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平成28年第17回教育委員会会議

2022年9月1日

ページ番号:363566

平成28年第17回教育委員会会議

日時

平成28年9月13日(火曜日) 午後1時30分~午後2時50分

場所

大阪市役所本庁舎 屋上会議室

議題

議題
議案番号案件名議事内容結果
議案第133号平成29年度使用教科用図書の採択について平成29年度使用教科用図書について採択を行った。原案どおり承認
議案第134号大阪市高等学校教育審議会委員の委嘱について大阪市高等学校教育審議会委員の委嘱について審議した。原案どおり承認
議案第135号市会提出予定案件(その11)-­­原案どおり承認
議案第136号職員の人事について原案どおり承認
議案第137号職員の人事について原案どおり承認
議案第138号職員の人事について原案どおり承認

第17回教育委員会会議配付資料

配付資料

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会議録

第17回教育委員会会議

1 日時  平成28年9月13日 火曜日 午後1時30分から午後2時45分

2 場所  大阪市役所本庁舎屋上会議室

3 出席者

山本 晋次  教育長

林  園美  教育長職務代理者

高尾 元久  委員

西村 和雄  委員

帯野久美子  委員

森末 尚孝  委員

蕨野 利明  教育次長

大継 章嘉  教育次長

寶田 啓行  阿倍野区担当教育次長

稲嶺 一夫  平野区担当教育次長

小川 芳和  総務部長

多田 勝哉  教育改革推進担当部長

加藤 博之  指導部長

井上 省三  教務部長

川口伊佐夫  扇町総合高等学校校長

角  芳美  桜宮高等学校校長

安居 健治  東高等学校校長

寛座 純一  都島工業高等学校校長

杦本多佳志  都島第二工業高等学校校長

小西 正晃  西高等学校校長

澤井 宏幸  大阪ビジネスフロンティア高等学校校長

押井 泰子  淀商業高等学校校長

橋本 嘉平  東淀工業高等学校校長

瀬村 明彦  汎愛高等学校校長

大西 敏朗  鶴見商業高等学校校長

柘原 康友  工芸高等学校校長

柴原 康彦  第二工芸高等学校校長

塩見 暢朗  市立高等学校校長

松田 淳至  高等学校教育担当課長

森口愛太郎  指導部総括指導主事

寺本 圭一  指導部指導主事

土井 康弘  教職員服務・監察担当課長

栗信雄一郎  教職員服務・監察担当課長代理

田中  敬  教務部担当係長

有上 裕美  教務部担当係長

山野 敏和  教職員人事担当課長

中野下豪紀  教職員人事担当課長代理

山東 昌弘  教務部担当係長

飯田 明子  総務課長

松浦  令  総務課長代理

東川 英俊  総務課担当係長

ほか係員1名

4 次第

(1)山本教育長より開会を宣告

(2)山本教育長より会議録署名者に西村委員を指名

(3)議題

議案第133号 平成29年度使用教科用図書の採択について

議案第134号      大阪市高等学校教育審議会委員の委嘱について

議案第135号      市会提出予定案件(その11)

議案第136号      職員の人事について

議案第137号      職員の人事について

議案第138号      職員の人事について

なお、議案第135号及び138号については会議規則第6条第1項第5号に該当することにより、議案第136号及び第137号については会議規則第6条第1項第2号に該当することにより、採決の結果、委員全員異議なく非公開として審議することを決定した。

(4)議事要旨

議案第133号「平成29年度使用教科用図書の採択について」を上程。

加藤指導部長及び松田課長からの説明要旨は次のとおりである。

 次年度高等学校において使用する教科書は、国の検定を経て平成29年度使用高等学校教科書目録に掲載されている全763種798点より選定し採択する。

 採択にあたっては、大阪市立高等学校教科用図書選定調査会要綱に基づき各学校に設置された教科用図書選定調査会の答申を参照し、教育委員会で採択を行う。

 

【山本教育長】  ただいま事務局より平成29年度使用教科用図書の選定調査結果につきまして説明がありました。各校それぞれの選定調査会が公正確保に努められた上、教育委員会の示した観点に基づき各校の生徒の実態に合わせ選定調査が適切に行われたことについても説明がありました。

