ページの先頭です

「大阪の歴史再発見」 非公開文化財の特別公開 「星にまつわる神々‐市域の神像彫刻から‐」 の開催について

2025年6月24日

ページ番号:598221

特別公開 「星にまつわる神々‐市域の神像彫刻から‐」 の開催について

『大阪の歴史再発見』 非公開文化財の特別公開

 大阪市教育委員会では、大阪市内に所在するさまざまな文化財について、みなさまにより理解を深めていただくために、「大阪の歴史再発見」と題した、文化財に関連する見学会・講演会などを実施しています。今回みなさまにご案内させていただくのは、通常は公開されていない文化財の、期間を限定した特別公開です。

特別公開 「星にまつわる神々‐市域の神像彫刻から‐」 の開催について

 神さまの姿をあらわした彫刻や絵画のことを神像と呼びます。神社の神体としてまつることを目的として造立し、本殿の奥深くに、人の目にふれず、秘せられてまつられる場合が大半です。そのため文化財の観点から、調査することが可能な場合は限られるのですが、市域の歴史や信仰を考えるうえで、重要な文化財と位置付けることができます。

 日本の神像は、仏教の影響を受けながら成立、展開したといわれますが、大阪市域は、神道と仏教が相互に影響を与えながら、複雑かつ多様に変化していくという、神仏習合の影響が色濃くみられる土地柄です。そのような由緒をふまえてか、特色ゆたかな神像が、市域には伝来していることが、近年の文化財調査から、明らかになってきました。

 今回、市域の神像彫刻のうち、天体である星を神格化して造形した、星にまつわる神々をあらわした神像に焦点をあてて、特別に一般に公開することとなりました。いずれも、通常では非公開の貴重な文化財です。所有者の方々のご理解・ご協力をいただき、期間を限定した、ミニ展示方式による公開を予定しています。

 ミニ展示の会場として、格別のご配慮をいただきまして、昭和25年(1950)に再建された歴史的建造物で、国登録文化財となっている、山本能楽堂の能舞台をお借りします。文化財である神像を能舞台上で公開するという試みになります。


主な公開予定の文化財

 木造九曜星像(江戸時代 法明寺所蔵)

 木造九曜星像(江戸時代 正圓寺所蔵)

 木造鎮宅霊符倚像(江戸時代 三津寺所蔵)ほか


別ウィンドウで開く

木造九曜星像から木曜星像 正圓寺所蔵(部分)

特別公開の会場・期間について

【公開会場】

大阪市中央区徳井町1-3-6 山本能楽堂

大阪メトロ 谷町線・中央線 谷町4丁目駅 4番出口から 北西へ徒歩5分 

会場への地図 

会場の関係上、スロープ等はなく、階段等による昇降のみとなります。

   

【公開期間】

2025年7月13日(日曜日)~7月14日(月曜日)

【開場時間】

午後1時~午後4時(入場は3時30分まで)

事前の申し込み等は不要です。

ただし、観覧者の人数によって、入場をお待ちいただく場合がございます。

午後1時・午後2時から、大阪市教育委員会学芸員による解説を予定しています。

【観覧料】

 資料代 1 0 0 円

 学生は無料(大学生・専門学校生含む)

【主催・共催】

 【主催】 大阪市教育委員会・大阪密教美術保存会

 【共催】 朝日新聞社

【問い合わせ先】

 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号 

 大阪市 教育委員会事務局 総務部 文化財保護課

 電話:06‐6208‐9168  ファックス:06-6201-5759

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

  • Facebookでシェア
  • Xでポストする
  • LINEで送る

探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先

大阪市教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話: 06-6208-9168 ファックス: 06-6201-5759