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古田織部書状 1幅(寶珠院)

2018年4月12日

ページ番号:430792

古田織部書状

ふるたおりべしょじょう

分野/部門

有形文化財/歴史資料

所有者

宗教法人 寶珠院(ほうじゅいん)

所在地

大阪市北区与力町1

紹介

法量 : 横43.4cm×縦14.6cm
古田織部書状
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寶珠院は天満寺町に所在する真言宗寺院であり、秀吉の御伽衆で『天正記』の作者である大村由己が住持を務めたといわれている。天満寺町をはじめとする大阪の寺町は豊臣時代から江戸時代初期に造成されたと考えられているが、街区造成の年代に遡る文書史料が寺町寺院に伝来するのは極めて希少な事例である。この文書はそのひとつで、古田織部(1544~1615)による7月11日付けの書状である。正確な年紀は不明であるが、内容は昨日寶珠院で催された茶会への礼状である。宛所に「寶珠院様玉床下」とある。織部の没年から、大坂の陣以前の文書であることがわかる。寶珠院に織部ら茶人が集った際の書状であり、当時の寺町の様子を彷彿とさせる貴重な史料である。

用語解説

古田織部 ふるたおりべ
(1544年~1615年)安土桃山・江戸時代前期の茶人。豊臣秀吉に仕え、天正13年従五位下織部正に叙任、山城国西岡3万5千石の大名となった戦国武将の古田重然(しげなり)。

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