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平成30年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」結果【大阪市の概要】を公表します

2019年2月28日

ページ番号:462203

 大阪市教育委員会では、平成30年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」【大阪市の結果】を公表します。

 スポーツ庁は、平成20年度から「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を実施しています。この調査は、国や各教育委員会が子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることを目的としており、大阪市教育委員会もこの調査の趣旨に則り実施してまいりました。スポーツ庁は、昨年度に引き続き、悉皆調査として実施しました。

 大阪市教育委員会では、保護者や市民の皆様に説明責任を果たすとともに、子どもたちの健康や体力に関心をお持ちいただき、子どもの体力向上にむけてご協力いただくため、調査結果の概要及び分析結果を公表します。

 また、平成30年度に改訂いたしました「大阪市子どもの体力づくり強化プラン」に基づき、引き続き子どもの体力向上に向けた取組を進めてまいります。

調査結果の概要

1 調査対象者

小学校第5学年

中学校第2学年

2 調査期間

平成30年4月~7月

3 調査事項

(1)実技に関する調査(新体力テスト)

小学校調査
[8種目] 握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ソフトボール投げ
中学校調査

[8種目] 握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走(男子1,500m、女子1,000m)、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ハンドボール投げ

※持久走か20mシャトルランのどちらかを選択して実施

(2)質問紙調査

児童生徒質問紙調査

 「運動やスポーツ」、「普段の生活」、「学校の体育・保健体育の授業」等についての質問紙調査

学校質問紙調査

「子どもの体力向上に係る取組」、「体育・保健体育の授業」「体育・保健体育の授業以外の取組」「学校の組織体制」「地域等との連携」「調査結果の活用状況」等についての質問紙調査

4 調査結果の概要

(1)実技に関する調査

平成30年度全国調査結果(全国の公立校を対象としたもの)との比較

◇小学校では、男女とも全国平均を上回る種目はなかった。昨年度に比べ、男子の上体起こし・反復横とび・長座体前屈はわずかに全国平均との差が縮まった。一方、男女の握力・20mシャトルラン・立ち幅とび・ボール投げ、女子の上体起こし・長座体前屈・反復横とび・50m走はわずかに差が広がった。

◇中学校では、男女とも握力・上体起こしで全国平均を上回った。また、女子の反復横とび・20mシャトルランでわずかに全国平均を上回ったが、その他の種目では全国平均を下回った。昨年度、全国平均との差が顕著であった持久走については、男子はわずかに差が縮まったが、女子はわずかに差が広がった。また、男女とも長座体前屈・ボール投げで差が広がった。一方、男女の20mシャトルラン・50m走・立ち幅とび・体力合計点、男子の握力・上体起こし・反復横とびでわずかに全国平均との差が縮まった。

 

大阪市の結果の前年度比較

◇小学校では、男子の20mシャトルラン・ボール投げ以外の種目で、女子の上体起こし・長座体前屈・反復横とびの3種目で、前年度の大阪市平均を上回った。

◇中学校では、男子の長座体前屈・持久走・ボール投げ以外の種目で、女子の握力・持久走・ボール投げ以外の種目で、前年度の大阪市平均を上回った。

 

体力合計点経年比較

◇本調査において、体力合計点における経年比較について考察すれば、全国平均値との差はあるものの、概ね全国平均値と同様の傾向を示している。

◇それぞれの体力合計点平均値において、小学校の男子は、平成27年度からわずかに向上傾向である。小学校の女子は、平成27年度から向上傾向であったが、今年度はわずかに下がっている。中学校男子では、昨年度、全国の傾向と同様わずかに下がったが、今年度はわずかに向上している。中学校女子においては、この5年間で全て向上傾向である。

総合評価

◇全国の割合との比較において、小学校では、男女ともA・B段階が低く、D・E段階が高くなっている。中学校では、男子でA・B段階が低く、E段階が高くなっている。女子ではA・B段階が低く、D段階が高くなっている。

◇昨年度の大阪市の割合との比較において、小学校では、男子はA・E段階、女子はB・E段階の割合が高くなっていた。E段階の割合が増えているのは課題である。

◇中学校では、男子はA・B・C段階、女子はA・B段階の割合が高くなっていた。

※総合評価とは、合計得点を、年齢別男女別の総合評価基準にしたがって、高い方からA~Eの順に5段階で評定した評価である。

 

