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【第71号】「子どもの生きる力をはぐくむ家庭のちから パート3」大阪市教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当

2019年3月20日

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 「親力アップサイト」コラム集の第13号、第41号で「学校キャラバン隊」の意義、全国学力・学習状況調査から見えてくる課題について、その一部をお示ししました。「学校キャラバン隊」がスタートした平成20年度からの訪問累計は172回となっており、平成29年度は、幼稚園、小学校、中学校、出前講座等合わせて20件実施いたしました。平成29年度からは、各学校園のニーズに応えながら家庭や地域のかかわりについて、よりわかりやすく伝えられるよう内容も一層充実させております。今号は、特に学校園からの希望が多かった、「自尊感情」「親子のコミュニケーション」についてお伝えしたいと思います。

「自尊感情」と「親子のコミュニケーション」

全国学力・学習状況調査結果のクロス集計表

 「学校キャラバン隊」を実施する前の打ち合わせで、
・子どもが自分自身のことを尊重できるように育てたい。
・子どもと良好なコミュニケーションをとりたいが、どう声かけしたらよいのか。気が付いたら小言ばかり言っていて、子どもはあまり話さない。
 といった声をよく聞きました。
 自尊感情とは、自分にはよいところがある、自分は役に立つ存在だ、自分自身を価値のあるものだと感じ、自分を大切に思える感情のことです。平成30年度全国学力学習状況調査の結果、児童生徒の肯定的な回答の割合は、年々増加していますが、全国平均よりも低いという課題は続いています。
 クロス集計では、「自分にはよいところがあると思いますか」という問いに対して、肯定的な回答を示した児童生徒の方が、正答率が高いという結果が出ています。

全国学力・学習状況調査結果のクロス集計表

 一方「学力調査の正答率と家の人と学校での出来事について話をする率」とのクロス集計では、話をしている児童生徒の方が、正答率が高いという結果が出ており、数字的にもかなり大きな開きがあると言えます。
 また、教科の正答率だけではなく、「家の人と学校での出来事について話をする」や「将来の夢や目標をもっている」「自分で計画を立てて勉強している」と回答している児童生徒ほど、「自分には、よいところがあると思う」と回答している傾向が見られます。


 家の人と学校での出来事について、よく話ができる環境にあるということは家庭でのコミュニケーションが良好であると言えるでしょう。子どもの顔を見たらまず小言から始まっていると、子どもはなかなか心を開いてくれません。
 では、どのようにすればよいのでしょうか。

「ミホカヨ」のすすめ

意欲を持たせるには(ミホさんカヨさんの出番です)

 「学校キャラバン隊」では、「『ミホカヨ』のすすめ」をお伝えしています。子どもの努力の過程に目を向け、「みとめ」「ほめる」こと、たとえば子どもが家族のために何か役立ったときには、心からの「感謝(かんしゃ)」や「喜び(よろこび)」を伝えることを積み重ねることで意欲が出てきます。
 また、子どもに「わかってくれている」「聴いてくれる」という実感があると、安心感に包まれ、学校でのようすや、今どう感じていて、何に悩んでいるのか、素直に話してくれるようになります。そして親子のコミュニケーションも深まるでしょう。
 「学校キャラバン隊」では、具体的な例をあげて、親子のコミュニケーションに大切なことやコツなどをお話しています。

「学力の向上」とコミュニケーション

学力を支えるために

 文部科学省が示している「生きる力」とは、「豊かな心」「確かな学力」「健やかな体」の3つの要素がバランスよく合わさった力をいいます。全国学力・学習状況調査の結果は、学力の一側面を表すものです。「学校キャラバン隊」では、生きる力の重要な要素である学力を支えるためには、基本的な生活習慣の確立と学習環境を整えることが、大人の役割として大切であることをお伝えしてきました。子どもとしっかり向き合い、夢や将来の希望についても、語り合うようなひとときがあれば、より子どもの意欲が高まるのではないでしょうか。

 学校と家庭・地域の協力のもと、子どもたちの学力の向上に向けて、今後も、「学校キャラバン隊」を派遣し、啓発活動を続けます。ぜひ、出前講座として「学校キャラバン隊」をお呼びくださいますよう、よろしくお願いいたします。

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大阪市教育委員会事務局生涯学習部生涯学習担当生涯学習推進グループ
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電話: 06-6539-3346 ファックス: 06-6532-8520

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