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平成29年第16回教育委員会会議

2024年7月10日

ページ番号:406663

平成29年第16回教育委員会会議

日時

平成29年7月14日(金曜日) 15時30分~15時45分

場所

大阪市役所本庁舎 7階 屋上会議室

議題

議題
議案番号案件名議事内容結果
議案第99号普通科系高等学校の再編整備の方向性について普通科系高等学校の再編整備の基本的な方向性について審議した。原案どおり承認

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会議録

1 日時  平成29年7月14日 金曜日 午後3時30分~午後3時45分

 

2 場所  大阪市役所本庁舎市会第6委員会室

 

3 出席者

山本 晋次  教育長

林  園美  教育長職務代理者

森末 尚孝  委員

巽  樹理  委員

平井 正朗  委員

 

内藤 和彦  教育次長

大継 章嘉  教育監

林田 潔   都島区担当教育次長

金谷 一郎  顧問

多田 勝哉  総務部長

加藤 博之  指導部長

柘原 康友  高等学校教育担当課長

上原 進   施設整備課長

  澁谷 剛   施設整備課長代理

川本 祥生  教育政策課長

橋本 洋祐  教育政策課長代理

ほか指導主事、担当係長、担当係員

 

4 次第

(1)山本教育長より開会を宣告

(2)山本教育長より会議録署名者に林委員を指名

(3)議題

議案第99号    普通科系高等学校の再編整備の方向性について

 

(4)議事要旨

 議案第99号「普通科系高等学校の再編整備の方向性について」を上程。

 加藤指導部長からの説明要旨は次のとおりである。

長期的な少子化の進行により、大阪においては中学校卒業者数がピークであった昭和62年から現在約半数に減少しており、今後も増加に転じる見込みは薄いものと考えられる。

 平成22年3月、大阪市高等学校教育審議会第11次答申が提出され、普通科系高校を中心に、再編整備に伴う一層の特色化に向けた検討が必要とされた。

 その後、平成25年11月には「大阪府立高等学校・大阪市立高等学校再編整備計画」が策定され、平成30年度までに、府立高校・市立高校あわせて7校程度の募集停止を行うことが提言された。現在、大阪府においては既に4校の募集停止を決定しており、大阪市としても早急に再編整備を進めていく必要がある。一方で、本市では、「公設民営の手法による国際バカロレア認定コースを持つ中高一貫教育校」を平成31年4月に新設することとなり、改めて本市の高等学校全体の視点から普通科系高校の再編整備を速やかに進める必要性が指摘されている。

 さらには、市内中心部における小学校、中学校の児童生徒の急増による施設の狭隘問題など、本市における幼稚園、小学校、中学校、高等学校等、市全体の視点から、学校の適正配置や普通科系高校の再編整備を進める必要性にも直面している。

 このような状況を踏まえ、平成28年8月には、大阪市高等学校教育審議会に「本市普通科系高等学校の在り方について」を諮問し、平成29年1月に同審議会第12次答申が提出された。これを受け、普通科系高校の再編整備による新たな普通科系高校の開設に向けた基本的な方向性について検討を重ねてまいった。

 再編対象校は、西区の西高等学校、中央区の南高等学校、北区の扇町総合高等学校とし、平成34年4月開校予定である。開校場所は、扇町総合高等学校の校地とする。なお、学級規模は1学年6学級とする。新普通科系高校のコンセプト及び教育内容等についてはご意見をいただきながら、引き続き検討を進めてまいりたい。

 

 質疑の概要は次のとおりである。

【林委員】  今回の議案は、再編対象校、開校時期、開校場所、学級規模の4点を議決することだと思います。

 説明にもありましたが、少子化が進んでいるという部分と、中心部での児童生徒数の急増に対応するという現実的な問題があるということで、今回こういう決定をするものと理解しています。

 高等学校に関しては府に移管する可能性もあるということで、この数年間、余り議論をしてこなかったところがありますが、ここに来て、高等学校のことについても我々教育委員がしっかりと考えていくという部分であると思っています。

 コンセプトや教育内容については今後も検討していくということですが、やはり、今回3校が挙がっていますが、普通科系高校とはいえ、さまざまな特徴を持った学校3校だと思いますので、そのあたりも勉強しながら、今後どういう高校をつくっていったらいいのか、今までの現状、歴史を踏まえながらも、今後、これからどういう教育が求められていくのかということもしっかり考えながら、たくさんの方の意見、さまざまな角度からの検討をきちんとして、つくっていくということが必要だと思います。

 答申のほうでも提言を受けていますが、大阪市の特徴、教育の特徴を踏まえた高校にしていきたいというのは、私も同意見です。やはり、幼稚園から大学まで持っているということは大阪市の大きな特徴であるので、それを生かすような高校づくりというのを、さまざまな皆さんの知恵をかりながら、考えていきたいと思います。

【森末委員】  今回、3校を1校にするということですね。現状、中心部で小中学校の用地が足らなくなっているという問題がある。あと、高校がたくさんあり、それも減らしていこうという話の中で、1つの学校を残すということですね。残す意味のある学校をぜひともつくっていきたいと思っています。

 そのコンセプトや教育内容について、これから教育委員、あるいは事務局も交えて詰めていきながら、どんな学校であれば大阪市立の学校として残すのがいいのかどうか、横並びでないような学校をつくっていきたいと個人的に思っていますが、そこはこれから協議により決めていきたいと思っています。

【平井委員】  いわゆるこれは、統合ですね。これは捉え方として、発展的解消をすることによって、また新たな大阪独自の学校の構築というふうに考えたらよいでしょう。期待しています。

【山本教育長】  ありがとうございます。いろいろな、客観的な今の情勢もありますが、我々がこの間ずっとつくってきた新しい教育振興基本計画の中の生き抜く力であったり、幼稚園からの公教育の中で、どんな子どもたちを育てていくのかということを、また議論の中である程度明確に出して、新しい学校現場の教職員もそれを共有して、ぜひとも明るい夢のある学校にしたいと思います。

限られた財政状況、厳しい状況ではありますが、建物としても、中身としても、やはり大阪にふさわしいような明るい、楽しい学校園を新たにつくっていきたいと思います。

1つの時期的なものの明示だけを今回はしましたので、これからまた精力的に議論をお願いして詰めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 採決の結果、委員全員異議なく、原案どおり可決。

 

(5)山本教育長より閉会を宣告

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