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大阪市立高等学校教職員組合との交渉

2023年11月7日

ページ番号:538782

令和3年8月3日(火曜日)

令和3年8月3日(火曜日)

大阪市立高等学校教職員組合からの勤務条件に関する申し入れの議事録

 

(市教委)

それでは定刻となりましたので、大阪市立高等学校教職員組合からの教育諸条件の抜本的改善に関する市高教年間統一要求書についての、申し入れ交渉を始めさせていただきます。

 

(組合)

学校の方はひところ生徒のコロナ感染はなかったんですけども、ボチボチ出てきたみたいで、ただまあ長期休業期間中で、クラブなんかもしめてしまう対応になると伺ってます。教職員に広がっているとかいうのは、あまり聞きませんが、教育委員会の方からはコロナ感染に気を付けるようにと言われています。そのことは職員に周知されてますから大丈夫と思いますが、ただ学校の方はさあ行っても対応せんとだめですので、あれやってこれやってという対応は少し大変と思いますが、幸い夏季休養期間中とういことで比較的対応しやすいということで、市高教の年間統一要求書、ひょっとすると来年以降に府立移管するのかもしれないのかなあと思いながら、それにも対応した要求ということで出させてもらってます。学校内あちこち府立移管に向けて工事が急ピッチで進んでいるという事ではあるんですが、要求書として纏めましたので、今日はその提出をします。よろしくお願いします。

 

そしたら私の方から、教育諸条件の抜本的改善に関する市高教年間統一要求書の申し入れを行います。

始めの1ページですけど、これを出すにあたっての想いを書かせてもらっていますが、要点としましては、やはり都構想が2度に亘り民意が示されたのにも関わらず、大阪市立の高等学校はすべて、移管してしまうというところへの反発以外の何ものでもありません。

引き続き、府立移管への反対を示すと共に、様々な最初に書いているところは、教職員の身分等についての事になりますけれども、これもやはり教育諸条件、大きな視野になろうかと思いますので、書かせていただいております。

例えば2段落目の実習教員の方々の問題、あるいは3段落目の学校図書館司書にあたる方々の問題、4段落目いきますと自立支援コースの支援員の問題、5段落目いきますと期限付講師の方々の問題。それぞれが来年度につきましては、府立移管さえなければそのまま仕事として継続していたかとは思うんですけど、府立移管に伴って仕事が無くなってしまう、仕事ができないという状況に、現在陥っています。更に例えば実習教員であれば、ハローワークで職の手続きしなさいというアナウンスこそはされていますけども、現在のところ具体的に何かがあるわけではないという状況。図書館司書の方々にあっても同様かと思いますが、この場合はさらに、ハローワーク云々よりも、まず府立移管になった場合、仕事が無いんで、その後どうなるのかっていうのがいまだに示されていない。

他にも、自立支援コースも府立には無いという話も聞いていますし、仕事が無くなってしまうという方々に対しての今後の対応っていいますか、1学期終わりましたけど、なかなか示されていないというのは、不安以外の何ものでもないっていうように思います。また、今まで当然ながら大阪市立の高等学校が好きというか、勤めてくださった方々ばかりだと思いますので、そういった方々の想いを踏みにじるということは、断じて許すことができないという状況なんです。

私たちとしては、市教委の皆さまに、この事を訴えるしかない状況ですので、何卒その辺りの想いを汲んでもらって、少しでも誠意ある回答をお願いできたらと思っております。

また、2ページへと進んでまいりますが、これまでも、何十年に亘り市高教は、市教委に対して様々な教育諸条件の抜本的改善に向けた要求書を出させてもらいました。もちろん誠意ある回答を頂いて、実現できた事もあろうかと思いますが、この数年、私も交渉に参加させていただいて、中々抜本的な改善というのは、見い出せてはいないんじゃないかなと思います。その中で、先程、委員長の挨拶にも最初ありましたが、府立移管になってしまいますと、この交渉自体は続くかもしれませんが、内容は大幅に変わらざるを得ないという事になるかと思いますし、私たちも、大阪市立の高等学校をより良くしようと思い、ずっとこうやって要求を続けております。その辺りの想いはきっと市教委の方々にも変わらない物があろうかと思いますので。とにかく私たち、時間がありません。これをお願いしたところで、いつになったらできるのか、できないかという事も、正直不安等もあります。その中で、でもやはりこうやって要求し、少しでも私たちの願いというのを聴いていただいて、子どもたち、あるいは、教職員のため、環境を良くするために動いているという事を、ご理解いただきたいと思います。

