大宮神社神像群 一括(6軀)
2023年12月22日
ページ番号:611881
大宮神社神像群
おおみやじんじゃしんぞうぐん
分野/部門
有形民俗文化財
所有者
宗教法人 大宮神社(おおみやじんじゃ)
所在地
大阪市旭区大宮3丁目
紹介
大宮八幡宮と称される大宮神社は、旭区大宮に社地を構える。神社に伝来する縁起や近代の地誌『東成群誌』などによれば、源平合戦中に、源義経がこの地で宇佐八幡宮の霊鏡を得たことを契機に、源頼朝が社を創建したことが端緒という。その後、豊臣秀吉が再建し、以降の大坂城代からも信仰されたと伝える。神社に伝来する文書からは、18世紀末には、社観の整備がはかられていたことがわかる。改修工事に伴って、本殿に神体としてまつられていた神像の、文化財調査の機会が生まれ、元文2年(1737年)の奉納銘のある束帯姿の壮年の男性の姿をした男神坐像、老相の二狐を伴う老人の姿をした稲荷神立像、仁徳天皇像としてまつられていた可能性のある童子の姿をした童子形神立像、道教の影響をうけた男性の神である鎮宅霊符像などが発見された。束帯姿の男神坐像は、制作年代が中世にさかのぼる、市域でも古様な神像の作例である。地域の信仰の象徴となる神体が、まとまって伝来しており、貴重な民俗文化財である。
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