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【第60号】イヤイヤ期攻略法 その1 ~イヤイヤ期の意味  イヤイヤ期専門家 西村 史子

2019年3月20日

ページ番号:381145

なければ良いと願うイヤイヤ期はなぜ起こる?


魔の二歳児、イヤイヤ期の子どもに手こずってはいませんか?
なんで?どうして?と悩まれることも少なくないですよね。
イヤイヤ期、できれば通りたくないと思っていらっしゃる方が多いです。
しかし!イヤイヤ期は、子どもの成長の中でとても重要な役割を持っています。

何が起こったらイヤイヤ期なの?

そもそも、イヤイヤ期とは、何があるとイヤイヤ期と言えるのでしょうか?

・「いや」という言葉を言う

・言葉は使えないけれど、こちらの指示に対して身体で嫌と表現する

・自分の意見を押し通したがる

これらのことがあれば、イヤイヤ期だと言っていいでしょう。


具体的な行動をあげてみると・・・

・どんな言葉をかけてもまずは返ってくる言葉が「いや」という言葉

・お風呂に入る、公園から帰る、衣服の着脱などを提案すると、泣き叫んで嫌がる

・お菓子を買ってと床に寝そべって泣き叫ぶ

・寝るために電気を消すのを泣き叫んで嫌がる

・◯◯が良いと言うのであげてみると「いや」というが、「いらないの?」と聞くとまた「いや」と言う

共通しているのは・・・

・親が言う内容に従いたくないと思った時

これは、お子様が成長している証なのです。

赤ちゃんから子どもになりたての時期


赤ちゃんと子どもの違いは、『そこに意図があるのか』ということになります。
例えば生まれたての赤ちゃんを思い浮かべてください。
生まれたての赤ちゃんの笑顔や、行動は、『条件反射』と呼ばれるものが多いと思います。条件反射とは、酸っぱい物を見ると、食べてもいないのに唾液が出てくるのと同じものです。そのような『反射的』な行動は、自分の意思に限らず起こります。生まれたての赤ちゃんが笑うのは、お母さんやお父さんに愛されようとする本能のようなものから来る行動なのだと言われています。
それに対して、子どもというのは、自分の意思で行動をしています。
意思があり、行動することに「理由」があるのがイヤイヤ期の特徴です。
イヤイヤ期は、自分の意思を表現する術を手に入れていると言って良い時期です。しかし、親御さんは「まだまだ赤ちゃんだから」という意識が変わらずにいる方も多くいらっしゃいます。『子ども』として意思を持って行動しているのに、自分の意見が通らないことで、激しい癇癪をおこしたり、反抗的な態度を取ってしまったりする時期だと思ってください。
動けるようになったら急激に『赤ちゃんっぽくなくなっちゃった』などという表現を、よく聞きます。これは、自分の意思でやれること、やっていることが増えてきた証でもあります。

人として過ごすためのルールを学ぶ時期


子どもになりたての時期のイヤイヤ期ですが、この時期の子どもたちには、善悪を判断する力がありません。
子どもは「楽しそう!」「やりたい!」「自分が!」という思いのもと行動しているため、大人の世界で言う『常識』という、善悪が通用しないのです。
例えば、お友達のおもちゃを取ってしまったら悪いことという概念は、子どもは持ち合わせていません。そこに大人が『おもちゃは取ってはいけません!』と言い聞かせるから、それが子どもの常識になっていくのです。
ある方の家では、『食事は座って食べる』という決まりがあったそうです。そのままお子様にも『食事は座って食べる』と教え込みました。
しかし、興味が移りやすく、じっとしていられないイヤイヤ期の子どもは、食べ始めてすぐに遊びにいってしまいます。ここで『食事は座って食べる』ということを言い続けていたら、いつの間にかこちらが言わなくても座って食べられるようになったそうです。
言い聞かせ続けている時期は、あまりにもお子様が暴れたり、嫌がったりするので、『これでいいのか』と悩んだ時期もあったとおっしゃいます。何度言い聞かせても聞いてもらえなかった頃は、『いつになったらできるようになるんだろう』と諦めそうになったというお話も。しかし、自分の中で「やはり譲れない価値観だ」と気付き、言い聞かせ続けた結果、お子様は無事、『食事は座って食べる』ということを学んだわけです。
このように、親が子どもに教えたいルールがあり、そのルールを学んでいくのがイヤイヤ期だと思ってください。

信頼関係を試す時期


イヤイヤ期は、母親との関わりにおいて、とても重要な面を持っています。
それは、どこまでなら自分の主張が受け入れてもらえるのかを、試している時期でもあるということです。
よく保育園だとおとなしいけど、家に帰ってくるとやんちゃになるんですというお悩みも聞きます。
これは、母親に対して、信頼している証でもあります。信頼しているからこそ、自分のことをどこまで認めてくれるのかを試してきます。
イヤイヤ期の行動は、全てこの「試す」に当てはまると思ってください。
僕(私)のこと、どこまで許してくれるのかな?というお試しが始まったら、「ここまではいいよ。」「ここからはだめだよ。」と、はっきりと線引をしておくことが大事です。
これによって、「自分以外にも意思があるんだ」ということを学んでいく時期にもなります。自分なりのルールでいいので、決めてみてください。

まだまだ甘えたい時期

イヤイヤ期は、まだまだ赤ちゃんに近い部分もあります。まだまだお母さんのぬくもりやスキンシップを必要としています。もしかしたら、「いたずら」のように思える行為をするときは、スキンシップやつながりを求めている可能性も考えられます。充分に、抱きしめて「あなたのこと、大事に思っているよ」というメッセージを伝えてあげてください。言葉も大事ですが、身体で示してあげることも、とても大事ですね。

イヤイヤ期は重要な時期


イヤイヤ期は、成長の証です。赤ちゃんだった我が子が、子どもになっていく。そんな時期を、大切に見守っていけるといいですね。

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