繰り返し申し上げますが、時間が無いというところは、どうぞご理解いただきたいと思います。その上で、いくつか項目を挙げておりますけども、私の方からは特に重点的にお伝えしたい所を申し上げさせていただきます。

1番もそうなんですが、2番の府立移管に関してはどの項目もどうしても大事になってこようかと思います。当面ですけども、もうすでに来年度の話をそろそろ進めていってる状況です。準備を進めていってる中で、根本的な所になる人員ですね。定数については、はっきりしないことには、授業も組めませんし、生徒募集のパンフレットとかにも、作る、作らないに影響が出てきたりします。この辺り、例年ですと、そろそろ教育活動、授業計画書類等提出されて、提出の期限とか、始まってくるんですが、今のところ動きがありませんので、どうにもならない状況が続いております。ぜひとも、すぐに定数を明らかにしていただきたいと思っております。

また3番の校務支援パソコンにつきましても、府立にもパソコンがあるというのは聞いておりますが、私たち個人情報、当然ながらしっかり守るために校務支援パソコンを使ってまいりました。まあUSB代わりに使っていたこともあります。来年の4月からも当然子どもたちは変わらない中で私たちは府立という名のもとに、パソコンが変わるという事はあろうかと思いますが、データですね。その個人情報云々含めて、教材とか様々なお金には代えがたい財産という物をこの中に入れております。これについて、3月31日までは大阪市の校務支援パソコンです、4月1日なったらすぐに変えなさいとかいうこと言われますと、新学期ただでさえ、そら教育委員会も一緒と思いますけどバタバタしてる中で、こういう作業も期日が短い中で、しなければならないというのは非常に困る部分であります。

そのあたりの、移行の計画っていうのも早急に示してもらいたいと思います。それによって私たちも、そうであれば先にできることをしておこうということもできますので、何卒その辺りの情報も提供をお願いしたいなと思っております。また、府立移管後も、再任用教職員の方々は引き続き大阪市の身分になりますので、恐らく校務支援パソコンを使うんではないかなと、その使うか、使わへんかっていう所も含めてどういう形になるかっていうところを、早急に示していただければと思います。

4番につきましてですが、4番も府立にはコーディネーターという職が無いと聞いておりますので、突然無くなってしまいますと自立支援コースどうなのか。もうたちまちみんな授業等できなくなりますので、教育活動できなくなりますので、配置するよう求めてもらいたいと思います。

あと5番ですが、外国人教師ですね。c-netの職員ですけども、府立になりますと現行の人数が入らないと聞いています。英語科とか教育の質を落とすことになります、これは。ですので、現行数確保するよう、働きかけるよう強く要求したいと思います。

また7番ですけれども中央高校については、夜間の定時制高校という機能がもともとあって現在も当然あります。それを引継ぎ残して、教育活動ができるように配慮をお願いしたいと思います。

9番10番につきましても、このような問題があるということを知っていただけたらと思います。府立移管に関わっては、ここに記載はありませんけども、今後も当然ながら様々な問題出てくるかと思いますんで、それについては引き続き誠意ある交渉をお願いしたいと思います。

3番ですけども、3番につきましては、どこも大事になりますけども、エレベーターの設置計画についても、中々できないという話は聞いておりますが、最近様々な障害案件抱えてる生徒も多くおりますので、このあたりの設置計画どうなってるのかというところ回答お願いできたらと思います。また府立移管になってプレハブのまま市立高校の校舎を渡すというのもどうかと思いますので、その辺りも今後の計画等を教えていただけたらと思っております。

4番5番、特に4番ですけども、トイレの話になるんですが、市役所もトイレきれいになっていっていいなあという風に正直思いまして。私たち、今後府立移管になろうが、ならまいが、やはり生徒を集めるにあたって、生徒たち色んなとこ見ていきますが、ここに記載のとおり毎日使うところってよく見ていきます。その中で、特に思春期迎えてる生徒たちですんで、こういうところはしっかり見てます。保護者も結構見てます。トイレがきれい=志願者が上がるって訳では決して無いかもしれませんが、トイレが汚いからあそこやめとこう、はあり得ます。実際に声はなんぼも聞いています。私、今、鶴見商業高校にいますが、鶴見商業の近所に私学が3~4校あるんですけども、施設の差、雲泥の差です。よくこの鶴商にこの校舎で良く来てくれたなと、本当に生徒に感謝するくらいのものです。ですんで、私たちがどれだけ教育内容を、当然頑張りますけども、授業等頑張りますけども、頑張ってもなお、施設が全部きれいなら言うことないんですが、取り急ぎトイレだけは、府立移管に関わってもそうですけど、もうちょっとなんとかならんかという想いは持っております。ご検討お願いしたいと思います。

