大阪天満宮本殿、幣殿及び拝殿・中門・透塀・表大門
2024年7月18日
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大阪天満宮本殿、幣殿及び拝殿・中門・透塀・表大門
おおさかてんまんぐうほんでん、へいでんおよびはいでん・ちゅうもん・すきべい・おもてだいもん

分野/部門
有形文化財/建造物

所有者
宗教法人 大阪天満宮(おおさかてんまんぐう)

所在地
大阪市北区天神橋2ー1ー8

紹介
本殿、幣殿および拝殿:大阪天満宮の本殿は桁行(けたゆき)7間、梁行(はりゆき)2間の規模で4面に縁をめぐらせ、屋根は入母屋造(いりもやづくり)で前面に桁行と同じ幅の庇をもつという特殊な構造である。南側に拝殿と幣殿を伴う複合社殿で、市域では最大規模であり、近世後期の時代の特徴をよく示している。建築年代は天保14年(1843)上棟、弘化2年(1845)の正遷宮である。
中門:本殿の周囲を取り囲む透塀の北側中央で、本殿桁行中央の間に対応した位置にある。間口1間1戸の平唐門(ひらからもん)であり、天満宮本殿の北側からの景観を格式あるものとするうえでも貴重である。建築年代は本殿等と同時期である。本殿との関係において京都の北野天満宮(慶長12年、1607)に類似の形態が見られ、大阪天満宮本殿等の成立の過程を知る上で貴重である。
透塀:本殿を取り囲む透塀は、幣殿の桁行中央やや本殿よりのところから本殿を取り囲むように折れ曲がり、中門の両側に取りつく。東西16間ずつが配置されている。本殿等と同時期の竣工であるが、内法長押(うちのりなげし)上に嵌められている彫刻欄間は近代初頭の作である。
表大門:大阪天満宮の正門であり、境内の南面中央に、拝殿を正面に望む位置に建つ大型の四脚門(しきゃくもん)である。屋根は切妻造(きりづまづくり)、本瓦葺き、柱は円柱で粽(ちまき)をもち、禅宗様の石製礎盤(そばん)上に立つ。大阪の近世を代表する都市景観を構成する建築としても貴重である。建築年代は天保15年上棟で、翌弘化2年の正遷宮である。
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