 教育委員会といたしましては、これまで各校の選定調査会から提出をいただいた答申書と先ほど説明いただいた調査研究結果をもとに、協議会等におきまして審査を重ねてまいったところでございます。その上で、大阪市立の高等学校全20校の平成29年度使用教科用図書につきまして原案が策定をされているところでございます。

 先ほどの説明をお聞きになった上で何かご質問等はございませんでしょうか。本日は各校の選定調査会委員長、多くは校長先生でございますが、ご同席もお願いをいたしております。各校の選定に関しましてご質問、ご発言、ご意見等がございましたら、よろしくお願いをいたしたいと存じます。

【林委員】  ご説明のとおり、高校の教科書ということで毎年新しいものを中心に検討し、採択をしておりますけれども、今年度は特に選定に当たっての観点、こちらのほうをより明確に大阪市の教育方針も含みながら示していただき、その観点に沿って選定をしていただいているということを資料によって確認させていただきました。

 教科書全体を見て、年々ですけれども、やはり写真や図やそういうものが多くなり、非常にカラフルな教科書になっているなというのが全体の印象ではありますけれども、生徒が興味・関心を持つということが非常に大事だと思いますし、自学自習、みずから学べるような教科書であってほしいというところがありますので、教科書のほうもそういう教科書が増えてきているのかなという印象を私自身は持ちました。また、各学校の選定理由を見ましたところ、やはりそういうところに重きを置いて新しいものを選んだと。特に新しいものに変えたというのは、そういう部分があったのかなと思いました。

 私から1点質問ですけれども、昨年度から18歳から選挙権が与えられて、主権者教育というものが、高校では特に求められているように思います。そのような観点から教科書を選定したとかいうことがありましたら何かお答えいただきたいなと思いますがいかがでしょうか。

【寛座校長】   今年参議院選がありましたが、18歳の高校生が選挙に臨むということで、この主権者教育につきましては重要視しておりまして、昨年度来いろんな形で取り組んでおります。

 まず、我々の学校では都島区選挙管理委員会と連携し、模擬投票でありますとか、講義でありますとか、ロングホームルーム等を通じてそういったことをやりました。

 教科書採択に関してですが、主権者教育という重要性、これはもちろん各教科書、これから扱っていくことになると思うのですが、その観点だけで教科書採択を選んでいるものではございません。当然ながら生徒のニーズあるいは生徒の学習能力、そういったことを観点に各社会科の先生方が適切な教科書を採択する。当然そういう社会科の教員の中では議論もありましたけれども、それが直接採択の主要な部分になったわけではございません。

【林委員】  もちろんそうだと思います。それのみで教科書を選ぶということはないと思いますし、教科書のほうも、改訂版ということで中身が濃くなるなど、いろんな配慮がされているのだろうと思います。しっかりとやっていただけているということがわかりました。

【森末委員】  東高等学校校長にお伺いします。東高校ではスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けておられますけど、そのことが今回の教科書選定について、その調査において何か意識しておられたことがあったかどうか。もしあればお答えいただきたいと思います。

【安居校長】  今のご指摘の件ですけれども、SSHでは生徒みずからがテーマを設定し研究、探求することが非常に重要なポイントになっております。ですから、授業以外の持ち出しといいますか、活動の多くは放課後とか土曜日、日曜日、あるいは夏休み等でいろんな活動、取り組みをするものですから、やはり相応の生徒のやる気と根気が求められております。

 この間、SSHで随分、特に理数科の生徒は成長したと我々実感しておりますけれども、今ご指摘の教科書の選定に関しましては、特に理数科について、難関大学に挑戦する者がかなり増えたということもございまして、その難しい大学にも対応できるようなできるだけデータの豊富なもの、あるいは解説が丁寧な教科書を意識して我々は選定しております。

【帯野委員】  英語教育についてお伺いいたします。

 まず、ビジネスフロンティア高等学校につきまして、学科の特色として国際ビジネス社会で活躍すると書いておられますが、教科書選定にそういった視点を入れられているのかどうかお伺いいたします。