あと、(2)ですけども、これも様々なこと書いておりますが、⑤につきましてはソーシャルワーカーですけども、最近多様な生徒がきております。中途退学防止のためのソーシャルワーカーが、工業高校中心に配置はされていますが、工業だけの問題ではありません。商業、普通科含めて、比較的家庭が恵まれてる子ども達は、私学助成の事もあるんで、私立にどうしても流れていってしまいます。やっぱり家の状況、家庭の状況しんどい、だから公立しか来られへん、例えば高校だけ出て就職しようとか想いを持って、商業・工業とかを選んでくる生徒がやっぱり多くおります。その中で、家庭の状況の急変とかで突然学校にこれなくなってしまう生徒も出てきてます。これは、この数年の話じゃないかなという風に思います。例えば、大阪市でもヤングケアラーについての支援の取り組みを始めたっていう話も聞いてますんで、その一環になるかどうかまでは定かではないですけども、すぐにできることとしては、やっぱりスクールソーシャルワーカーを各校に配置していただいて。そうしたら私たち教職員も社会福祉の事とか、わからない事とかは話もできますし、関係機関に繋げることもできますし、それで生徒が救われる。実際経済的面も含めて、福祉的な面も含めて救われることもあるかと思いますので、この中では早急にお願いしたいなと思っております。

あと旅費等についても、例年書いていることにはなりますが、特に進路指導とかについては、高校はやはり大学であったり、企業であったり、実際に足運んで様々な入試情報あるいは採用試験の話とかを聞いてこないことには、HPや電話だけでは聞けないということがたくさんあります。ですんで、コロナ渦で相手から断ることもあるかもしれませんけども、そうやって話をしていく中で、学校間の連携とか協力というものもできてきますんで、それが進学実績や、あるいは就職の実績につながり、ひいては生徒の募集とかでも反映してくるというのがありますので、教員が情報収集だけにとどまらず、そこで効果があるんだということを踏まえての措置をお願いしたいと思っています。

4番の勤務労働条件の改善につきましても、様々書かしてもらっております。授業評価のアンケートにつきましても、生徒とかの様子見てたら、こういうアンケートでも何か活力出すんかなというのもあります。一生懸命書いてくれる生徒も当然おるんですけも、早く帰りたいからといって適当に書いてしまってる子も見受けられます。その子らにちゃんと書けと指導しますが、自分たちのアンケートに、ちゃんと書けいうのも変な話ですんで。こういうところも実態を踏まえたことをお願いしたいと思っております。

(6)につきましては、昨今、銀行でも旧姓の使用が可能になったという話を聞いております。そこで、システムの都合上、大阪市では旧姓の口座に振り込めないと聞いておるんですけども、ここも人権の保障という観点からも、速やかに旧姓の口座にも振り込みができるよう改善をお願いしたいと思っております。

4ページへと進んでまいりますが、このあたり、先ほども申し上げた、持ち時間数、あるいは定数に関わってこようかと思います。府立移管になってしまうと、その持ち時間っていうところが変わってくる部分もあるんですが、少なくとも現状としましては、本当に多忙な状況を過ごしておりますので、配慮をお願いしたいと思います。

4番ですけども、養護教諭の件ですが、ヤングケアラーとも関連してきますけども、特にこの1~2年、コロナになってから特になんですが、心の病を抱えた生徒が多くでてきています。実際に保健室への来訪生徒数増えてます。怪我したわけでもないんですけども、しんどいと訴えてくる子が多くおりまして、心に病を負った生徒も多くきております。保健室、どうしても1人であると対応しきれないことがたくさんあるって聞いてます。ですので、そのあたり複数配置というところ、検討をお願いしたいと思います。後ですけれども、いろいろ書いておりますが、先程の繰り返しになりますんで、ここでは割愛したいと思います。

5ページですけども、教職員についてもやはりメンタル含めて体調等、この1~2年コロナのことも含めて病休等々増えてきているかと思います。たとえば、今、夏ですけども、夏季特別休暇の取得期間、取得を5日を6日や7日にして欲しいですけども、できなくても期間を6月から10月とかにするだけでも、とれる期間が増えてきますし、結果として休暇の取得向上にも繋がるかと思います。そういう点での配慮をお願いしたいと考えております。

また、6番についてはもともと府下の方がマシやった部分もあったんですけども、最近よくなりましたので、検討をお願いしたいと考えております。

あと、母性保護について、(9)番につきましても、不妊治療等も少しは前進のところありますが、特に妊娠となれば女性中心になりますけども、それを支える男性も含めて、このあたりをしっかりと保障するという事が、若い先生方を増やすことに繋がってくると思うので、安心して大阪市の学校現場に勤められるという事になろうかと思いますので、もう1度このあたりの検討をお願いしたいと思っております。

