港湾局所管用地(もとテレポート用地)の土壌汚染状況調査結果について
2020年10月1日
ページ番号:289258
大阪市では、次の市有地において、土壌汚染の有無を把握する目的で土壌調査を実施しましたので、その調査結果を公表します。
調査の結果、当該土地の一部において、土壌汚染対策法等で定める基準値を超過している区画があることが確認されましたが、周辺の方々の健康に影響を及ぼす可能性はないものと考えております。
もとテレポート用地
1 調査場所
(1)所在地(地番):大阪市住之江区南港北2丁目57番内
(2)敷地面積:約29,000平方メートル(48,107平方メートルの一部)
(3)使用形態:平成18年4月まで衛星に電波を発信(受信も行う)するパラボラアンテナ(衛星通信地球局)等の通信施設を収容する共同使用施設用地(大阪テレポート事業用地)として使用
2 調査期間
平成20年9月26日~平成22年1月29日
3 調査対象物質及び調査方法
旧テレポート事業のため整備した築堤(盛土)を夢洲に建設発生土として処分するため「臨海部埋立地への建設発生土(陸上残土)受入基準等」に基づいて以下の項目を調査しました。
(1)第1種特定有害物質〔揮発性有機化合物(溶出量調査)〕
四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ベンゼン
(2)第2種特定有害物質〔重金属等(含有量調査・溶出量調査)〕
カドミウム及びその化合物、六価クロム化合物、シアン化合物、水銀及びその化合物、セレン及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物、ふっ素及びその化合物、ほう素及びその化合物、アルキル水銀(溶出量調査のみ)
(3)第3種特定有害物質〔農薬等・PCB(溶出量調査)〕
有機燐化合物、チラウム、シマジン、チオベンカルブ、PCB
(4)ダイオキシン(含有量調査)
(5)海洋汚染防止法関連
1)含有量調査
有機塩素化合物
2)溶出量調査
銅又はその化合物、亜鉛又はその化合物、ベリリウム又はその化合物、クロム又はその化合物、ニッケル又はその化合物、バナジウム又はその化合物、ダイオキシン類
(6)その他
油分、臭気
(7)物理性状
土質、含水比
4 調査結果
(1)第1種特定有害物質〔揮発性有機化合物(溶出量調査)〕
基準値を超過した物質はありませんでした。
(2)第2種特定有害物質〔重金属等(含有量調査・溶出量調査)〕
含有量調査において基準値を超過した物質はありませんでした。
溶出量調査において基準値を超過した物質は次のとおりです。
物質 | 基準値を超過した調査箇所 | 受入基準値 | 最高値 | 基準値比 |
---|---|---|---|---|
砒素及びその化合物 | 4箇所 | 0.01ミリグラムパーリットル | 0.021ミリグラムパーリットル | 2.1 |
ふっ素及びその化合物 | 4箇所 | 0.8ミリグラムパーリットル | 2.4ミリグラムパーリットル | 3.0 |
(3)第3種特定有害物質〔農薬等・PCB(溶出量調査)〕
基準値を超過した物質はありませんでした。
(4)ダイオキシン(含有量調査)
基準値を超過した物質はありませんでした。
(5)海洋汚染防止法関連
基準値を超過した物質はありませんでした。
(6)その他
基準を満たす結果が確認されました。
(7)物理性状
基準を満たす結果が確認されました。
5 汚染原因について
6 周辺の方々への健康の影響について
なお、立ち入り禁止措置として、現在周囲をフェンス等で囲ったうえ立入禁止の看板を設置しております。
7 対策について
位置図、調査結果
- 【図1】 調査位置図(PDF形式, 377.94KB)
住之江区南港北2丁目57番内
- 【図-2】 土壌調査結果(PDF形式, 576.66KB)
調査対象地、調査区域の図示及び調査物質の明示
- 【表-1】及び【表-2】調査結果(PDF形式, 36.75KB)
表層土壌調査結果
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参考
- 土壌含有量基準とは
土壌含有量基準とは、「1日当たり大人100ミリグラム、子ども200ミリグラムの土壌を一生涯にわたって摂取し続けても健康被害が現れない濃度」に設定されています。 - 土壌溶出量基準とは
土壌溶出量基準とは、「土壌に含まれる有害物質が地下水に溶出し、その地下水を1日2リットル、一生涯にわたって飲み続けても健康影響が表れない濃度」に設定されています。
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大阪港湾局 営業推進室 開発調整課
電話:06-6615-7776 ファックス:06-6615-7789
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