(2)質問紙調査

児童生徒質問紙

◇「運動やスポーツをすることが好き」と答えた児童・生徒の割合は、男女とも全国と比べて低かった。「好き」と答えた児童・生徒は、体力合計点が高かった。

◇「毎日朝食を食べる」と答えた児童・生徒の割合は、男女とも全国と比べて低かった。「毎日食べる」児童・生徒は、体力合計点が高かった。

◇「テレビやビデオ・DVD」の視聴時間に関して、平日5時間以上視聴する児童・生徒の割合は、全国と比べて高かった。また、平日5時間以上視聴する児童・生徒は、体力合計点が低かった。

◇「『運動部』や『クラブ』・『地域のスポーツクラブ』に入っていますか」の質問で、「運動部」や「クラブ」・「地域のスポーツクラブ」に入っている児童生徒は、体力合計点が高く、総運動時間も長かった。また、中学校ではその結果が顕著に表れている。

◇「健康でいるために大切ですか」の質問で、運動・食事・睡眠について「大切」と思っている児童・生徒の割合は、全国と比べて低かった。また、「大切」と考えている児童・生徒は、体力合計点が高く、一週間の総運動時間も長かった。

◇「体育・保健体育の授業は楽しい」と答えた児童・生徒の割合は、全国と比べて低かった。また、「楽しい」と答えた児童・生徒は、体力合計点が高く、一週間の総運動時間も長かった。

◇「体育・保健体育の授業で、わかるこれまでできなかったことができるようになったきっかけ、理由」に関しては、

小学校では、全国と同様に           

1「授業中に先生に個別にコツやポイントを教えてもらった」

2「授業中に自分で工夫して練習した」

4「先生や友達のまねをしてみた」

5「友達に教えてもらった」

8「授業外の時間に自分で練習した」 と答えた児童の割合が高かった。

中学校でも全国と同様に

1「授業中に先生に個別にコツやポイントを教えてもらった」

2「授業中に自分で工夫して練習した」

4「先生や友達のまねをしてみた」

5「友達に教えてもらった」 と答えた生徒の割合が高かった。

学校質問紙

◇「平成29年度に、児童・生徒の体力・運動能力の向上のための学校全体の目標を設定していた」学校の割合は、全国と比べて、小中学校とも高かった。

◇「体育・保健体育の授業の冒頭で、その授業の目標を児童・生徒に示す活動を取り入れている」「体育・保健体育の授業の最後に、その授業で学習したことを振り返る活動を取り入れている」「体育・保健体育の授業では、児童・生徒同士で助け合ったり、役割を果たしたりする活動を取り入れている」「体育・保健体育の授業では、児童・生徒同士で話し合う活動を取り入れている」学校の割合は、小中学校とも、全国と比べて低かった。

◇「体育・保健体育の授業中にICTを活用している」学校の割合は、小学校では、全国より低く、中学校では、全国よりも高かった。

◇「体育・保健体育の授業で努力を要する児童・生徒がいる場合、どのような取組をするか」という問いに対して、

小学校においては、

1「授業中にコツやポイントを重点的に教えている」

3「その児童に合った場やルール等で行えるようにしている」

4「児童の実態に応じ、運動課題を段階的に準備している」

5「教員や友達のまねを促している」

6「友達同士で教え合いを促している」

また、中学校においても、

1「授業中にコツやポイントを重点的に教えている」

3「その生徒に合った場やルール等で行えるようにしている」

4「生徒の実態に応じ、運動課題を段階的に準備している」

6「友達同士で教え合いを促している」  

と答えた学校の割合は全国と同様に高かった。

5 調査結果から明らかに大阪市の現状と課題

◇大阪市教育振興基本計画の施策7「健康や体力を保持増進する力の育成」において、成果指標として体力合計点における2020(H32)年度末の目標値を設定している。小学校男子53.0点、女子56.0点、中学校男子42.0点、女子51.0点としている。2018(H30)の体力合計点は、小学校男子52.8点、女子54.45点、中学校男子41.72点、女子50.14点となっており、小中学校男女とも目標値に近づいており、中学校では、より目標値に近づいている。

