカメラに映っていたと聞いたとのことです。そのときの服装のままで、近くの商店街にいたところ呼びとめられたと。

【帯野委員】  そのカメラによって、窃盗したという事実がその時点で確認されていたということですか。

【井上部長】  そうです。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

 議案第125号「職員の人事について」を上程。

井上教務部長からの説明要旨は次のとおりである。

 小学校の事務職員について、不適正な会計処理を行ったことについて、懲戒処分として、減給6月を科すものである。

 

 質疑の概要は次のとおりである。

【森末委員】  業者見積もりを22件していたことがわかりましたとありますね。これは、どんなふうに使ったかについては、ヒアリングされましたか。

【井上部長】  実際に学校での名義として使用しておるのですが、本来はまず経なければならない校長の決裁をとることなく進めていったという意味での不適正というところです。真正な行事に対する支払ではございますが、手続としては不適切であったと。

【森末委員】  問題は、ほんとうに詐欺じゃないのかといわれるとなかなか評価が分かれるところですけどね。

【井上部長】  人事監察委員会においても詐欺に当たるのではないかとのご審議も賜りましたが、そこまでは言えないだろうというようなご判断でございます。

【林委員】  この方は、ルールに基づいて仕事がきっちりできていなかったということなのですね。今後はきちんとやっていけるとご本人には確認できているのでしょうか。

【土井課長】  事情聴取ではそのように申告しております。また、校長ともども事情聴取を行いましたが、ともども反省し、校長においてもきっちりと監督指導していきたいとの弁を受けています。

【林委員】  ルールをご存じなかったというわけではないですよね。ただ、ルーズに行っていたということ。

【井上部長】  体制が変わり2人でやっていたものが1人になったということで事務滞留が始まって、こういう仕事になって手続ができなくて、実は事後に申請ができるのですが、それはやってはいけないと思い込んでいたので、ほかの案件をつくり上げて申請をしてしまったと、そういうところでございます。そういう部分につきましては、本来は点検の中で校長が見つけ出さなければいけないチェック機能がございます。それが機能しておりませんでしたので、その部分については校長に対して、文書訓告ではございますが、口頭でも注意を重ねているところでございます。

【帯野委員】  学校事務の体制というのが以前から大変気になっていて、合理化をしていく中で、人員は当然削減していますよね。学校事務の合理化というのはどのような手段が講じられているのかというのを、一度何か別の機会に教えていただけますか。

【井上部長】  かしこまりました。

【栗信代理】  平成27年から学校間連携の一つ一つのグループをつくり、横の連携というものをつくりつつあるような状況です。例えば、1つの学校で何か1つ文書を保護者向けに発信するのであれば、それを隣の学校でも使えるというようなこと。できるものは簡略化していって、そのリーダーというものがおりますので、チェック機能というのもそれぞれ考えながらスタートし始めたところです。

【帯野委員】  学校マネジメントに関して、必ずこの学校事務のあり方が課題になってきております。共同事務というのは、その文書の共有などでしょうか。

【栗信代理】  そのようなことを、現在検討しつつあるところです。

【井上部長】  具体の動きで効果のあるものというのは、これからですね。教員の方の業務改善プロジェクトと同じように、職員についてもそういうものを整理して。

【土井課長】  処理した実際の書類を、定期的にそのブロックの中での拠点の学校に持ち寄って、それをリーダー役の事務職員がチェックをするといった取り組みを、一例としてやっているところです。

【帯野委員】  研修とか、それからモチベーションなども含めて、今後いろいろと研究していただけたらと思います。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

(5)山本教育長より閉会を宣告。              

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