「大阪の歴史再発見」「大應寺木造阿弥陀如来坐像」非公開文化財の特別公開
2025年5月7日
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「大阪の歴史再発見」 非公開文化財の特別公開
大阪市教育委員会では、大阪市内に所在するさまざまな文化財について、みなさまにより理解を深めていただくために、「大阪の歴史再発見」と題した、文化財に関連する見学会・講演会などを実施しています。今回みなさまにご案内させていただくのは、通常は公開されていない文化財を、期間を限定して特別に公開を実施するものです。

特別公開 「大應寺:木造阿弥陀如来坐像」 の開催について
大應寺(だいおうじ)は、天王寺区餌差町に寺地を構える浄土宗の寺院です。大坂城の築城に伴う都市計画で造営された寺町の寺院で、一説によれば、文禄年間(1592~96)の建立といわれています。
大阪市域は、上町台地が浄土教の日想観の聖地とされていたこともあり、阿弥陀如来に対する信仰とかかわりが深い土地柄です。近年の調査の成果で、阿弥陀像の古仏が相応の数、市域に伝来している事が解りました。その中には寺町の造営よりさかのぼる、平安~室町時代に造立がさかのぼる作例も多く含まれています。
大應寺の木造阿弥陀如来坐像は、制作年代が15世紀後半から16世紀にさかのぼると考えられています。像高は約1メートルの、来迎印を結ぶ坐像で、大阪市域に伝来する優れた中世彫刻のひとつです。
この像は、通常非公開であり、このようなかたちでの公開は、はじめての機会となります。

主な公開予定の文化財
【木造阿弥陀如来坐像】

特別公開の会場・期間について

【公開会場】
天王寺区餌差町3-15 宗教法人大應寺
大阪メトロ 谷町線 谷町9丁目駅・近鉄電車 上本町駅
11番出口から北東に徒歩15分
※会場の関係上、スロープ等はなく、堂内へは階段等による昇降となります。

【公開期間】
2025年6月7日(土曜日) ~ 6月8日(日曜日)

【開場時間】
午後1時~ 午後4時(入場は午後3時30分まで)
事前の申し込み等は不要です。
ただし、観覧者の人数によって、入場をお待ちいただく場合がございます。

【観覧料】
資料代1 0 0 円 ※ 学生は無料(大学生・専門学校生含む)

【主催】
大阪市教育委員会・大阪密教美術保存会

【共催】
朝日新聞社

【問い合わせ先】
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このページの作成者・問合せ先
大阪市教育委員会事務局総務部文化財保護課
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)
電話: 06-6208-9169 ファックス: 06-6201-5759