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常宣寺真宗関係史料 一括(10点)

2023年12月22日

ページ番号:611762

常宣寺真宗関係史料

じょうせんじしんしゅうかんけいしりょう

分野/部門

有形文化財/歴史資料

所有者

宗教法人 常宣寺(じょうせんじ)

所在地

大阪市旭区生江3丁目

紹介


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常宣寺真宗関係史料のうち、
紙本墨書六字名号

 常宣寺は、淀川の左岸に接する、旭区生江の浄土真宗本願寺派の寺院で、近代の地誌の『大阪府全志』によれば、荒生(なぎ)の旧集落の字池川に寺地を構え、応永4年(1397年)に本願寺6世門主巧如の弟子である智正という人物が開山した、とある。蓮如が淀川を船で下り大坂や堺に向かうたびに、この地で下船して常宣寺に立ち寄った、と伝え、その際に蓮如が下付したと伝える大幅の「南無阿弥陀仏」と記した六字名号(ろくじみょうごう)が、3幅伝来している、いずれも中世の名号本尊で、それぞれ筆致が異なり、近年の名号研究では、3幅の名号はそれぞれ、蓮如、9世門主実如(じつにょ)、10世門主証如(しょうにょ)が書いたとされるタイプに属している。この他に、元文3年(1738年)の、本願寺派15世門主住如(じゅうにょ)証判の木仏免状(もくぶつめんじょう)と木仏本尊(もくぶつほんぞん)、宝暦10年(1760年)下付の親鸞画像なども伝来している。3世代の門主の名号本尊を含む真宗関係史料は、市域でもめずらしく、寺や地域の歴史を考えるにあたっての貴重な真宗関係史料である。

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