広聴担当業務

　大阪市では、情報公開を軸とする透明性の高い公正な市政運営の推進、及び市民の市政への参加を推進するため、情報公開・広報・広聴などの市政の情報に関する機能を相互に連携させ、「市民の声」など各種広聴ツールによって市民から収集した情報を分析し、本市施策等に的確に反映するとともに、各種の広報ツールを通じて市民に情報発信するという情報サイクルを確立しています。

　インターネット・電話・来訪等により市民から寄せられる市政に対するご意見・ご要望・苦情等の「市民の声」については、市民の声データベースを活用し、関係する所属と連携を図り、迅速かつ的確な対応を行うとともに、市民ニーズの分析等を通じ、本市の施策や事務・事業への的確な反映に取り組んでいます。また、市民の市政参加を促進することにより、市民本位の開かれた市政を実現するため、「オープン市役所」の取組みのひとつとして、平成24年10月1日受付分の「市民の声」から、お寄せいただいたご意見等の要旨と、本市の考え方をホームページで原則、全件（公表を希望されない場合などを除く）公表する「市民の声の見える化」を実施しています。令和2年4月1日からは、スマートフォン等のカメラ機能とGPS機能を利用し、市民から道路や公園等の不具合箇所を教えていただく仕組み「道路や公園等の不具合箇所・画像送信フォーム（愛称：おしえ太郎）」を運用開始しています。

　各種団体から提出された市政に対する要望等については、「団体との協議等のもち方に関する指針」を定め、より一層の透明性の確保を図るとともに、円滑で効果的な協議や意見交換を行っています。

　さらに、要望等記録制度や、パブリック・コメント手続きの推進等、様々な広聴活動を通じて、市民と市政をつなぐとともに説明責任を果たすよう努めています。

　「大阪市総合コールセンター（愛称：なにわコール）」を開設し、本市の様々な制度や手続き、文化・スポーツ施設情報、イベント情報等に関する市民からの問合せに年中無休で対応するとともに、インターネット上でよくある質問と回答（FAQ）を公開し、市政情報を提供しています。

　また「市役所・区役所代表電話」や、市民の声をお伺いする「広聴電話」の応対業務を行うなど、市民サービスの向上に努めています。

　ほかにも、市役所へ来庁する市民が気軽に利用できる窓口として、本庁舎1階正面玄関及び南玄関に案内所を設け、親切・正確・迅速な「庁内案内」を行っています。