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教育委員会の子ども達に対する姿勢について

2023年6月30日

ページ番号:601630

市民の声

 大阪市立小中学校に通う児童、生徒の防寒着(コート)の着用について、複数の市民の声が寄せられてました。内容はいずれも、真冬においてもコート着用を許可しない校則に対して納得がいかない理由を述べ、子どもが健康、安全に学校に通えるような改善策を求める親としての要望です。そしてこの問題は我が子だけの問題ではないという思いから、「大阪市内全区の問題として考えて頂きたい」と訴えています。推測にはなりますが、学校に要望しても「校則だから」と相手にされなかったのかもしれませんし、どこに要望を伝えたら良いのか分からないから、学校を管理、監督、指導する大阪市の「市民の声」を利用したと思います。
 しかし、教育委員会の回答は、「校則は各校長により制定されるものだから教育委員会に要望されても個々の内容は取り扱わない。校則については『こちらからは要望しないけど、色んな意見が出ているらしいのでちゃんと対応して下さいね』というような通知はバラ舞いて、やることはやってるつもり。学校がその通知を読んでるか、対応しているかは学校の判断なので、教育委員会は確認はしないし実態も知らない。市から対応するつもりもなく、そんなところまで関与しないから自分達が問われることはない。要望なら学校に言え」という姿勢の回答。
 教育委員会には子ども達の健康や安全を守ろうとする姿勢が全く見えませんし、他の市民の声に対する回答を読んでも、市民の要望があっても否定するばかりで取り上げることはなく、抽象的な長いタイトルの改革らしきものを掲げたり、文書を配布するだけで実行したつもりになっているだけで、教育現場、子ども達や保護者に寄り添う具体的な対応をしているようには見えません。
 「大阪市では、市民のみなさまから市政に対するいろいろな声をいただき、本市施策へ反映させ、みなさまに信頼される区政・市政の実現をめざす」とホームページにありますが、この問題に限らず、市民が声を寄せても門前払いのごとくの表現で、「大阪市は、どんなに寒くとも子ども達の健康、安全までは考えていないので、防寒着の着用不許可の校則がある学校があっても大阪市内全区の問題として考える意志はない」という大阪市の考え方を広く市民と共有しても、市民の理解は深められないと思います。教育委員会の職員が市民(子ども達)に向いて働かないなら、保護者はどこに相談、訴えれば良いのですか?裁判所ですか?
 「市民の声の見える化」はお寄せいただいたご意見等とそれに対する本市の考え方を、広く市民のみなさまと情報共有することにより、市政に対する理解・関心を深めていただくため、ホームページにおいて「市民の声」を原則全件(非公表とするものを除く)公表しているものです、と書かれてあることから、市民の市政(教育)に対する関心を深めるため、この寄せた意見と市の回答を正確に紹介することで、市民と情報を共有して信頼される市政の実現をめざして下さい。

市の考え方

 教育委員会といたしましては、今後も各学校に対して、防寒具の着用等、生徒の服装を含む学校のきまりについて、生徒の体調や安全管理に十分配慮し、学校の実情に応じて、通知の趣旨に則った運用がされるよう、引き続き指導してまいります。

担当部署(電話番号)

教育委員会事務局 指導部 初等・中学校教育担当(初等・中学校教育担当グループ)
(電話番号:06-6208-9186)

対応の種別

説明

受付日

2023年4月11日

回答日

2023年4月25日

公表日

2023年6月30日

注意事項

本ページの内容は、受付日現在(市の考え方のあるものは回答日現在)の内容であり、現在の内容と異なる場合があります。
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