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【第64号】イヤイヤ期攻略法 その5 ~効果的な褒め方叱り方  イヤイヤ期専門家 西村 史子

2019年3月20日

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褒めるのも叱るのもとても大事


イヤイヤ期は、無条件に愛されているんだと感じる時期です。どんなに泣きわめいたって、どんなにひどいことをママに言ったって、愛されていると感じるための時間です。そのためには、褒めることが大事だと言われています。自己肯定感を高めるという意味もあります。しかし、褒めることばかり意識していて、叱れないということも問題です。叱るということは、ルールを学ぶ上でとても大事なことです。叱られるようなことをするということは、悪いことをしていると自分で感じられるようになる必要があります。褒めることも、叱ることも、バランスが大事です。

効果的な褒め方 その1 〜嬉しかったことを伝える

一般的に褒める場面とは、何かができた時に褒めるのではないでしょうか。しかし、それでは「何かできる」ことがないと褒められないということになります。褒めるというハードルを少し下げてみてください。「今日も1日一緒に過ごせたね」ということも褒め言葉になります。ママが嬉しかった!と伝えるだけでいいのです。例えば、お友達におもちゃを貸すことができなかったけど、お友達を叩かなかったとします。そうしたら、叩かなかったことを褒めます。「叩かずにいられたね。お母さん、それ見て嬉しくなっちゃった。えらかったね。」などと伝えると良いですね。

効果的な褒め方 その2 〜感謝を伝える


特別なことをすごい!と褒めなくてもいいのです。いつもどおり、朝自分で起きてこれたね。という簡単なことでいいのです。「いてくれてありがとう」の存在そのものを認める言葉や、「いつも一緒にいられて幸せだよ」という言葉を伝えてあげるだけで良いのです。「ありがとう」もとても良い褒め言葉になりますので、感謝する部分を思い出して、伝えてみましょう。「大好き」も効果的です。言葉にするのが難しい場合は、抱きしめるだけでも伝わります。

効果的な褒め方 その3 〜感性のままに褒める

褒め方については多く言われていますが、最も伝わるのは「気持ち」です。大人でも、すごいと思っていない人から、嘘ですごいと言われても嬉しくないですよね。子どもは大人よりもかなり敏感なので、感情がこもっているかこもっていないか、すぐにわかってしまいます。すごい!と思うからすごいねと言ってあげる。そうでなければ、無理して言わなくても良いということです。

効果的な叱り方 その1 〜叱る内容を決める

無差別に叱っていると、何のために怒られているのか理解できないことが多いです。気分であたることもあるとは思いますが、一応、叱るルールを決めておくと良いでしょう。例えばそれが、食事についてのマナーであったり、お友達との関わり方であったり、様々あると思います。その内容を、できるだけ決めておくことが大事です。食事のマナーを教えたいのであれば、立ち歩いた時だけ叱るなど、◯◯なときはしかるということを決めましょう。

効果的な叱り方 その2 〜身の危険があるときは断固として強い態度を


身の危険があると考えられることは、特に気をつけなければなりません。ママの気を引きたくて様々な行動を取ります。道路に笑いながら飛び出す子もいます。そういう身の危険がある場合は、大きな声ではっきりと、「危ない!」と行動を止めてください。この時、気持ちは冷静に、でも、大げさに危ない!と伝えることがポイントです。危険なことは続けると本当に危ないことになりかねません。しかし、ここでかまいすぎると、「こうしたらかまってくれる」と勘違いしてしまいますので、あくまで対応は淡々と行ってください。

効果的な叱り方 その3 〜理由を伝えること

イヤイヤ期は、本能的に行動してしまう部分を、自分でコントロールしていく時期です。その中で、「何のために」叱られているのかがわかることはとても大事です。叱られた理由がわからないと、ただ叱られて嫌だったという記憶だけ残ります。逃れるために、目をそらせたり、遊びだしたりしてしまいます。物事は簡潔に、できるだけわかりやすい言葉で伝えることが大事です。また、常に「YES」で応えられるような質問を投げかけるのもポイントです。例えば、お友達を叩いてしまった場合の叱り方は、まずその場から離れます。そして、「悪いことをしたのはわかる?」と聞きます。話ができる子なら、ここで「何が悪かったのか」を聞きます。話ができない子は、「もしお母さんに叩かれたら嫌な気持ちになるよね?」と気持ちを聞きます。それから「お友達も同じように叩かれたら嫌な気持ちになるんだよ。それはわかる?」と聞きます。その後、「嫌な気持ちにさせちゃったから、謝りに行こうね。」と伝えます。どう対応したら良いのかを最後に伝えてあげると良いでしょう。

叱ると決めたら、叱りきって


褒めることと叱ることをバランス良く行うことがとても大事です。一度叱ったら、その叱ったことは押し通してください。途中でふざけ始めたからやめてしまうのは、子どもにとっても良くないです。ぜひ、叱る基準が決まっているならば、それは叱り通すと決めてください。そうすることで、これはだめなことだと、子どもは理解していきます。

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