【澤井校長】  本校はグローバルビジネス科だけの高校です。そのグローバルビジネス科の中での英語ということでは、多様性を理解し豊かな国際感覚を身につけた人材育成を目標としております。したがって、英語の教科書を選定する際の観点としましては、海外に目を向け、その文化に関心を持てるように、多様な物の見方や考え方、これを学べる教材を選定しております。結果的に生徒の興味・関心や学習ニーズに訴えるものにつながっているものと考えております。

【帯野委員】  それは他の教科の教科書選定におかれても、同じような考えが生かされていると理解してよろしいのでしょうか。

【澤井校長】  はい、そうですね。グローバルビジネスという観点で、全ての教科、科目がそのグローバルビジネスという考え方をもとに選定しております。

【帯野委員】  ありがとうございます。

次に扇町総合高等学校につきまして、選定の主な理由において、「2・3年の数学、英語については発展的なレベルのものを選定し、より主体的に取り組めるものを選定している」と述べておられるのですが、「発展的なレベルのものを選定する」、「主体的に取り組めるものを選定する」、とは具体的にどういうことなのか詳しく教えていただければと思うのですがいかがでしょうか。

【川口校長】  本校はそこに記されておりますような系列が6つあります。入学してからその系列は生徒たちが選択をして、それぞれの系列で専門分野の勉強をするわけですけれども、その中でも、やはり進学、就職に向けて非常に多様な方向性を持っております。もちろん就職をする生徒、それから進学をする生徒、進学をする生徒の中でも大学であったり短大であったり専門学校であったりということで、とにかく幅広いニーズに応えるためにそういう発展的な英語または数学の教科書も用意させていただくということでの選択、採択になると理解しています。

【森末委員】  都島工業高等学校校長にお伺いしたいのですが、この中で理数工学科というのは進学が多いということで報告されています。ほかの学科と比べて教科書の選定調査で工夫されていることがあればお答えいただきたい。それが1点と、もう1つ、こちらもSSH、スーパーサイエンスハイスクールということでございますが、その関係でやはり調査選定で考慮されていることがあればお願いします。

【寛座校長】  本校は平成25年度に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール指定、全国では初めて工業高校で指定を受けておりまして、4年目となります。

 この理数工業科は工業化学系を中心に勉強する学科なのですが、基本的には、ここの生徒は学年80名ほどですが100%近く進学をいたします。1割が大体国公立系に入ってまいります。難関私学のほうにはプラス2割ぐらいということで、工業系、化学系の進学を目指す生徒が非常に多いと。6つの専門学科が我々の学校にはございますが、学科によってはやっぱり就職のほうが6割、7割という学科もございます。

 ですから、教科書に関しては同じものは使用していないことが多いです。特に理数工学科に関しては、理数系大学進学を目指したカリキュラムを組んでおりますので、英語の単位数をほかの学科とは違いましてマックス7単位まで取れるようになっています。ですから、全国の工業高校の英語の単位数とは異なりますし、数学についても全国国公立の推薦入試、公募入試、あるいは工業枠推薦入試を受けるためには数Ⅲというものを義務づけられておりますので、そういった意味では他の学科と比較しながら当然教科書のレベルも合わせてつくっております。

【森末委員】  ありがとうございます。この配付資料に、今回、都島工業高等学校の理科の化学基礎について発行者を変更されておりますが、それはそういう観点からも踏まえた結果かというのを、もしおわかりになればお願いします。

【寛座校長】  この化学基礎の中身につきましては、学習意欲を高めるよう教材、問題集の配列、これを重視いたしました。

【森末委員】  ありがとうございます。

【山本教育長】  ほかにご質問、ご意見等がございましたら、お願いいたします。よろしいでしょうか。

 それでは、私ども教育委員会としましては、各学校の選定調査会からの答申を見ながらこれまで協議を行ってまいりました。先ほどの説明によりましても、答申の内容につきまして、各校の学科等の特色や生徒の学習状況等に応じて各学校現場において十分に検討され、選定調査されるものであるということを私どもとしても確認しておるところでございます。また、ただいま各校の実情などに関しても、各委員よりお尋ねもいただいたところでございます。

