学校における食育

　大阪市では、成長期にある子どもが健やかに生きるための基礎を培うことができるよう、大阪市教育振興基本計画の中で「食育の推進」を重点的に取り組むべき施策としています。

　幼児期にはぐくまれた食への関心をもとに、正しい知識と食習慣を発達段階に応じて身に付けるよう、学校給食を生きた教材として活用し、小・中学校9年間を通して取り組んでいます。

　各学校では給食の時間を中心に、体育（保健体育）、家庭（技術・家庭）、特別活動をはじめ、教育活動全体を通じ、食育の視点を位置づけて行っています。

　食育の視点は次のとおりです。

　大阪市では、食に関する指導の充実を図るため、平成18年度より栄養教諭・学校栄養職員の専門性を生かして栄養教育推進事業を実施しています。この事業は、栄養教諭・学校栄養職員が配置されていない小・中学校を対象としています。

　授業時間を活用して食に関する指導を実施しています。

　学校給食試食会等において講話を行っています。

　指導・啓発資料として、給食だより、食育だより、毎日の学校給食に即した内容の給食カレンダー等を提供しています。

　「おいしいよ！アイデアいっぱい！健康メニュー」をテーマとして、小学校5・6年及び中学校を対象に学校給食献立コンクールを実施しています。最優秀賞及び優秀賞の作品は学校給食の献立として活用されます。

　学校における食育について関心を高めていただくことや、食への啓発をねらいとし、市民を対象に食育展を実施しました。