食中毒予防について
2023年7月1日
ページ番号:239674

テイクアウト食品を購入する場合は
テイクアウト食品は、店内で食べる場合に比べて、調理してから食べるまでの時間が長くなりやすく、食中毒菌が増えやすくなるため、食中毒のリスクが高くなります。テイクアウト食品を購入する場合は食品の取り扱いに注意しましょう。
- 【健康局ホームページ】テイクアウトやデリバリーを利用する方へ
テイクアウトやデリバリーを利用する方が注意する点について記載しています。

食中毒とは
食中毒とは、微生物や有毒・有害物質の付着している食物を食べて、主に急性の胃腸炎を起こす病気で、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等の症状があります。原因となる食品は、腐敗と違い、味にも臭いにも変化がなく、食べても異常に気づかないのが特徴です。
家庭でも発生している食中毒を未然に防止するため、次の食中毒予防三原則を守りましょう。


食中毒予防の三原則 「つけない」「ふやさない」「やっつける」

つけない
- 食中毒の原因となる細菌やウイルスを食品につけないように、手洗いを励行しましょう。
- 生肉や魚を調理した包丁やまな板は十分に洗浄・消毒してから次の工程に進みましょう。
- 【YouTube】ノロウイルス等の食中毒防止のための適切な手洗い【厚生労働省】
厚生労働省が作成し、YouTubeで公開している手洗いに関する約10分の動画。

ふやさない
- 食品の温度管理がよくないと時間の経過とともに食中毒菌が増殖します。
- 調理後はすぐに食べましょう。長時間の放置は禁物です。
- 保存する場合はすみやかに冷まして冷蔵庫で保管しましょう。

やっつける
- 食中毒菌は十分な加熱で死滅します。
- 食品の中心部が75℃で1分間以上加熱しましょう。
- ノロウイルスに汚染されたおそれのある食品の場合は食品の中心部が85~90℃で90秒間以上加熱しましょう。
- 【健康局】食中毒予防の三原則と家庭でできる食中毒予防
健康局のホームページにも詳しく紹介されています。

特に注意したい食中毒
近年、日本全国で多く発生している食中毒は「カンピロバクター属菌」、「ノロウイルス」、「アニサキス」によるものです。カンピロバクター食中毒、アニサキス食中毒は季節によらず、ノロウイルス食中毒は冬場から春先にかけて多く発生します。

カンピロバクター食中毒
- カンピロバクターは、鶏、豚、牛、猫、鳩などの腸管内に存在しますが、特に鶏の保菌率が高いといわれており、市販の鶏肉にもカンピロバクターが高い割合で付いています。
- カンピロバクターは少量でも付いていれば食中毒を引き起こすため、鶏肉を生や加熱不十分な状態で食べると食中毒になることがあります。また新鮮な鶏肉ほどカンピロバクターが生き残っており、「新鮮だから生でも安全」は誤解です。
- 鶏肉を食べるときは中心部まで十分に加熱しましょう。

ノロウイルス食中毒
- ノロウイルスに汚染された食品(カキなどの二枚貝)を食べたり、体調不良者が調理した料理を食べてノロウイルス食中毒になることがあります。
- 調理前には十分手洗いし、食品は中心部まで加熱しましょう。二枚貝などノロウイルス汚染のおそれのある食品は、中心部が85~90℃で90秒間以上の加熱が必要です。
- ノロウイルスはアルコール消毒が効きません。薬剤を使って消毒する場合は、次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素消毒液を使用しましょう。
- ノロウイルスは冬場に活性化しますので、地域での餅つき大会等の際には十分に予防してください。

アニサキス食中毒
- アニサキスは、魚介類などに寄生する寄生虫で、アニサキスが寄生した魚介類を生や生に近い状態で食べた場合、まれにアニサキスが胃や腸壁に侵入して、食中毒症状を引き起こすことがあります。
- アニサキスによる食中毒を防ぐためには、食べる前に目で見て「とりのぞく」か、十分に加熱したり、冷凍するなど「やっつける」必要があります。
- アニサキスは食酢やワサビ、にんにく、しょう油などでは死にません!

その他気を付けたい食中毒

有毒植物による食中毒
野生植物には有毒成分を含んでいるものもあり、誤って食べると、嘔吐、下痢、手足のしびれ、呼吸困難などの中毒症状を呈し、場合によっては死亡することもあります。
有毒植物による食中毒の多くは、山菜狩りなどで誤って有毒な野草やキノコを採取したり、観賞用として家庭で栽培していたものを食用と誤解して食べたりすることにより発生しています。
食用と確実に判断できない植物は絶対に食べたり、人にあげたりしないでください。
- 有毒植物による食中毒に注意しましょう
厚生労働省ホームページ
- 有毒植物による食中毒に注意しましょう
大阪市健康局ホームページ
- 毒キノコの食中毒に注意
大阪市健康局ホームページ

有毒魚介類による食中毒
魚介類は食物連鎖によって、ふぐ毒、パリトキシン様毒、シガテラ毒、貝毒などを持っていることがあり、大阪湾でも毒を持つ魚介類が確認されています。
ふぐ毒、パリトキシン様毒、シガテラ毒、貝毒などは、加熱調理をしても毒性は失われません。
そのため、種類のわからない魚、見慣れない魚、食経験のない魚は、釣れても絶対に食べない!他人へ譲らない! ようにしてください。
- 大阪湾岸に自生するムラサキイガイに気をつけましょう!
大阪市健康局作成のムラサキイガイによる食中毒予防のページ
- ふぐの素人調理は危険です!
大阪市健康局作成のふぐによる食中毒予防のページ
- 自然毒のリスクプロファイル
厚生労働省の有毒魚介類や有毒植物に関するホームページ

食中毒注意報
大阪市では、7月1日から9月30日までの間、食中毒が発生しやすい条件になる日に「食中毒注意報」を発令し、発令した日に保健福祉センター分館で「食中毒注意報発令中」の掲示を行います。
また、テレホンサービスでテープ案内による情報提供を24時間行いますので、ご利用ください。(電話番号:06-6208-0963)
また、大阪市食品安全情報発信Twitterアカウント【大阪市食品安全ニュース】でも注意報の発令状況を発信しております。
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