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【第65号】 「忙しいママ・パパへ。家事をラクにするためのヒント その1 ~お料理編」 整理収納アドバイザー 井上 知恵子

2022年10月30日

ページ番号:418218

主婦(主夫)に必要なスキルは多過ぎる!


情報とモノに溢れている昨今の日本。家族で暮らす為に必要な家事はとても多く、料理に洗濯、掃除に片付け、育児、子ども達のプリント管理に家計管理、とやることは盛り沢山!多くの主婦(主夫)達は「時間と体がいくつあっても足りない」「片付けまで手が回らない」とおっしゃいます。

 家事を回せない事で「ダメだな」と落ち込んでしまう方も少なくありません。
暮らしにまつわることを研究していて感じるのは「主婦(主夫)に必要なスキルは多過ぎる」ということです。今回は、そんな忙しいママ・パパへ、家事を楽にする為のヒントを綴りたいと思います。

完璧を目指すのはやめよう!

いくら便利な家電で家事がラクになったとはいえ、昔よりも情報もモノも多い。そしてアレルギーなどの危険も増え、考えなければならない事もやらなければならない事も増えている現代。

 そんな中でも、子どもとの時間を増やしたい、健康的で美味しい料理を作りたい、きれいな部屋にしたい、と親はついつい願ってしまいます。

 やりたい事は多くとも、完璧にこなそうとなると時間は足りず、難しいのは当然です。

そんな毎日の家事の中で、大きなウエイトを占めるのが料理。料理は、調理をするだけでなく、献立を考える、買い物に行く、家計計算、子どもに食べさせる、後片付け…と、やるべき行程が沢山あります。だから「手抜き」をする事に罪悪感を感じることはありません。完璧を目指すのではなく、程よく「手抜き」をしてストレスを減らす事が大切だと私は考えています。

ときには、お総菜やお弁当も有り!家族の笑顔が一番のご馳走です


「手抜き」は必要なスキルだと私は考えています。忙しい毎日、食事ぐらいは家族と一緒に笑顔で囲みたいですよね。一生懸命時間を費やし、手のこんだ料理をする事ばかりが「いい親」という訳ではありません。
 子どもにとっては手のこんだ料理ではなく、パパやママが笑顔でいることが一番のご馳走です。だから、栄養面には少し気を使いつつ、時にはお惣菜やお弁当、インスタントラーメンで済ませてしまうことがあっても笑顔でいることを優先させるべきだと思います。時々出るお弁当やインスタントラーメンは子ども達も案外喜ぶものです。

時短家事のポイント ~お料理編〜

時短家事は、ほんの少しのこだわりや思い込みを手放すことと、少しの工夫で時短に繋がる事が沢山あります。

合わせ調味料を上手く活用する

市販の「すきやきのタレ」や「生姜焼きのタレ」など今は手軽に本格的な味付けをするための調味料が店に沢山並んでいますね。味付けを何も考えずに一発で成功させる為にも市販の調味料はとても便利で時短に一役かってくれます。

包丁を持ったら切れるものは全てカットする

包丁を持ったタイミングで切れる材料はカットしてしまいましょう。作り置きのお惣菜を作るほど大変ではないので気軽に出来ます。それも、時間のある時だけで大丈夫です。野菜などもカットしてジップ袋に入れておけば数日もちますので、しばらく料理がラクになります。

出し入れの面倒な食材をバラしておく

例えば袋入りのウィンナーは全て出してタッパーに入れ替えます。ベーコンは使うサイズにカットしてタッパーへ。使う時に毎回袋の開け閉めをするよりも断然スムーズに出し入れが可能になります。3個セットになっている納豆や豆腐も外包装を外してバラにして冷蔵庫へ入れておけばサッと出して使う事が出来ます。

平日の食器を決めてまとめておく

沢山ある食器の中から洗いやすく使いやすい食器を平日用と決めてしまいます。決めておくことで、選んだり迷ったり探したりする時間が無くなります。皿、コップ、カトラリーなども全て決めておき、食器棚で一番出し入れがラクなスペースに全てまとめておきます。

冷蔵庫のセット収納で提供時間をカット

一緒に使うモノをカゴやトレーにセットして収納しておくと便利です。
 「パンセット」=マーガリン、ジャム、チーズなど

 「ご飯セット」=漬け物、佃煮、海苔、ふりかけなど

エコバッグで詰め替え時間を無くす

スーパーへの買い物はレジカゴサイズのエコバッグを使いましょう。そのままエコバッグへ入れて行ってもらうだけでレジ袋へ詰め替える手間が省けます。

子どもの「手伝いたい!」はどんどんやらせよう!


子どもの『お手伝い』は自立促進の為にもどんどんやらせるべきです。ですが、分かっていても忙しいと「自分でやった方が早い」と、やらせない選択をしてしまいがちですよね。しかし残念ながら、将来手伝って欲しいと思った時にはもうやってくれません。
 だからこそ「手伝いたい!」と言ってくれる時にこそ、忙しくてもグッと我慢してやらせる事で徐々に上達して有能なお手伝い選手になってくれるのです。今の時間を我慢する事で将来の自分が助かります。
 暮らしは親だけが運営するのではなく、家族みんなで運営していくもの。忙しい中でも家族みんなで楽しい暮らしができるようにこの記事がお役に立てば幸いです。

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