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八幡宮・金蓮寺関連神像群 一括(8軀)

2023年12月22日

ページ番号:611879

八幡宮・金蓮寺関連神像群

はちまんぐう・こんれんじかんれんしんぞうぐん

分野/部門

有形民俗文化財

所有者

宗教法人 見性寺(けんしょうじ)

所在地

大阪市東住吉区桑津3丁目

紹介


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八幡宮・金蓮寺関連神像群のうち、
木造男神坐像

 東住吉区桑津の地は、応神天皇が日向から妃(きさき)として迎えた髪長媛(かみながひめ)の宮跡の旧地とされ、江戸時代の記録や近代の地誌によれば、この宮跡に、聖徳太子が四天王寺に先立って建立したのが。八幡宮とその別当寺である金蓮寺(こんれんじ)という。神仏分離の際に、八幡宮は桑津天神社に合祀(ごうし)、金蓮寺は廃寺となったが、八幡宮の本地堂が、神像群とともに、明治14年(1881年)に火災で焼失した、同じ桑津の見性寺に移築された。この本地堂が、現在の見性寺の本堂となっている。総髪で厳しい表情を見せて拱手(きょうしゅ)する坐像(ざぞう)の神像は、近代には聖徳太子像と称されてい童子の姿をした童子形神立像は、聖徳太子の16才の姿をあらわした孝養(きょうよう)像に似る。いずれも中世の制作で、造立時の像主名は不明だが、太子信仰との関連をうかがわせる神像である。この他にも、金銅製の懸仏(かけぼとけ)や弁才天像なども伝来しており、失われた神宮寺の信仰を如実に伝える市域で有数の民俗文化財である。

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