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木造男神坐像 3軀

2022年9月21日

ページ番号:571255

木造男神坐像

もくぞうだんしんざぞう

分野/部門

有形文化財/美術工芸品〔彫刻〕

所有者

宗教法人 住吉大社(すみよしたいしゃ)

所在地

大阪市住吉区住吉2

紹介


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木造男神坐像

 住吉大社は、住吉神をまつる神社として、広く信仰を集めている。祭神は、住吉三神と称される表筒男命(うわつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、底筒男命(そこつつのおのみこと)の男神三神(だんしんさんしん)と、息長足姫命(神功皇后)(おきながたらしひめのみこと(じんぐうこうごう))である。このうち男神三神の神体としてまつられてきたという「古代神像(こだいしんぞう)」と称される神像3軀(く)が伝来している。像高はいずれも20㎝強で、内刳り(うちぐり)のない一木造(いちぼくづくり)像、頭上に巾子冠(こじかん)を戴く束帯(そくたい)姿で、膝前部分を簡略化した、市域では希少な古様な神像である。制作年代は、1軀は平安時代後期の12世紀代、残る2軀は鎌倉時代、13世紀代と考えられる。

用語解説

内刳り(うちぐり) 内部をくりぬき空洞にすること。

一木造(いちぼくづくり) 木像彫刻の一技法で、1本の木から像全体または頭・胴体の中心部を丸彫りしてつくる方法。

巾子冠(こじかん) 官人が正装の際に着ける巾子を伴った冠。巾子とは冠の頂上後部に高く突き出ている部分。

束帯(そくたい) 平安時代以降の朝廷の男子の正服。

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