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銅造蔵王権現立像 1軀 附1軀

2022年9月21日

ページ番号:571254

銅造蔵王権現立像

どうぞうざおうごんげんりゅうぞう

分野/部門

有形文化財/美術工芸品〔彫刻〕

所有者

宗教法人 香具波志神社(かぐわしじんじゃ)

所在地

大阪市淀川区加島4

紹介


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銅造蔵王権現立像

 香具波志神社は、加島に社地を構える淀川流域有数の神社で、天徳3年(959)、稲荷神(いなりしん)の使者である一人の童子の神託により、この地に稲荷神をまつったことが端緒という。蔵王権現(ざおうごんげん)立像は、像高24.5cm、市域では希少な平安時代後期、12世紀代に制作がさかのぼる金銅仏で、元禄期(1688~1704)に境内にあった蔵王権現社の神体とも伝える。面部の表情には造立当初の様相がうかがえる。附(つけたり)とする木造童子形神(どうじぎょうしん)立像は、神託を行った使者の童子の彫像で、蔵王権現立像とともに、神体の前立像(まえだちぞう)としてまつられていたと伝える。

用語解説

蔵王権現(ざおうごんげん) 修験道の本尊。神仏習合の信仰の中で日本で生まれた神像で、仏教の明王のような姿をとる。権現とは日本の神の神号の一つで、日本の神々を仏教の仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)による神号である。

稲荷神(いなりしん) 稲を象徴する穀霊神・農耕神。稲荷大明神(いなりだいみょうじん)、お稲荷様、お稲荷さんともいう。

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