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【第66号】 「忙しいママ・パパへ。家事をラクにするためのヒント その2 ~掃除・洗濯編」 整理収納アドバイザー 井上 知恵子

2022年10月30日

ページ番号:418237

掃除・洗濯は家族の健康の源


家電の進化によって掃除機や拭き掃除をロボットがやってくれる時代になりましたが、様々な問題で人々の時間は削られつつあります。子育て世代のパパやママの忙しさは大変なものです。中でも、片づけや掃除は一番後回しにされがちな家事。ですが、やはり住空間の清潔さは家族の健康や精神に大きな影響を与えるので、少しでもラクに簡単に掃除や洗濯が出来るようにしておきたいものです。
 今回は家事を楽にする為のヒント、掃除・洗濯編を綴りたいと思います。

余裕ある空間、時間を味方につける

掃除や洗濯にはある程度の時間が必要になります。片づけは暮らしの中の基盤として余裕ある空間づくりや探し物などの無駄な時間を解決してくれます。まずはすぐに片付けられるような空間作りを心掛けましょう。

すぐに片付けるためのポイント

・ リビングなど長く過ごす空間のモノはなるべく必要最低限に絞る

・ 「今」使うモノだけを使いやすい場所へ収納する

・ 出番の少ないモノ、使わないけど保管したいモノは別の場所へ


普段良く過ごす空間だけでも毎日掃除して清潔にしておきたいですね。その為にはモノを少なくする事が一番効果的です。無理に処分する必要はありませんが、片付けなければいけないモノが多ければ、それだけ時間も労力も使います。
 家の中のモノは「使っているモノ」「使っていないモノ」の2つしか存在しません。「使っていないモノ」を普段過ごしていない部屋にまとめてしまうだけでも、グンと片づけがラクになります。

時短家事のポイント~掃除編〜


部屋がシンプルになれば掃除もしやすい空間が保てます。日頃からちょこっと掃除を習慣にする事が出来れば大掃除もグンとラクになります。

毎日、週一、月一、と掃除を分ける

あれもこれもやらないと…と全て完璧にしようと考えてしまうと重い腰があがりません。だから、毎日でなくても良い掃除は「やらない」と決めてしまうのです。「毎日するのは掃除機とトイレ掃除だけ」など自分にとって続けられるレベルのルールを設定しましょう。

ついで掃除を習慣に

汚れを溜め込んでしまう事で掃除が大変になります。溜め込まないようにする為には自分の行動ごとにその場をサッと軽く掃除する習慣をつけましょう。朝起きてトイレの後にササッと軽く掃除。歯を磨いたついでに洗面台をサッと掃除。可能なら鏡もサッと拭いてしまいます。時間にすれば1、2分程度で済むような軽い掃除を続けることで、汚れがたまらずに掃除がラクになっていきます。

掃除したい場所に掃除グッズを置く

やろうと思った瞬間に掃除が出来る事が一番です。トイレにはどこのご家庭でもすぐ側にトイレブラシや洗剤など手の届く範囲に置かれていると思います。洗面台にもスポンジを置いたり、テレビ台の横にハンディモップ、ダイニングテーブルの下に雑巾を置いておく、掃除機も普段はコンセントを差したまま置いておく、などすぐに掃除が出来る環境を作っておきましょう。

時短家事のポイント〜洗濯編〜


後回しにしにくく、天気にも左右される大変な家事が洗濯です。これも少しの工夫とコツで簡単でラクに時短するポイントがあります。

干さない畳まない

「キレイに畳まなくては」と無意識にハードルを上げている方は少なくありません。肌着やパジャマなどは畳まずに引出しやカゴへポイポイ放り込み収納でも大丈夫です。また、乾燥機付きの洗濯機をお持ちであれば、肌着、パジャマ、タオルなど乾燥機まで回してしまうのも1つの方法です。

ハンガー収納する服は同じハンガーを使う

外で干す時には外干し専用の「洗濯用ハンガー」を使い、乾いたら家用のハンガーに掛け直さずに、ハンガーは家と外を分けずに家で使っているハンガーをそのまま洗濯干しでも使います。乾けばそのまま戻すだけなのでとてもラクです。風で飛ばないピンチ付きハンガーは取り込む時も時間がかかるので使わず、普通のタイプでもダブルピンチで上から抑える事で予防出来ます。

畳む服はなるべくハンガーを使わない

逆に、畳む服をハンガーで干すとハンガーに掛ける、外す、という作業が発生します。畳む服はなるべくハンガーを使わずにタコ足ハンガーを使ったり、物干竿へそのまま干すようにすると取り込んで片付けるまでの時間が短縮されますよ。

洗濯ネットをうまく利用する

生地を傷めにくくしたりホコリをつけないようにするために使う洗濯ネットですが、靴下やハンカチなどの細かいモノをまとめたり、また兄妹で同じ体操服のセットなどがある場合に「どっちがお兄ちゃん?妹の?」と取り込んだ後に迷わないようにそれぞれセットにしてネットに入れ、初めから分けておくと便利です。

片付ける場所別で分けて干す

適当に干してしまうと取り込んだ後で時間がかかります。洗濯物はそれぞれ片付ける場所ごとにスペースを分けて干す事で、片づけがグンと早く進みます。片付ける場所別のカゴを用意しておくのもいいですね。ソファの上に取り込んだ洗濯物が山積み…なんて光景が減ります。

時短家事でラクで楽しい暮らしを


忙しくて、なかなか家事の時間が取れない中でも、ほんの少し工夫をするだけで片づけも洗濯も掃除もグンと時短する事が可能です。出来れば子どもも一緒に手伝いをさせて、自立心を育める環境を作りましょう。家族一緒に家事を楽しむ事で、余裕が出て来ます。余裕が出てくれば家はもっと快適でくつろげる空間に生まれ変わります。家族みんなでラクに楽しく暮らすコツ、是非実践してみてくださいね。

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