絹本著色愛染明王画像　1幅

けんぽんちゃくしょくあいぜんみょうおうがぞう

有形文化財／美術工芸品／絵画

宗教法人　正祐寺（しょうゆうじ）

大阪市天王寺区上本町7－4－12

　正祐寺は、天王寺区上本町に寺地を構える真言宗の寺院であり、生玉宮の神宮寺である生玉宮寺（いくたまぐうじ）の新蔵院と、観音院の法灯を継ぐ。生玉宮寺由来とみられるこの画像は、赤い肉身で忿怒相を呈し、一面三目六臂の明王の姿を正面から描く。添状から延宝6年（1678）に修復を行ったことが判明する。制作年代は、15世紀中頃にさかのぼるとみられる。　市域に伝来する貴重な中世仏画の一例である。

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