絹本著色荼吉尼天画像 1幅
2023年12月22日
ページ番号:611201

絹本著色荼吉尼天画像
けんぽんちょしょくだきにてんがぞう

分野/部門
有形文化財/美術工芸品/絵画

所有者
宗教法人 釈迦院(しゃかいん)

所在地
大阪市港区築港1丁目

紹介
釈迦院は、港区築港に寺地を構える真言宗の寺院である。天女の姿の女神を中心に、左右に十五童子を配し、画面上方に三天をあらわす円相を描く。女神は頭上に蛇の姿の男性の神である宇賀神(うがじん)を戴く弁才天の姿で、持物も弁才天と通じるが、狐に騎乗しており、弁才天と習合した荼吉尼天の画像である。類似する作例は、彫像・画像を含めて全国でも数少ない。制作年代は、15~16世紀と考えられ、市域に伝来する貴重な中世仏画のひとつである。釈迦院は、大正元年(1912年)に、築港倶楽部跡である現地に寺地を構え、「築港高野山」として、近畿一円から信仰を集めていた。この画像は、釈迦院では弁才天として信仰されており、地域の信仰の様子も伝えている。
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