6ページは、今度は介護とかですけども、介護につきましても、最近30代~40代の先生方を中心に親の介護をしているという話も聞いています。1番働き盛りの先生方が、育児あるいは介護等に取られてしまうという事も、当然出てきてます。こういう事を解決するためには、まあ根本的には、教員の採用を増やすということにつきるかと思いますけども、7番等書いてますが介護を理由にした退職者がここ数年、出てきています。現場としては、まだまだ一緒に働きたい、脂の乗り切った先生方を、親の介護というのは非常に大事なんですが、お家のために退職せざるを得ないという先生方も増えておりますんで、例えば復職可能な制度等も運用とかも検討されると、現場によりスキルの高い先生がすぐ戻ってくることもできますんで、そういったところも検討お願いしたいなと思います。

14番については、去年、免許更新制廃棄の方にもでてきております。現場としても、これが本当にしんどい、皆さん非常に時間を割いてしんどい思いで帰っておられますので、府の方に対しての働きかけを、今後もお願いしたいなと思っております。

事務職員の病休についても書かしていただいておりますけれども、特に正規の職員が配置されていない、臨時的任用の方、会計年度の方が、どの職場にいると思います。そのあたり、来年度以降のこともありますんで、正規職員を配置できるよう、検討をお願いしたいと思います。

6番につきまして、管理作業員の方々の要求ということで書いてあります。府立移管に伴って、このあたりもまた変わってくることもあるかと思いますが、引き続きこの件の要求をお願いしたいと思います。私からは以上となりますので、補足等みなさんからお願いしたいと思います。

 

青年部長していますので、青年教職員の観点から要求します。

まず府立移管についてなんですが、この間移管のこともありまして、府立の組合と色々話し合いをしております。どんな問題点があるかとか、市立高校はどんな学校があってというのを、青年部同士でやり取りをしておりますが、そこで出てきたのが土地・建物無償譲渡となっていると思うのですが、それは本当にいいのかというところで。莫大なお金がかかってて、市民のお金でできた建物を、府に無償でしていいのかっていう話なんです。無償で渡していいのかって話で、土地・建物だけでかなりの2500億円くらい。その学校の中にある、例えば色んな機材とか含めるともっと高額になると思います。それをただで渡してしまうのは問題ないのかというところがまず1点なんです。

それから3ページなんですけども、4番の(5)番 授業アンケートについてなんですけども、府立の方で実際に出てきたアンケートに対する取組といいますか、府高教の方の青年部で、授業アンケートどうですかっていうのを、府立高校の若手の先生方、青年の先生方に意向調査をしたときに、自分の評価を高くしたいから相対的に周りの先生方の評価を低くするために、自分より年下の人に、授業のアドバイスをするのはやめましたというような事が出てきたり、府高教の青年部では、かなり問題になって、最初は冗談で言っていたことが、ほんまやというようなことが起きてるので、これも本当に何の意味もないかなと思います。

それから私、勤務校が咲くやこの花高校なんですけれども、その問題点とは別の視点でなんですけれども、やっぱり生徒が適当にパッと塗りつぶすというか、本校は総合学科で授業が結構細切れというか、選択の授業っていうのがすごい数が多くて、非常勤の先生とかも結構多くて、生徒がその先生の名前を覚えていない。なのでアンケート塗るとき、これどの授業やったっけ、どの先生やったっけっていう風になってしまって、本当に正当な評価ができているのかっていうのが、本校に限らず、総合学科のみならず、あるのかなというように思います。

この2点にしても、アンケート、特にアンケートを更にいうと、最初の方は機嫌よく塗ってるような気がするんですけど、だんだん後半の数学とか理科あたりに差し掛かってくると、もうなんかしんどそうに塗っているような気がしますので、本当に正当な評価になっているのかな、というところは問題点としてあるのかなと思います。

それから5ページになりますが、⑦ですがやっぱりちょっと本校も若い先生方数多くいらっしゃるんですが、なかなかやっぱり遅くまで仕事をされています。私も20時から20時半くらい、まあ21時になることは、まあないんですけど、8時ちょっと前位に出勤して、12時間以上、学校にいることが嫌だなと思っているので、できるだけそこには帰るようにはしてるんですけども、私が学校出るときでもまだ明々と灯っていて、日によっては20時を過ぎているけれど、この人たち、今から授業しに行くんかいくらいの熱量で仕事してる日もあるんですね。なのでまあ、是非ともこれは、特に部活動に限らず教職員の健康を守るというところも含めて、まあそこは結局、教員を増やしてくださいと、増やして仕事をみんなでできるようにしてくださいと、十二分確保してくださいということになるんかなと思うんですけども。まあ強く思います。あの、新婚なんですけど、早よ帰ってこいという圧力が非常にありますので。中々帰れないんですけども。

