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【第58号】赤ちゃんの夜泣き その3 ~よくある質問編 NPO法人赤ちゃんの眠り研究所 中西 美好

2019年3月20日

ページ番号:380558

質問1 


子どもは1歳半になりますが、夜中に頻繁に起きて授乳しています。お腹はすいていないと思うのですが、授乳しないと泣き続けます。頻繁に起きて授乳することがとてもストレスです。

お答えします

夜中の頻繁な授乳は、親もゆっくり眠れず睡眠不足になり、心も身体も本当に疲れますね。生まれてすぐは、授乳間隔も定まりにくく、日中・夜間と問わずに頻繁に(1~2時間ごと)飲むこともよくあります。また、夜中におっぱいを飲むことで乳汁分泌も促すので、夜間に頻繁に授乳をした方がよい場合もあります。生後1カ月ごろをすぎ、母乳やミルクでの授乳が軌道にのり、成長に問題がないのなら、しっかりとお腹が空いたタイミングで授乳を試みるのも一案です。

「お腹は空いていないのに授乳しないと寝ない」「3食しっかり食べているのに、夜中になると1~2時間ごとにおっぱいを欲しがる」・・・このような時は、おっぱいやミルクが「体の栄養」というよりは、「安心感」を得られる「安心グッズ」になっていることが考えられます。早寝早起きができていて、日中は機嫌よく過ごすことができている、親が夜間の頻繁な授乳に起きてもストレスでないなら、夜間の授乳も続けても構いません。その際には、「メラトニン」の分泌が妨げられないように、お部屋は暗いままでの授乳を心がけましょう。

親が夜間の頻繁な授乳にストレスを感じている、日中の子どもの機嫌が悪い、朝起きられないなどの時には、夜中は授乳以外の寝かしつけ方法を試みてはいかがでしょうか。ただし急におっぱいの回数を減らしたり断乳すると、おっぱいが強く張ることがあり、乳腺炎になることもありますので注意が必要です。

1歳半なら、親のお話もだんだんと分かってきます。寝る前にしっかりと授乳して、「おっぱいさんもねんねするからね。次は朝起きてからね」などと、繰り返しお話し、夜中は親が苦痛を感じない新しい寝かしつけ方法をしてみましょう。新しい寝かしつけに変更するときには、早起きする、日中はしっかりと体を動かす、寝る前にはゆっくりとした親子の時間を持ち「安心感」を伝えることも大切です。

質問2


できるだけ早く寝かせたいと思っていますが、夫の帰りも遅く、なかなか早くに寝かせることができず、午後10時はすぎてしまいます。夫と子どもが触れ合う時間も作ってあげたいという気持ちもあるのですが…。

お答えします

子どもが小さい時には、パパが帰宅してからパパが子どものお風呂を担当するというご家庭も多いですね。首が座っていないうちは特に、ママ一人でお風呂にいれるのは大変かもしれません。パパが帰宅してからお風呂にいれていると、どうしても寝る時間が遅くなってしまうことがあります。私たちの体には、体温が少し下がり始めたころに眠たくなってくるというしくみがあります。ですから、お風呂に入ってすぐに寝る・・というのは難しくなってしまいます。パパにお風呂を担当してもらいたい、またママ一人でお風呂にいれるのは不安という場合には、思い切ってパパの朝出勤前にお風呂にするのも一案です。朝の時間が忙しくなるかもしれませんが、早起きすることで早寝につながり、生活のリズムも整いやすくなるかもしれませんよ。

質問3


子どもは2歳です。お昼寝がうまくいきません。お昼寝すると夜寝ないし、お昼寝しないと晩御飯のころに眠たくなりグズグズいって困っています。

お答えします

お昼寝は、非常に個人差があって、2歳児でも2割弱の子がお昼寝しないという調査結果もあります。お昼寝しなくても、日中機嫌よくすごせて、夕方の早い時間にグズグズとならないなら問題はありません。また、お昼寝がなくなっていく過程において、お昼寝したりしなかったり、しなくても平気な時もあればグズグズとなることもあります。

何時間(分)くらい昼寝すると、本人もすっきりして夜の眠りにも影響しない…等、様子をみていってもいいですね。

大人でもですが、夕方までお昼寝をしていると夜眠れなくなってしまします。お昼寝はできたら15時までには切り上げて、遅くとも17時以降はお昼寝しないように試みてみましょう。どうしても寝るタイミングがずれて、遅くに寝てしまったときには、早めに切り上げられるよう優しく声をかけたりして目覚めを促しましょう。寝がえりをうったり、身体を動かしたりと眠りが浅くなっている時に声をかけると寝起きもいいかもしれませんね。

「夕方グズグズ・・・」は、もしかしたら、お昼寝というよりも「夜の眠り」として対応した方がいいかもしれません。私たちにとって午後6時や7時というと、「夕ご飯の時間」であり、「就寝時間」という感覚はないかもしれません。しかし、世界の中で見てみると例えばドイツでは、03歳までの子どもで午後7時までに寝る子は全体の36%、また平均就寝時刻は1848分となっています。一方日本では、19時までに寝る子はわずか1.3%、40%近い子が22時をまわっています。午後67時ごろにグズグズとなっている時には、可能でしたら夜の睡眠として眠ることができるようにすすめていってもいいかもしれません。

成長段階にある赤ちゃん・子どもにとってはもちろんのこと、大人にとっても「眠ること」はとても大切です。睡眠をできるだけ大切にした毎日を送ることができるといいですね。

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