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木造月益・日益・玉照尼坐像 3軀

2022年9月21日

ページ番号:571265

木造月益・日益・玉照尼坐像

もくぞうつきます・ひます・たまてるにざぞう

分野/部門

有形民俗文化財

所有者

宗教法人 宝泉寺(ほうせんじ)

所在地

大阪市中央区龍造寺町

紹介


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木造月益坐像

 宝泉寺は、中央区龍造寺町に所在する、四天王寺境外子院(してんのうじけいがいしいん)のひとつで、覚の坊(かくのぼう)とも称する。聖徳太子の乳母で、日本比丘尼(びくに)の開祖とされる月益・日益・玉照の三人の尼が、四天王寺の引声堂(いんぜいどう)の南に結んだ草堂が端緒で、大坂の陣の際に荒廃したが、寛永年間(1624~1644)に、覚如比丘尼(かくにょびくに)が現在の寺地に再興したという。近年まで代々尼僧が住持をつとめ、日本比丘尼開祖の尼寺として信仰を集めている。三尼をまつる開山堂奥に、全国的にも希少な三尼の彫像3軀がまつられており、江戸時代の地誌などから、女性から篤く信仰されていたことがうかがえる。四天王寺の信仰圏で、女性と関連する信仰が重視されていたことを示す貴重な史料である。

用語解説

比丘尼(びくに) 仏教における女性の出家修行者のこと。男性の比丘に対応する呼称。

引声堂(いんぜいどう) 四天王寺の境内にあった念仏三昧を旨とする行のための堂。

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