それから6ページになります、(14)の教員免許更新制。大学を卒業するのがストレートでいって22歳、大学院24か25くらいってなると10年後は34か35くらいで、ちょうど青年が終わるかくらいなので、本当に正しく青年教職員が直面する問題ではあります。是非ともこれは大阪市教育委員会様から文科省に対して強くいっていただきたいです。はい、私からは、以上です。

 

女性部の方から付け加えさせていただきます。3ページの4番の(6)番の旧姓の銀行口座にも振り込めるようにというのを、今年新たに入れさせていただきました。昨年、女性部の方でアンケートをとった時に、実際に手続きしたいと申したんですが、だめですと言われてしまって、何とかならないかっていう相談があったんです。その方は、結婚後も職場では旧姓を使っておられるんですが、口座の方が、銀行の方が旧姓でも作れますよということを割と全面的に出してやるようになったので、できるんだという事で、それで旧姓で作らはったんですね、口座を。それを自分の給料の口座にしたいと言ったんですが、ダメやと。いろんな理由があって、去年もやり取りさせてもらったんですが、システム上、その人とその給与の口座の名前との一致ですよね。多分その1対1の一致しかシステム上できないというような回答だったんです。言うてみたら、システム上のことであれば技術的なものなので、旧姓で仕事をするっていうのは結構、いま社会的にも認知されてきていますし、選択的夫婦別姓の話が議論されてきているところですし、旧姓で仕事することを認めていただいてる以上、システム上のことであれば改善していただいて、旧姓の口座をそのまま使えるようにしていただきたいなあと。私たちの世代は、いったん、私が結婚したときは、絶対旧姓使えなかったんで、いったん私も結婚した姓で仕事をしたんですけども、途中から旧姓で仕事できるっていうように変わったので、旧姓の使用届を出して、また旧姓に戻して仕事をしているんですね。

そういう世代なので、銀行口座もややこしいことになるんですけども、これからの人は、たぶん結婚してもそのままの旧姓で仕事する、だから一度も自分の新しい姓は使わずにそのままいけるので、銀行もそのままいけるのとなれば増えてくると思いますので、システム上その辺はできるようにっていうことを研究して改善していただけたらなあと思います。   今後、府立になるかもしれませんが、小中は市立残りますし、女性の方がたくさん働いておられますので、ちょっとずつ前進させていただけたらなあと思います。

あとはですね5ページの方に、女性保護と育児のことについて書かせていただいております。大阪市はすごく動いているよう部分ですけれども、(9)の女性の保護のところの①のつわり休暇の話です。つわり休暇を取ったら、産前休暇が減るという制度ですね。これは大阪市くらいだと思います。全国で見ても、こんな産前休暇が減るなんて話は聞いたことありませんし、恥ずかしい制度だと思いますので。まあ、別ですよね。いわゆる産前・産後休暇とは別です。つわり休暇っていうのは、本来別のものだと思いますので。これもう何とか早いこと解決してしまわないと一生大阪市の恥を晒すことになるんではないかなあという風に私は思いますので、是非とも改善をお願いします。府の方は、もちろんこういう制度ありませんので、全然また別の話ですので、その辺ちょっと変えていただきたいなあと思います。

あとあの、大阪市がひどいなあっていうのは、病休の無給の3日間です。あれも大阪市独自ですよね、言ってみればね。悪い方の例として全国的に恥ずかしい制度だと私は思います。病休の最初の3日間無給っていう。悪いことした人がいたから罰則みたいなことでやってるんでしょうけど、本来休暇制度ってそういうものじゃないはずだと思いますので、そんな所で自治体としての品格、そういうものを落としてしまっているような気がしますので、教育委員会だけのことではないと思いますけど、やっぱりこの制度を変えてほしいなあと切に願っております。以上です。

 

