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紙本墨画淡彩釈迦三尊画像 1幅

2023年12月22日

ページ番号:611199

紙本墨画淡彩釈迦三尊画像

しほんすみがたんさいしゃかさんぞんがぞう

分野/部門

有形文化財/美術工芸品〔絵画〕

所有者

宗教法人 久本寺(きゅうほんじ)

所在地

大阪市中央区谷町8丁目

紹介


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紙本墨画淡彩釈迦三尊図(久本寺)

 久本寺は中央区谷町8丁目に寺地を構える本門法華宗の寺院である。日蓮宗系の寺院が集まる寺町街区の寺町寺院であり、近代の地誌『大阪府全志』によれば、永禄5年(1562年)の創建という。この画像は、15世紀中頃に活動した京都の絵師である土蔵宗種(どぞうそうしゅ)による仏画である。伝統的な仏画に、大和絵や水墨画の技法を取り入れた画風で、室町時代の代表的な絵仏師として評価されているが、全国でも数点しか作例が知られていない。本画像はそのひとつで、髭(ひげ)を蓄え耳飾りをつけた釈迦(しゃか)の表情が特徴的な、市域に伝来する数少ない中世仏画のひとつである。

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