 したがいまして、平成29年度使用の高等学校の教科用図書につきましては、議案書にあります原案どおりご採択いただくということでご異議ございませんでしょうか。

【全委員】異議なし。

【山本教育長】  ありがとうございます。ご異議がございませんので、以上をもちまして、平成29年度使用教科書の採択を終了してまいりたいと存じます。

 それでは、教育委員会を代表いたしまして、私から一言申し上げたいと存じます。

 このたびの教科用図書の採択に当たりましては、答申資料を参考にしながら委員会において協議を行ったところでございます。そこには、調査研究に携わられました現場の先生方、それから、事務局の皆さん方を含めて膨大な尽力の結果がその答申資料にあらわれているとこでございます。私どもの協議から本日の審議に至ることにできる前提として十分に活用させていただきました。これまでの調査研究に当たられた方々をはじめ、ご協力いただいた皆様方に対して、この場をおかりして教育委員会一同として厚く御礼申し上げたいと思います。まことにありがとうございました。

 今後はこの採択された教科書を使用いたしまして、各学校現場におかれて教育実践が適切に積み重ねられますよう、事務局、また、各校長先生あるいは現場の先生方ともどもに力を合わせて努力をしていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

議案第134号「大阪市高等学校教育審議会委員の委嘱について」を上程。

加藤指導部長からの説明要旨は次のとおりである。

大阪市高等学校教育審議会委員について、新たに大久保敦氏を任命する。

採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

議案第135号「市会提出予定案件(その11)」を上程。

多田教育改革推進担当部長からの説明要旨は次のとおりである。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律及び大阪市教育行政基本条例に基づき、教育振興基本計画に掲げる事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成したので、市長決裁を経て市会へ提出し公表する。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 議案第136号「職員の人事について」を上程。

※説明要旨及び質疑概要については職員基本条例第30条第5項の規定により非公表

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

議案第137号「職員の人事について」を上程。

井上教務部長からの説明要旨は次のとおりである。

 小学校の教頭について、自身の生活費等に充てるため、PTA会計から200,000円を横領したことについて、懲戒処分として、免職とするものである。

 

 質疑の概要は次のとおりである。

【井上部長】 特に最近、犯罪にも当たる重大な諸事案が相次いでおります。また、本市の服務規律刷新プロジェクトチーム会議で設定をしております不祥事根絶に向けての数値目標のうち、学校園での目標が18件でございましたが、今後の処分予定を含めますと、27件と目標を大きく超過しているところでございます。

 これらの事態を深刻に受けとめ、緊急対策として、来週9月23日に全校園長を招集し、危機的な状況の認識共有、そして、部下教職員に対する服務指導の徹底について改めて訓示することとしております。

【蕨野次長】  補足説明ですが、今週15日に先ほど教務部長からご説明いたしました大阪市全体の服務規律のPTがございます。その場で、当日私どものほうから目標件数についての説明並びに今後の措置についてご説明する予定でございます。本日、教育委員会の皆様方からのご意見も踏まえて、15日にはまた報告をしたいと存じます。

【森末委員】  今回の件では、校長の管理監督責任は問われていないのですか。

【井上部長】  発覚後速やかに校長自身による作業での発覚というとこともございますので懲戒処分ではございませんが、文書訓告処分といたしたいと考えております。

【森末委員】  今回、校長等を招集されて説明されるということですけれども、やはり監督責任についても厳しく考えざるを得ないのかなと思っておりますがいかがでしょうか。

【井上部長】  どのような事案の場合にも、どの程度責任を問うていくのかというところにつきましては、法的な観点から慎重に取り組みを進めてきたところでございますけれども、部下教職員の波及効果の面とか、また、何よりも特にこれらのような重大事案が発生しますと、校長自身も保護者、地域、マスコミ等に対しての対応に忙殺されて学校業務に集中できないところがございますので、そういうことを防止するためにも、今まで以上にやっぱり管理監督責任については厳しく問うていく必要があるのかなということで、検討には入りたいと考えております。