勤務校が生野工業高校でありますので、工業高校の、先ほどあの書記長が話をしました定数の部分について、本日要求書の提出ということでご回答は…ということですが、現状のことでも、お分かりになっていらっしゃる部分のところは教えていただきたいなと思っているんですが、専門科目の方で仕事をしている人間にとっては、実習助手の先生方の力をお借りしないと、とてもじゃないけど授業がまわっていかないという現状なんです。生野工業高校では9名の実職の方がおられて、内訳はといいますと、再任用の方が2名、正規採用の方が3名、期限付き実習助手の方が4名、そういうような構成で学校が回っているという状況です。3月のきわきわの所で、生野工業高校、ほかの高校もそうなんですけども現状こういう風な定数ですから、こうなりましたよ、という風なことを示されても、たちどころに授業ができひんというような状態にはなると予想されますので。今いまでもご存知であるということがありましたら、それをお教えいただきたいという風に思う次第であります。そのあたり、提出という状況なんですけれど、お知りになっている情報があればお出しいただきたいという風に思っています。以上です。

 

実習要員関係についてですが、細かな所を含めて、府への移管の所で、一番何がどうなるかわからないのが、実習教員だと。処遇についての考え方っていうのが現状ではやっぱり市の教育委員会から現場にしっかり伝えてほしいと。単純に期限付きの人を全部雇い止めしても、非正規の人だけで溢れてしまう。府の基準で配置していけば。府の方の実習助手の採用試験の募集人数について、溢れる分だけ減らしましょうかみたいな形になっている。現状でその形で話がある中で、来年度の人事について、市立高校の人事については、現行の市立校の枠の中でという。でも実習教員については、考え方、それぞれの教育委員会で、府の教育委員会は採用、この府への移管の採用の所でも、1度謳っている訳ですから。数を、配置基準を上回る分については、異動することがありますという形で来ている。でも1番大きな学校教育水準を変えないといったような所を含めて、だから実習教員の配置をどうするんだという所については、全く見えない。ましてや工業で何十年もやってきた人もいるし、そういう人たちがまあ溢れました、生首はきれません。だからあなた、来年からは大阪市の中ではいっぱいになるから、府に移管になりますから、障害児学校の方に行って、そちらで仕事してください、なんてこともケースとしたら、あの謳い方からしたらあるかもしれない。でもそういう形が果たして本当に好ましい形になるのかというような所が懸念されます。当然賃金的な物でも、産振は手当ですから、働く内容によりけりで出ると思うんですけど、それを府だからどうこうという事は無い訳ですから、そういった元々の色んな所も、収入関係も産振も成り立ったものが、経過的には一斉に無い。実には府への移管によって仕事そのものが、生涯ここでやろうと思っていた仕事そのものが無くなってしまう場合があるという。それは実習助手という括りの枠の中だから、職種がかわるわけではないのだから、微々たる問題だという解釈なんでしょうけども、しかし色んな中で、じゃあどの場所で、例えば近くを含めて、様々な形の状態で、補足事例で教諭実習担当であったり、総括実習助手であったり、賃金面の改善をこれまでずっとしてきた経過の中で、それでそんな事も含めて、来年の移行の所で、両教育委員会の所で、制度が違うので職も違ってくると。呼称の呼び方、お金は変わらないけれども、大阪市教育委員会はこんな物要らないという事で、この間5年、7年になりますが、呼称の呼び名についての要求についても認める必要はないという事で、市高教から出すものについては、変更がありませんでした。教育委員会が柱としているものがあるけれども、一番大きな部分で、やはりそれこそ、6本の教育の中で、実習助手というのが、単に実験実習において、教員の仕事を助けるというのは、単なる実験実習に留まらず、文科省なり色んな所の認識もお聞きしているんですが、校務分掌において、それぞれ学校の中で、事務にあたるような形になっている。単純な形の配置では無くなっている。そういう所も含めて、やっぱり来年以降の事も含めて、現状の所をしっかり、やはり府の教育委員会とも、現況を伝えながら、どういう形にしていくのか、大きな所で見ていったら、それこそ府の基準通りに行くから、工業高校には実習助手はいらないというような示し方を府の方はしている訳ですから。でもそういう事を含めて現状それで、来年、当面は来年までの間、そういう所がきちっとやっていけるのかという様な所について、問題はそれでやるんならやるで、僕個人の意見ですから、それでやるんならやるで、それは構わないけれども、それをきちっと出してくれと、やるともやらないとも言わずにできるともできないとも言わずに行くから、学校に何人、人数が確保できますと、そういった根本にかかわる物が出てこないので困る。受け取ってくれるのは府の方ですから、府の方の責任かもしれませんが、現状の学校教育の議事を理解する中で、恐らく教育委員会として、この辺りについてしっかりと府の教育委員会に伝えてもらうという事が大事だと思うので、よろしくお願いします。

 

