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東大寺仏像群

2023年12月22日

ページ番号:611193

東大寺仏像群

とうだいじぶつぞうぐん

分野/部門

有形文化財/美術工芸品〔彫刻〕

所有者

宗教法人 東大寺(とうだいじ)

所在地

大阪市住吉区万代6丁目

紹介


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東大寺仏像群のうち、木造毘沙門天立像

 東大寺は、住吉大社の東に寺地を置く、住吉神宮寺の毘沙門堂の法灯を継ぐ黄檗宗(おうばくしゅう)寺院である。東大寺の本尊像は、本堂中央の厨子内(ずしない)に安置する、像高202センチメートルの単身の毘沙門天立像である。堂々とした体躯(たいく)と、動きを抑えた造形が特色で、14世紀末から15世紀代の制作である。前立の毘沙門天三尊立像は、江戸時代中期の大坂仏師である田中主水が造立したことが仏師の系図からわかる。黄檗宗の仏像に通じる特色がみられる像で、像高は中尊171センチメートル、脇侍の吉祥天(きっしょうてん)118センチメートル、善膩師童子(ぜんにしどうじ)115センチメートルである。准胝(じゅんてい)観音菩薩坐像は、像高56.5センチメートル、水面に突き出る蓮華に座す姿で、襟のつまった長袖の衣を着ける。単身像の作例はめずらしく、制作年代は江戸時代である。中世から近世の特色ある像からなる仏像群である。

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