【林委員】  PTAの会計に関しては、これまでもこの件だけでなくて幾つかあったと思います。いろんな議論がそのたびにあったようにも思います。その学校の状況に応じて取り扱うことになっているんだと思います。ルールを決めたほうがいいという意見もあれば、もう学校では取り扱わない、PTAの会計はPTAで管理すると明確に分けてしまうのも1つの方法かとは思いますけれども、そこにはさまざまな事情もあり、どうなのかというところでは、PTAとやはり議論が要るだろうと思います。

こちら側だけで扱わないと決めてしまうのもちょっと難しいのかなと私自身は思っていますので、今回の件を契機に、学校側にもですけれども、PTA側にも正式にその会計のあり方について一度きちんと考えてほしいということをお願いして、こういうことが起こらないためにどうすればいいのかということをちょっときちんと議論したほうがいいんじゃないかなと思います。

【井上部長】  おっしゃるとおりだと思います。PTAとの関係につきましては過去にも横領事案が多発した時期がございます。そのときにできるだけ分離するように、PTAの会計はPTAの方にお願いをしてというところでの示達もしてきてということではございますが、やはり様々な事情があって学校で引き取らざるを得ないところがまだ相当数残っております。この機会を得て改めてもう一度学校とPTAとお話いただき、万が一それがかなわない場合にも、学校としての安全性の高い方策を考えてもらうと、そういうところであろうかと思います。

【林委員】  そうですね。特に教頭だけが関与するということは、やめたほうがいいのかなとこの件を見て思いますね。だから、複数が関与してきちんと管理するとか、何か方策を打たないとまた続くのかなと思います。

【井上部長】  通帳と印鑑を分けてくださいとかですね。やはり、それぞれの現場体制で検討していただく必要があろうと思いますが、原則としては、やはり通帳も印鑑もお返しして管理をしていただくというのが本来であるとは考えております。

【高尾委員】  同じ問題意識です。やっぱりどうしたらいいかというのを基本的に考えて方策を幾つかきちっと出していただくということが大事だなと思います。以前の議論でも、預かるルールについて、そういう事情があって、PTAの保護者さんの側からすると、学校で預かってもらうほうがいいじゃないかという結論になりやすいので、組織として決定されたことを防止するということがやっぱり望ましいのではないかという意見があったと記憶しております。

こういう事案については学校管理センターによる監査は行われないのですか。

【土井課長】  学校経営管理センターの事務職員の部分の指導監察は行います。

【高尾委員】  教頭先生の場合にはないわけですか。

【土井課長】  教員の服務監察は教職員人事担当でやっております。もちろん教職員ということで同じですので、連携してはやりますけれども、事務の範囲としましては、学校経営管理センターは事務職員の事務指導を行います。

【高尾委員】  服務監察の中にこういうお金の部分も観察対象に入っているわけですね。

【土井課長】  はい。私どもで回っております中で、こういうPTA会計などを取り扱っているのであればどういうところに気をつけているかとか、校長から聞き取ることをしています。

【高尾委員】  ここではそれができてなかったということですか。

【土井課長】  校長が私どもの担当者が引き揚げた後に、早速チェックと思ってやったら、金庫にあるはずの通帳がなかったということです。

【西村委員】  学校のPTAにはどういう役職があるのですか。会長、副会長はありますよね。会計はないのですか。

【井上部長】  会長、副会長、会計、書記のところが基本的な役職です。

【西村委員】  PTAの会計が預かるといいと思うのですが。

【井上部長】  やはり今、PTAの役員のなり手が非常に少ない。もっと言えばいない学校があって、これ以上の負荷をかけられるとPTAそのものがもたないと言われてしまうようなケースも現実にあるということを聞いております。

【山本教育長】  先生方から本質的な問題提起がありましたので、ほんとうに保護者の皆さんのお金を学校の先生が預かって執行しているということ自体がいいのかどうかというところをちょっと考えないといけないのかなと思います。改めてその部分については、課題整理させていただいて、また先生方のご意見を伺わせていただきたいと思います。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 議案第138号「職員の人事について」を上程。

井上教務部長からの説明要旨は次のとおりである。

 大宮小学校教頭について、平成28年9月15日付けで指導部指導主事 前澤哲を任命するものである。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

(5)山本教育長より閉会を宣告。

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