今の定数のところですけどもね、別にこれ実習助手の話だけしてるんじゃなくて、その他の部分も込みで、定数なんですが、まあ少なくとも、今の工業の話でいえば、実習助手の定数どうすんのとか、府立高校で言えば、府立高校でも工業の実習助手、この間いてたわけで、その人たちは府立高校の異動の基準でいえば、産振手当もらってる人の実習助手は、産振手当もらってる中でしか動かさないんで、実習助手だからといって、普通科の方にいかない。だから、要するにその人が退職するまで工業高校においておくっていうね。自然減を待っているっていうのがやり方なんです。

このことについて、人事の方にお話しをしてますんで、大体お分かりと思いますが、ただ、いま現在人事が言ってるのは、府の方から定数が示されないので、回答できないということで。府が回答していないから答えられないというのは、そうかもしれないけど、人事と話をして1月位経っているので、この間どうなっているのかというのも含めて引き続き話をしないといけない。それから学校現場でいえば、そろそろ中学校訪問を始めるような頃なんですよね。中学校訪問もするときには、次年度こういう授業できますから、府立にかわっても、より充実した教育活動ができますよって話をしに行くわけです。個人的に想いはありますが、要するにこんな学校なるよというわけですよ、例えば制服変わりましたとかね。これは定数とは関係なしにですから、自分のところでできる話なんですよね、責任もって。だけど要するに多様な授業を選択できるようにしようという学校も多い中で、要するにその担保になるのは人ですから、人が来なかったらそんな授業なんてとてもできない。だからできない授業の事を話しする訳にはいかないので、それぞれの学校は今定数示されるのを待っとると。で、加配の部分はね、例年いつもありますから、それはそれなんですけども、定数の部分が示されないで困ってるっていう話が1番大きな事なので、そこの事については開けたままにして欲しいと。そのための、まあ府立移管の話を、人事とまた早急にさせてもらいたいということが1つ大きな事ですね。

それから、あの加えて言うならば工業の実習助手は、府立高校は、正規職員のところね、府の基準で言えば19人溢れるということを言っているので、その基準をそのまま当てはめていくと、正規職員の人もひょっとしたら府立に回っても特別支援に行かなあかんようになる。先ほど話しましたけど、そういう話なので、みなさん、そんな話を聞くとびっくりすると思うんです。なので、府でも要するに産振手当もらう実習助手の人は、他には回さないんだから、その人たちのルールを適用してくれたら。引き続きそこの話をさせてもらいますので、よろしくお願いします。

それから次の話しますね、2番の(1)の9番、中央高校の空き室のこと。中央高校からの要求を見て思い出したんですけれども、教育振興公社の跡地がまだ、空き地として、空き教室として残ってるんです。玄関入って1階の所、オープンスペースいうところなんですけども。そこが壁になっていて、入口別でそこに入れる。昔あの、中央高校の場所使って、社会人の社会人教育ができた。そこの受付の部分が教育振興公社の窓口で、跡地であるんですが、そこを中央高校の専用部分にしてほしいという要求がこの間ずっとあった訳ですが、ほったらかしだったということで。でも府立高校になるんだったら、建物が行ってしまう訳ですから、そこの部分どうするのかというのは、個人としては忘れてた話なので、そこについては早急に示していただきたいというところが大きくあります。

調べてまた回答してほしいんですけれども、3番のトイレの話、トイレの工事は、教育委員会がこの間、1校2校、毎年決めて、市教委が責任をもって改修したんだと思う。汎愛高校も改修が住んで、それなりにきれいになってると。だけど他の例えば工業高校でも汚いところは、まだ残ってますから、今年どこするのか、今年は教育委員会が責任をもってするはずですから、多分何校かあると思うんですけど、それを教えてもらいたい。僕は以上なんですけれども、どうですか。何か回答できますか。

 

(市教委)

すいません、我々は制度担当ということで、工事の状況であったり、先ほどお話がありました定数の部分につきましては、ちょっと今、回答の方を持ち合わせておりませんので、こういったお声があった旨につきましては所管担当の方には、お伝えさせていただきたいと思っておりますので。

 

(組合)