◇各校において「検証シート」を活用することにより、子どもたちの体力の状況や意識について分析し、成果と課題を確認することができている。また、「体力向上アクションプラン」として次年度の取組に活用し、一定の効果が上がっていると考えられることから、今後も継続して活用することとする。

◇1週間の総運動時間が60分未満の児童・生徒は、小学校男子と中学校の男女で、昨年度よりも増加し。1週間の総運動時間が60分未満の児童・生徒の割合は、小・中学校で男女ともに全国と比べて高かった。また、中学校においては、全国と同様に二極化が見られた。また、大阪市教育振興基本計画において「子どもの体力・運動能力向上のための取組の充実」の取組における目標を、「大阪市独自の児童生徒アンケートで『週3回以上運動する』とする回答の割合」を前年度以上と設定している。回答の割合では、2017(H29)年度では、小学校71.3%、中学校68.5%となっていた。2018(H30)年度では、小学校70.6%、中学校68.5%で、小学校では、わずかに下がり、中学校では横ばいとなっており、運動の時間や量に課題が見られた。

◇種目別に見ると全国平均との差が大きいのは、小学校では「反復横とび」「20mシャトルラン」「立ち幅とび」、中学校では、「長座体前屈」「持久走」「立ち幅とび」となっており、持久力や日常生活であまり行わない動きがある種目において課題が見られた。

6 今後の取組

教育委員会事務局の取組

(1)子どもの体力づくり強化プランに基づいた取組の推進

・大阪市の子どもたちの体力向上に向けての基本となるものであり、子どもの体力向上に向けて具体的な取組を示す。

・「健康に運動は大切」「健康に食事は大切」「健康に睡眠は大切」と思っている児童・生徒ほど体力合計点が高い結果が出ていることから、「リーフレット『いっしょにのばそう!子どもの体力』」により保護者あて啓発する。本リーフレットは、学校から保護者に配付するとともに区のホームページにも掲載し、家庭・学校・ 地域が連携した子どもたちの体力向上の取組に活用する。

(2)調査結果より見えてきた課題への取組

①運動機会を増やす

・学校の実情に応じた、各種目に対応した運動や活動を日常的に取り入れることや、授業内で運動量を確保する工夫をするよう指導する。

・小学校教育研究会体育部と連携し、「遊びを通した体力向上の取組」についての資料をまとめ、各校へ提供するとともに活用について指導する。

・区と連携するなどして、運動やスポーツに親しむ機会を提供する。

②教員の指導力を向上させる

・教育委員会事務局が主催する教員対象の指導方法に関する研修会を開催する。

③「新体力テスト」の実施及び測定方法の徹底並びに実施に当たっての助言

・「平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」【大阪市の結果】についての説明会を開催する。

・各校における課題を共有し、継続した日々の授業や活動をとおして「学校としての目標値」の明確化に取り組み、子どもたちに意識化させる。

・中学校教育研究会保健体育部と連携した、正しい実施及び計測方法についての研修会を小学校教員向けに開催する。

・「体力調査の実施に関する説明会」において、小学校教育研究会体育部に協力いただいた、資料「新体力テストの測定に向けて」を配布し、工夫した実施について指導する。

・「新体力テスト」の実施にあたり、補助のための学生ボランティアを募り、希望する小学校に配置する。

 

小中学校の取組

(1)「検証シート」の作成
・校長は、全国及び大阪市の子どもの体力の状況を踏まえ、自校の子どもの体力向上 に係る成果と課題を検証し、明らかになった現状等に基づいて「検証シート」等を作成するとともに、自校の子どもの体力の現状等を学校協議会で説明し、学校ホームページにより公表する。
(2)「体力づくりアクションプラン」の作成について
・校長は、「検証シート」を作成後、明らかになった課題の改善を図るための取組を 示した「体力づくりアクションプラン」を作成し、教育委員会事務局あて「体力づくりアクションプラン」を提出する。

平成30年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」結果

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大阪市 教育委員会事務局指導部教育活動支援担当学校保健体育グループ

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)

電話:06-6208-8172

ファックス:06-6202-7055

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