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長原遺跡出土旧石器資料 21点

2018年4月12日

ページ番号:430793

長原遺跡出土旧石器資料

ながはらいせきしゅつどきゅうせっきしりょう

分野/部門

有形文化財/考古資料

所有者

大阪市(教育委員会事務局)

所在地

大阪市平野区長吉川辺3

紹介

長原遺跡出土旧石器資料
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旧石器時代は今から1万6千年前以前の人類最初の時代を指す。そのなかで約4万年前以降は後期旧石器時代と呼ばれ、その初期に属す約3万数千年前の石器群が平野区長原遺跡から出土している。この時期の遺跡は西日本では少なく、大阪平野では長原遺跡に限られている。この21点の旧石器資料は、約2万8千年前に降灰した姶良Tn火山灰層準よりもさらに下位の地層に属すことの確実なものである。また、近畿地方中央部においてナイフ形石器が成立する以前の石器群であり、かつ瀬戸内技法の確立に先立つものといえる。こうした良好な出土状況と石器群の示す特徴から、本資料は大阪で最も古い人工物(遺物)といえ、近畿地方におけるその後の旧石器文化の変遷を知るうえでも貴重な資料といえる。

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大阪市 教育委員会事務局総務部文化財保護課

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)

電話:06-6208-9166

ファックス:06-6201-5759

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