そもそもの話なんですけどもね、府立移管に係る問状を、私は市議会の教育こども委員会を含めて、ずっと聞いてきましたけども、一貫して府立に行ったら教育環境が良くなると、松浦課長が答えていた。ところが、いま、これ現実に、もう来年4月に迫ってきてるのに、教育環境が良くなるって話は全然あらへん。1番ひどいのは図書館の司書の人たちですよ。私この間、ずっと会計年度になることもあって、色々図書館司書の人たちと、やりとりをしてきましたけど、学校図書館で、そこに司書の人がいるところがね、非常に大事であって、生徒の需要も含めてそうですけれども。ある学校の司書の人たちによると、第2の保健室になってるというところもある。学校の先生でもない、養護教諭でもない、そういう人がおる。その本を介して、生徒と接する。そういうことで、読書への興味を持たせてくれたりとか、あるいは個人的な悩みを聞いてくれたりとか、そういう風なところも実際にある。でね、これまったく大阪市の都合で、この人たちのクビが飛ばされようとしているわけですよ。1月5日に示されたやつにはね、来年度募集ありませんので、ご理解してください。そんなんね、募集ありませんから、理解してくださいなんで、そんなん普通ありませんよ。

でね、まったくその大阪市の都合でしょ。大阪市というよりは、トップを握っている市長と吉村知事とこの2人がやりたいことが全く別にあるから、そのために高校移管しようって話になってるんですよ。そういう風な、教育上なんの大義もない目的のためにクビを飛ばされようとしてる人がいることは、これは大問題です。

ここは、ほんまにしっかり捉えてもらわないと、とんでもないことになりますよ。松井さんはね、教育こども委員会に出てきてね、大阪府には大学進学率でトップ30に3つ程、府立は入ってるとか、もうそもそも目的が違う学校やねんから、大阪市立の学校は。あの人は1900年すみわけを全然知らんから、そんなこと平然というねん。大阪市の市立の学校は1960年代の京阪神工業地帯の支える工業人、商業人を多数輩出してきてるわけですよ。松井市長には、そんな歴史なんか一切関係ないみたいやから。で、これが決まったときの附帯決議、公明党さんがつけたけど。教育環境をよくするんやったらそんな話が出てくる訳ですよ、教育条件を落とさないとか。ところが、附帯決議に何書いてあったかというと、府に移した後、財産処分をする時に、大阪市にきちっと報告しなさいって、なんやねんこれ。要するに、はなから財産処分してしまうようなことが見えてるような附帯決議ですよ。そんなんでよう公明党も賛成したなと思います。

要するに教育上なんの大義もないところで、こういうようなことがやられようとしている。ほんで、今現場が混乱しようとしている。生首を飛ばされる可能性があって、もう仕事が手につかへん様な状況でさえある。で、司書の人たちはもう20年近くこの仕事をやってきはる。やっぱり学校に愛着もってはんねん。そこをやっぱりね、教育委員会がどんだけ理解して、その人たちの職をどう保障するか、考えてもらわなあかんと。

これね、まあ提出は例年通りの時期やけど、これ回答が3月とかになったら話になりまへんで。なんぼ遅くても年内には回答してもらわな。で、特に人事の関係は、人の関係は、これは、もう現在進行形ですから。高等学校来年から新しいカリキュラムになるんですよ。その大事な時に、こんな学校にできます、こんな講座を開きます、そんなことが、示さなあかん時期やのに、それが示されないというのは、ひとえにこんな問題が起きてるからです。府立移管がなかったら、そんなん全然関係ない話や。そこんところを、やっぱりよう理解してね、今何をやろうとしてんのか、それが今おる生徒、これから受けようとする生徒、そこのところしっかり頭の中いれて回答せんかったらね、話にならんよ。定数の問題とか、そんなんね、少なくとも今月末くらいに回答もらわんかったら話にならへんで。そのぐらいの対応をやってください。別々にね、全体一括まとめて例年のようにやらんでいいねん、今回は。私らは、あくまで府立移管の反対の旗はかかげ続けますけど。

一方で指摘したように、先月30日、無償譲渡することの問題について、住民監査請求が出ましたからね。それの結果が出るのが、9月30日。そういう動きも含めてね、少なくとも現場にもそういう事をきちっと伝えな。そのための努力を、例年と同じペースではまったく間に合わへん。そこんところをきちっと理解してやってもらわな困る。以上。

 

今、副委員長総括しましたんで、よろしくお願いします。

 

あの、一言だけ。

図書館の司書の人たちね、全員女性なんです。仕事を奪うという事はね、命を奪う事と同じだという意識をちゃんと持っていてほしいという事をお願いします、本当に。命奪いかねないということです。それぐらいの事をしてるという事を自覚していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 (市教委)

ただいま、大阪市立高等学校教職員組合員の皆さま方から労働条件の改善に関するご要求をお受けしたところでございます。多岐にわたる本日のご要求につきましては、その主旨を踏まえ、今後、各所管関係先とも十分検討を重ねまして、勤務労働条件に関わりましては、誠意をもって協議してまいりたいと存じますので、本日のところはよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

分会要求書

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